日本調剤での薬剤師の働き方、福利厚生は?転職コンサルタントが解説!
日本調剤グループは、調剤薬局事業、Eコマース(オンラインストア)事業、医薬品製造販売事業などを展開する大手チェーンです。関東圏を中心に700店舗の調剤薬局を運営。「調剤薬局売上ランキング2021年版」では2位に位置していますが、一店舗あたりの調剤報酬額は1位※で、多くの患者さんに選ばれる薬局を全国47都道府県に展開しています。
この記事では、日本調剤の経営理念や事業の特徴、現場の薬剤師の働き方について解説。 日本調剤に精通した転職コンサルタントが教える注目ポイントや、実際に日本調剤で勤務経験のある薬剤師のクチコミもご紹介します。
※株式会社ドラッグマガジングループ発行 Drug Magazine8月号掲載
ドラッグストア調剤チェーン総合 店舗数ランキング・調剤報酬額ランキングより集計
日本調剤の経営理念
日本調剤は「真の医薬分業の実現」を追求し、患者さん、そのご家族、地域にとって必要とされる存在になり、日本の医療に、そして社会に貢献することを理念としています。
そのため、高度薬学管理や在宅医療、患者さんの健康管理、ジェネリック医薬品の普及など薬局・薬剤師に求められている役割を果たし、社会から必要とされ国民からも支持されるような薬局運営を進めています。
- コンサルタントポイント
- 日本調剤の特徴のひとつが、3年ごとの中期経営計画を立てず、10年単位の長期ビジョンを経営の指針としていること。めまぐるしく変化する医療業界の波に乗り遅れないよう、環境が大きく変化するたびに計画を修正・変更するのではなく、道中に変化があることを前提とした経営計画を立てているのです。これが、行政が求める薬局・薬剤師像に沿った体制の整備を柔軟かつスピーディーに進められる一因になっています。
日本調剤の企業情報
- 社名:日本調剤株式会社
- 創立:1980年3月
- 本社所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー37階
- URL:https://www.nicho.co.jp/corporate/
- 売上高:2,789億円 (2021年3月期)
- 店舗数:直営店舗695件(2022年2月時点)
- 従業員数:6,004名 うち薬剤師3,932名(2022年1月時点)
日本調剤の事業内容
調剤薬局事業
調剤薬局事業は日本調剤の売上高の約8割を占めている主力事業です。
日本調剤の出店戦略は、改正薬機法における「専門医療機関連携薬局」を担えるような高度医療に対応する病院門前型の薬局が中心です。しかし近年は、面薬局の機能を併せもつ医療モール型薬局である「ハイブリッド型薬局」の展開にも注力。同じく改正薬機法における「地域連携薬局」に対応すべく、首都圏を中心に展開を進めています。
また、日本調剤は在宅医療を推進している点も特徴的。在宅医療の実施店舗割合は、驚異の94%(2021年6月時点)。在宅医療のプロフェッショナルチームである在宅医療部の設置や、無菌調剤ができる店舗も33店舗展開するなど、業界を牽引する存在です。
- コンサルタントポイント
- 日本調剤といえば「総合病院門前」「高度薬学管理機能」というイメージをもっている人もいるかもしれません。その一方で、健康相談や自身の健康度測定ができる「健康チェックステーション」を全国75店舗に設置するなど、地域密着型の薬局運営にも力を入れています。
また、唯一、健康サポート薬局の研修実施機関に認定されている調剤薬局企業でもあります。
病院向け薬剤師派遣事業
日本調剤は、2018年7月に「産休・育休代替薬剤師派遣サービス」を開始しました。
派遣薬剤師の病院勤務は原則派遣労働法で禁止されていますが、病院に雇用されている薬剤師の産休・育休期間の代わりを務める場合は、例外的に派遣勤務が認められ、病院の常勤薬剤師として病院内のすべての薬剤師業務をおこなうことができます。
同事業では、日本調剤の正社員である薬剤師を派遣する「常用型派遣」として提供しているため、産育休の延長などがあった際も契約期間は柔軟に対応します。
派遣される薬剤師にとっても、日本調剤の正社員であり続けるため、派遣終了後の就業先の不安なく働くことができます。
- コンサルタントポイント
- 一般的に、病院薬剤師の年収は調剤薬局薬剤師よりも低い傾向があります。しかし、同事業で派遣される薬剤師は日本調剤の正社員として派遣されるため、年収は日本調剤の基準で支給されます。待遇の心配なく、病棟業務や注射剤製剤など、病院勤務ならではの経験が積める点が魅力です。
その他の事業
保険販売代理店事業
医薬品情報提供ウェブサービス事業
Eコマース(オンラインストア)事業
医薬品製造販売業
医療従事者派遣・紹介事業
情報提供・コンサルティング事業
日本調剤での働き方
ここからは、日本調剤の募集要項や資料で公開されている情報をもとに特徴を掘りさげていきましょう。
日本調剤雇用条件 ※2021年1月度実績 | |
雇用形態 | 正社員(全国勤務コース、自宅通勤コース) |
給与・手当 | 新卒初任給25万~31万円 賞与:年2回(7月・12月) ※平均年収非公開 資格手当、地域手当、住宅手当、家族手当、時間外手当、管理薬剤師手当、管理職手当、外部認定専門薬剤師手当、社内認定資格手当(薬剤師ステージ制度“JP-STAR”)など |
勤務時間 | 1日平均8時間(週40時間のシフト勤務) |
休日・休暇 | 年間休日121日(週休2日制) 年次有給休暇(初年度10日)、夏季休暇、慶弔休暇(忌引、結婚休暇等)、産前産後休業、育児休業、介護休業、介護休暇、看護休暇、裁判員休暇 |
福利厚生 (子育て支援) |
産前産後・育児休業中のフォロー資料提供、育児短時間勤務制度、マタニティ用白衣貸与、子の看護休暇 など |
福利厚生 (子育て支援以外) |
従業員持株会、退職金制度(確定拠出年金+インセンティブ退職金)、財形貯蓄、社内預金、団体定期保険、定期健康診断、薬品使用料支給制度、OTC社員割引制度、慶弔見舞金、インフルエンザ予防接種補助、長期収入ガード(GLTD)、ゴールドカード入会優待、保養施設、福利厚生倶楽部、会員制リゾート施設、白衣貸与、接遇(CS)表彰制度 など |
教育研修制度 | 知識教育、オペレーション教育 |
日本調剤の正社員勤務コース
日本調剤の正社員は、全国転勤がある「全国勤務コース」か、異動範囲が限定される「自宅通勤コース」を選択できます。
なお、自宅通勤コースの場合、原則として転居を伴う異動はありません。地域に根差した薬剤師として活躍したい方に安心の勤務コースです。
※この表はスクロールしてご覧ください。
雇用形態 | 区分 | 転勤範囲 | 給与形態 | 社宅 |
正社員 | 全国勤務コース | 日本全国の各薬局、本社、各支店 | 月給制 賞与(年2回) |
借上社宅 会社負担80% 別途自己負担額と同額の手当支給(上限40,000円) |
自宅通勤コース | 本拠地から通勤可能なエリア内の各薬局、本社、各支店 | 月給制 賞与(年2回) |
なし (中途採用の場合) |
- コンサルタントポイント
- 日本調剤は、配偶者の住居から通勤可能な範囲内で勤務する「配偶者コース」も設けています。これは、社内外を問わず配偶者に転勤があった場合に、配偶者の赴任先から通える範囲内の店舗に異動ができる制度です。全47都道府県全県に店舗をもつ日本調剤ならではの、社員が長く働き続けられる取り組みのひとつです。なお、希望エリアに受け入れ可能な店舗がないなど、タイミングによっては対応できないケースもあります。またライフイベントを重ねるうえでは雇用形態変更し、正社員雇用から契約社員雇用やパート雇用として勤務することなども可能です。
日本調剤の給与・手当
日本調剤で働く社員の年収は、537万円 ※1。
業界のなかでは平均的な水準です。
日本調剤の給与で特筆すべきは、賞与の高さです。2021年度実績では、夏・冬合わせて平均141.5万円と業界でも屈指の水準です。
また、日本調剤は自己研鑽を積む薬剤師を評価する制度を整えており、その最たるものが「外部認定専門薬剤師手当」です。これは、外来がん治療専門薬剤師など、日本調剤が認めた外部認定資格を取得した場合、月額5万円の手当が支給されます。つまり、年収換算すると60万円のアップが叶います。
◎外部認定専門薬剤師手当の対象となる資格(2020年6月時点)
・外来がん治療専門薬剤師
・緩和薬物療法認定薬剤師
・腎臓病薬物療法専門(認定)薬剤師
・栄養サポートチーム専門療法士
・糖尿病薬物療法認定薬剤師
・がん専門薬剤師
・HIV感染症薬物療法認定薬剤師
※1:有価証券報告書(2021年3月期より)
- コンサルタントポイント
- 給与を考えるうえで気になる、「残業時間」と「残業代」。日本調剤では、1ヶ月当たり平均約20時間の残業があり、1分単位で時間外手当が支給されます。一見、残業時間が長いように見受けられますが、これは勤務時間の取り扱い方に特徴があるからです。日本調剤では、他の企業では勤務時間から除外されがちな、「着替え・清掃・朝礼」などの準備時間や、会社が命じた研修時間は、すべて勤務時間に含まれます。
グレーゾーンをつくらず、勤務時間と認める企業の姿勢が、現場の薬剤師から評価されています。
日本調剤の休日・休暇
日本調剤の年間休日は121日(2021年度)。週休2日制勤務であり、年次有給休暇は、勤続年数に応じて10日~20日付与されます。調剤薬局業界では、平均的な休日・休暇制度であり、満足できるレベルでしょう。
日本調剤の福利厚生
日本調剤は、GLTD(団体長期障害所得補償保険)に加入しており、社員が病気やケガで、長期間仕事ができない場合でも、収入が補償されます。一般的に健康保険傷病手当金は18ヶ月間ですが、日本調剤では最長満60歳まで補償を受けられます。
また、薬品使用料支給制度があり、日本調剤で調剤された医療用医薬品の本人負担金額が、健康保険上の被扶養者の分も含めて全額支給されます。また、OTC医薬品やコスメ、衛生用品なども社割で20~50%オフで購入できます。
日本調剤の女性活躍推進への取り組み
日本調剤は「女性の活躍無く、会社の発展はない」をモットーに、仕事と家庭の両立支援にも力を入れています。時短勤務制度は個人の都合に合わせて30分単位で最大2時間まで勤務時間を調整可能。時短期間中に勤務時間の長さを変更することもできます。
さらに、休職期間中の薬剤師には、自社のトピックや新薬の情報などをまとめた会社月報を毎月送付するなど、ブランク中も定期的に情報を提供し、復職しやすい体制をつくっています。
大手というだけあり、福利厚生は調剤薬局でもトップ!!
育児休業も驚く事にほぼ100%取得できますよ。
正社員はもちろん、パートの方も条件が満たされれば積極的に産休育休を取得していました
産休・育休制度は、大手であるのでしっかり確保されています。
また復帰した後、子供が小学校に上がるまで正社員のまま時短勤務制度がありますので家事と育児の両立はしやすいと思います。
- コンサルタントポイント
- 日本調剤は、全社員に占める女性比率が74.1%、女性店舗責任者235名(2022年1月時点)と女性が働きやすい環境づくりや、男女の区別なく活躍機会を創出する継続的な取り組みをおこなっています。その結果、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づく優良企業として認定され、2018年に「えるぼし認定」の3段階目を取得しました。女性がライフイベントを重ねながら長期的に活躍できる環境が整っていると言えます。
日本調剤の教育・研修制度
日本調剤の教育・研修は、教育情報部という教育・研修・DI業務専任の薬剤師が所属する部署がおこなっています。豊富なプログラムの中で特に強みとしているのが自社開発したe-ラーニング「15ステップアップ研修」です。15ステップアップ研修は薬学知識・理念教育・店舗管理知識について実践的かつ総合的に学べるプログラムで、5年間に及ぶこの研修を終えると、薬剤師として成長していることが実感できるようです。
研修で学ぶ内容は下記の通り。
薬学知識:病気と薬剤
循環器(高血圧、不整脈、狭心症、心不全 他)、糖尿病、脂質異常症、喘息、COPD、肝機能障害、消化器疾患、かぜ、インフルエンザ、HIV、性感染症、耳鼻科疾患、眼科疾患、骨粗鬆症、皮膚疾患、アレルギー性疾患、小児疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患、神経疾患、悪性腫瘍、血友病 など
薬学知識:その他
緩和ケア、漢方、在宅、適応外、薬歴管理、予防医療、OTC など
理念・法律・制度
薬剤師倫理、医薬分業、関連法規、行政指導 など
店舗管理知識
財務諸表の読み方、賃金と税、人事制度、年金制度、医療保険制度、調剤報酬、レセプト業務、労務管理 など
そのほか、症例解析・服薬指導勉強会、日本調剤グループ学術大会・ロールプレイング大会、病院実務研修など、オフラインでの研修の場も豊富に用意されています。
e-Learning システムがパートでも受講できた。15ステップから体系的に成り立つもので、これをひとつひとつクリアしていくと、自然に知識が身について行くもので、とても良かった。
- コンサルタントポイント
- 日本調剤は外部認定取得へのサポート体制も充実しています。特に「外来がん治療専門薬剤師」と「緩和薬物療法認定薬剤師」については認定取得強化チームを設けています。この強化チームでは認定取得者による試験対策勉強会や教育情報部による単位取得状況、講習会参加状況等の進捗管理、学会参加費や受験費用の会社補助など、さまざまなサポートを実施しています。日本調剤には2022年2月時点で24名の外来がん治療専門薬剤師が在籍しており、薬局業界で突出した在籍数となっています。
日本調剤の転職事例
幅広いスキルアップと充実した資格取得支援が魅力
居住地 | 東京都 |
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前職 | 病院 |
年収(転職後) | 455万円前後 |
転職理由 | 成長できる環境がないことへの焦燥感 |
入社の決め手 | スキルアップできる環境と資格取得へのサポート |
学生時代の実務実習の経験からがん治療に興味を持ち、携われると考えて総合病院で働いていました。
働きながら外来がん治療認定薬剤師(APACC)の取得を目指していましたが、学会の参加を制限されるなど、成長を応援してもらえない環境だと感じることが多々有りました。このままの職場にいては思い描いていた薬剤師になることはできないと思い、自分がなりたい薬剤師像を追求するために転職を考えました。
転職先を探すにあたってコンサルタントさんにお願いしたことは2点、「薬剤師としてスキルアップができる環境」「がん以外の領域も含めた資格取得のサポートがある環境」が整っている職場で有ること。最終的に日本調剤を選んだのは、面接官とお話する中でこの2点が高いレベルで実現できると思ったからです。
実際に入職して、スキルアップについては、在宅医療の分野やマネジメントに対して会社として大いに力を入れており、自身の取り組み次第で早期にチャンスをもらえる環境です。
そしてAPACCの取得に関しても会社全体で取り組んでおり、取得を目指し同じ志を持つ薬剤師仲間がいるので切磋琢磨しながら自分のやりたいことに邁進できると感じています。
自身の成果を適切に評価してくれる環境で働きたい
居住地 | 東京都 |
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前職 | 調剤薬局 |
年収(転職後) | 445万円前後 |
転職理由 | 評価制度への不信感 研修制度が無いことへの不安感 |
入社の決め手 | 明確な評価制度と研修制度が整っていること |
前職では、新卒で調剤薬局に入職しました。年功序列で、評価制度や研修制度が整っていないことが気になっていました。5年目になったタイミングで店長に昇格。ジェネリック率やかかりつけなど設定された店舗目標をすべて達成しましたが、自身より、年長者で目標達成していない他の店舗の店長の方が「賞与」や「階級制度」等では優遇される企業風土でした。また、店長になっても研修などはなく、個人の考え方ややり方でマネジメントが行われていることに強い不安を感じて、転職を決意しました。
エムスリーキャリアに登録して自身の希望を伝え、コンサルタントさんに勧められたのが日本調剤でした。実は新卒の就職活動時から、日本調剤には「成果に対して適切な評価をしてくれる環境」、「患者様のため、医療機関のため、自分が頑張ったことを評価してくれる環境」があると感じていました。色々な企業とやり取りをして内情を知っているコンサルタントさんから勧めてもらったことで、日本調剤で働きたい気持ちが強くなりました。
実際に働いて、評価制度で明確で研修制度が整っていることを実感し、自分のキャリア史上、一番やりがいをもって働けています。
日本調剤の特徴まとめ
- 総合病院門前の出店が多く、高度薬学管理機能を担う店舗が多い
- 外来がん治療専門薬剤師などの外部認定取得へのサポート体制が充実
- 健康サポート薬局の推進にも積極的
- 社外保育施設との提携や、休職期間中のフォローなどママ薬剤師が働きやすい環境
- 自社開発のe-ラーニングシステムによる、充実した教育制度
日本調剤は、調剤薬局業界のリーディングカンパニーのひとつであり、国がこれからの薬局・薬剤師に求めている役割を察知・理解し、体制を整える対応の速さは業界でも屈指です。日本調剤で自己研さんを積みキャリアアップをしていけば、自然と薬剤師としての市場価値を高めていくことができるでしょう。
また、配偶者に合わせた店舗異動など大手企業だからこそできる、ライフスタイル・ライフステージに合わせた働き方があります。
時短勤務制度や復職フォローも充実しており、子育てと仕事を両立したいママ薬剤師にも安心の職場です。
日本調剤での働き方に興味をもった方は、ぜひ一度コンサルタントにご相談ください。
< 参考資料 >
日本調剤採用情報
日本調剤決算短信
日本調剤決算説明会資料
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