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業種別にみる薬剤師の平均年収

同じ薬剤師でも業種や職場によって待遇が違うのは当然のことですが、自分の年収が他の人と比べて高いのか低いのか、気になりますよね。そこで今回は、独自に調査した【調剤薬局】【病院】【ドラッグストア(調剤薬局併設を含む)】【企業】に勤める薬剤師の平均年収をまとめてご紹介します。

『薬キャリ 職場ナビ』では、[1]5大都市を有する都道府県(北海道・東京・大阪・愛知・福岡)と、[2]その他エリアに分けて調査を実施。その結果、地域差については既にご存知の通り、いずれの業種においても「地方部の方が都市部よりも年収が高い」という事実が浮き彫りになりました。

では、さっそく各業種の具体的な数字を確認していきましょう。ご自身の年収の目安や、転職先を探す際の参考にしてみてください。

調剤薬局に務める薬剤師の平均年収

薬剤師の王道!「年収」「仕事のやりがい」ともに高い満足度

都市部エリア

507.1万円

その他エリア

522.1万円

※2017年7月時点、薬キャリに掲載中の薬キャリエージェント求人より算出

薬剤師の勤務先としてもっとも多いと言われる調剤薬局。他の業種に比べて勤務時間が規則的で残業が発生しにくいと言われており、収入と労働のバランスが比較的良いです。
仕事内容は、調剤・服薬指導・薬歴管理など、薬剤師の基本的な業務です。ただし、病院前の門前薬局や街中にある面薬局など、立地によって営業時間や関わる科目の種類などが変わります。更に在宅業務やかかりつけ薬剤師業務など調剤薬局の事業方針によっても、仕事内容が異なるケースもあります。
トータルで判断した際の働きやすさから、子育て中のママ薬剤師やブランクのある主婦などからは就労先として根強い人気を誇るのが調剤薬局です。

ここで調剤薬局に勤務経験のある薬剤師から寄せられたクチコミをご紹介します。

クチコミ項目 “ワークライフバランス”

9:00~17:30の勤務で、残業もレセプトの時だけでほとんどなかったので、だいたい6時過ぎぐらいには家に帰れていた。

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クチコミ項目 “仕事のやりがい”

多くの患者さんと接することができて、患者さんのお悩みを解決できたり、それによって頼ってもらったりすることは本当にうれしいです。

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クチコミ項目 “仕事のやりがい”

対応した患者さんが相談したり質問してくださり、お話しするうちに 不安だったけど前向きな気持ちになれた、と笑顔になってくれた時。

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日本調剤株式会社
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ドラッグストアに務める薬剤師の平均年収

勤務薬剤師として高年収を狙うならドラッグストアが近道!?

都市部エリア

542.2万円

その他エリア

556.3万円

※2017年7月時点、薬キャリに掲載中の薬キャリエージェント求人より算出

ドラッグストア勤務の薬剤師の場合、仕事の内容は調剤や服薬指導等の薬剤師業務だけではありません。サプリメントや化粧品・食品など取り扱う商品の種類も、他の業種と比べて多種多様です。そうした環境の中で商品の案内やレジ打ちなどの接客業務も求められ、様々なお客さんと直接接する機会が多いのが特徴です。ドラッグストアに勤める薬剤師の中には、お客さんとのコミュニケーションの中でニーズに沿った柔軟な対応ができることにやりがいを感じる方が多くいます。
一方、一般的にドラッグストアは営業時間が10:00から22:00などと長いため、他業種に比べて薬剤師の労働時間も長くなりがちです。土日勤務も含めたシフト勤務になるため労働時間は不規則になりやすく、店舗によっては深夜勤務が発生するケースもあります。
業務内容の幅広さや勤務時間の長さにより、他業種に比べて平均年収も高くなっています。

ここでドラッグストアに勤務経験のある薬剤師から寄せられたクチコミをご紹介します。

クチコミ項目 “在籍スタッフの雰囲気、職場の風通し”

それぞれの役割を決められた時間でこなしていくスタイルが良かったです。品出し、レジ、広告作り等色々な経験ができました。

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クチコミ項目 “仕事のやりがい”

一般用医薬品を始め様々な商品を取り扱うので幅広い知識が要求されまずが、お客さんのニーズにあった情報提供をすることや求めに対して提案していくなどやりがいのある職場です。

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クチコミ項目 “ワークライフバランス”

忙しさはありましたが、活気もあり、保険医療とは違う勉強も出来ました。

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株式会社スギ薬局
ウエルシア薬局株式会社
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病院に務める薬剤師の平均年収

薬剤師としての成長や、やりがいを感じられる病院勤務

都市部エリア

467.2万円

その他エリア

490.8万円

※2017年7月時点、薬キャリに掲載中の薬キャリエージェント求人より算出

全業種の中で、もっとも平均年収が低いのが病院です。
しかし、「臨床の現場で医療に関わる為、専門性の高い知識が得られる」「チーム医療に携わり、医師や看護師と直接やりとりをしながら、患者さんの回復を間近で見ることができる」といったやりがいの大きさや薬剤師としてのキャリアアップの面から、病院勤務を目指す薬剤師は多くいます。調剤薬局では取り扱いのないような医薬品を取り扱うこともでき、他の業種に比べ幅広い知識や経験を得ることができると、新卒の薬剤師からも高い人気を誇ります。より薬剤師としての介在価値を感じやすい職場といえます。一方で、勤務時間については当直があるなど長時間労働になるケースも多くあります。

ここで病院に勤務経験のある薬剤師から寄せられたクチコミをご紹介します。

クチコミ項目 “スキルアップ/キャリア開発/教育体制”

幅広い知識を得ることが出来る。救急外来の常駐や抗がん剤の調整なども行っており、知識や経験を得るには最適。

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クチコミ項目 “仕事のやりがい”

看護師やリハビリ科の方など、他の職種の方と知識の交換ができ、勉強になった。

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クチコミ項目 “仕事のやりがい”

昔の病院薬剤師像とはかけ離れており、調剤業務や病棟業務だけでなく往診の同行や訪問薬剤指導などもでき幅広く活動できます。

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企業(製薬会社・医薬品卸・治験関連)に務める薬剤師の平均年収

薬の知識を活かして一般企業で活躍

都市部エリア

504.8万円

その他エリア

532万円

※2017年7月時点、薬キャリに掲載中の薬キャリエージェント求人より算出

薬剤師が企業で働く場合の選択肢は、製薬会社のMRをはじめ、医薬品卸の管理薬剤師、治験コーディネーター(CRC)などがあります。一口に企業で働くと言っても、どういった職種・仕事内容を選ぶかによって、年収は大きく変わってきます。
例えばMRは医師に対して医薬品を売り込む、いわば営業職。業績に直結する給与体系になっており、売上が伸びるほど年収もどんどん上がっていく成果主義の世界です。特に外資系企業では1,000万円プレイヤーも珍しくはありません。
治験コーディネーター(CRC)は、製薬会社が開発した新薬の薬事法上の承認を得るために必要な臨床試験である治験を医療関係者、被験者、製薬会社の間に立ってコーディネートする仕事です。このように薬の知識を活かした、企業での仕事も様々です。薬剤師の資格が必要とされない職種もありますが、薬の知識があることで業務上役立つ事が多数あります。

年収は転職する際の判断基準の1つとして考える

今回の調査によると、薬剤師の就業先業種別の年収は、都市部エリアではドラッグストア>調剤薬局>企業>病院、その他エリアではドラッグストア>企業>調剤薬局>病院という結果になりました。

とはいえ、上記でも分かる通り各業種には年収以外にも業務内容や働き方、仕事のやりがいなど、それぞれ異なる特徴があります。就職先・転職先を選ぶ際には、年収を判断基準の1つとして捉え、自身のやりたいことや将来のキャリアプランに合った職場を総合的に選ぶことが重要になります。

今回紹介した中で興味を持った業種があれば、まずはどんな職場があるのか調べてみてはいかがでしょうか。また各企業の法人ページには実際に勤務経験のある薬剤師からのクチコミが寄せられています。合わせてチェックしてみましょう。

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