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株式会社ウィーズ 竹林代表取締役社長

「人と人のつながり」が明日の医療を創る

「信頼関係を中心とした、人と人とのつながり」を重視。人(薬剤師)が中心の薬局経営。 「薬剤師ってほんとにすごい」と、国民のみなさんから言われたい。

薬価差益が見込めなくなる状況下でも、総合医療サポート企業として調剤事業の影響をリスクヘッジ

――本日は、よろしくお願いします。早速ですが、御社における、今後の市場予測をお聞かせ下さい。

竹林 和人(たけばやし かずと)
株式会社ウィーズ 代表取締役社長

ご存知の通り、診療報酬の改定が2年に一度行われますが、改定内容によっては薬剤師業務への期待度からプラス改定や評価されなくなったマイナス改定があり、また薬価差益が見込めなくなる状況下で調剤薬局経営としては中々厳しくなってきていると考えます。その中で、当社は広く国民の皆様から支持される総合医療サポート企業を目指し、その体制づくりを進めて行かなければならないと考えています。

――2012年に診療報酬の改定が行われ、影響を受けている調剤薬局さんも多く見受けられます。御社のご状況はいかがでしょうか?

当社も調剤報酬の改定で少なからずとも影響を受けている薬局であることは違いありません。今後も調剤報酬の改定の動向を見据えながら、現在調剤報酬で認められている項目には薬剤師に求められる役割を積極的に果たし、患者様からの期待に応えるべくより一層努力していきます。また当社は、調剤の枠を超え、総合医療サポート企業を目指し、調剤薬局事業の他に介護事業や在宅調剤など多角的に医療周辺事業に特化し分化しているので、調剤報酬改定で調剤事業が影響を受けたとしてもリスクヘッジできると考えています。

目指す薬局のイメージは、地域に密着したパパママ薬局。処方箋を持った患者さんも、健康な人も含めた、国民のみなさんが望んでいるもの全てに応えられる薬剤師を育成し、薬剤師の地位を向上

――診療報酬の改定で利益が出にくくなるという、薬局経営をする上では厳しい市場環境ではありますが、そのような中で今後の御社のビジョンをお教えいただいてよろしいでしょうか。

「調剤を核として真に国民から支持される薬局を目指す」。これが当社のビジョンです。ここで言う「薬局」というのは、「調剤も小売業も含めた」という意味合いです。世の中では、ほぼ調剤だけをやっている会社もありますけど、当社は違うんです。地域に密着したパパママ薬局みたいなイメージです。「あの薬屋さんの薬剤師さんに聞けば、OTCのことも、調剤のことも、他の薬局でもらった薬の事も、何でも相談できる」そういう薬剤師さんがいたらいいですよね。国の政策で医薬分業が進む前の薬局というのは、調剤をやりながら、セデスやパブロンみたいなOTCも販売して、同時に洗剤も買ってもらったり、お客さんが病院で出してもらった薬の飲み合わせの相談を受けたりしました。要は、処方箋をもった患者さんだけではなく、健康な人も含めて国民の皆さんが望んでいるもの、全てに応えられるような薬局になって、期待に応えたいということです。

「調剤を核として真に国民から支持される薬局を目指す」というビジョンと合わせて、薬剤師の地位向上も目指しています。一般的な調剤薬局の薬剤師さんというのは、薬局でお薬を間違いなくお渡しできて、その薬の効能とか副作用については詳しい、薬に関してはプロかもしれないけれど、患者さんからは処方箋の薬のことしか聞かれないし、実際は詳しいことは説明出来ない薬剤師さんもいます。だから、今では写真付きのお薬の説明書きがあるんですよ。薬剤情報について十分に説明も出来ないこともありますし、ただの調剤薬局の薬剤師さんになってしまっています。我々は、そうではない薬剤師さんを育成して、薬剤師全体の地位向上を実現したい。自分の職業には誇りをもって欲しいと思いますし。

「信頼関係を中心とした、人と人とのつながり」を重視し、社員同士、お客様とも良好な関係を構築。 社員間、お客様との信頼関係がウィーズの強み

――「パパママ薬局」のような薬局を目指すというのはユニークですが、他社さんとの差別化のポイントはありますか。

当社は、信頼関係を中心とした、人と人とのつながりを第一に考えています。これが最も重要なポイントです。社内では、上司・部下関係なく、全社員が「あの社員は今、こうして欲しいんじゃないかな。困ってるんじゃないかな。」と考え、率先して周りの社員が望むことをしてあげて、お互いの信頼関係が築かれます。例えば、ある店舗の薬剤師のお子さんが突然熱を出して、すぐに帰らなければいけない時に、休みの薬剤師が率先して駆けつけてくれるとかね。こういう信頼関係って嬉しいと思うだろうし、人と人とのつながりの厚さを感じると思います。

この「誰かに何かしてあげたい」という気持ちが、患者様に対しても出るんです。処方箋を持って来られた患者様が、他の薬局でも色々な薬をもらっていてよくわからなくなってしまっていたら、お薬手帳を一緒に整理してあげるとか。とにかく、「患者様やお客様のために何かしてあげられないかな」という気持ちで親身になることで、患者様やお客様に喜ばれて、信頼関係が築かれていくんだと思います。患者様やお客様と信頼関係が築かれることで、「高くてもいいから歯磨き粉でいいのない?」「冷え性にいいものない?」「最近疲れてるんだけど」といった相談をされるようになると良いですね。パパママ薬局ってそうですよね?薬局にふらっといつも来ている、通いなれている患者様やお客様。「あなたを信頼しているから、あなたが勧めてくれる薬ならいいよ!でも、わたしの使っている薬と合うかな?」というように、質問をどんどん展開させていける関係。すごくいい関係ですよね。

「信頼関係を中心とした、人と人のつながり」を重視するウィーズが求める薬剤師人物像とは。 ウィーズが薬剤師に求める3つのポイント

――御社では人を中心とした経営をされているという印象を受けましたが、求める薬剤師人物像を、教えてください。

当社の中で働いてもらう上で重要視していることが3点あります。それは「医療人としての思想」「姿勢」「人柄」です。

1つ目の「医療人としての思想」とは、当社のビジョンである「調剤を核として真に国民から支持される薬局を目指す」に共鳴してもらえるかどうかです。みんなでウィーズという船を漕いでいるわけで、違う方向に漕いでしまう人がいると進まないですよね。みんなで同じビジョンに向かって一緒に船を漕ぎましょう、というイメージです。

2つ目の「姿勢」とは、どんな仕事にも積極的に、失敗を恐れずにチャレンジしていく姿勢があるかどうかです。当社では、チャレンジしたい人には、どんどん仕事を任せていきます。例えば、「在宅やってみたいんです」「新人教育にも興味があって」というような発信が薬剤師からあった際には、「よし、それやってみろ!」と言って任せる風土があります。当社の多くの薬剤師が、調剤以外の業務にチャレンジしています。

3つ目の「人柄」とは、特にこういう人柄が良いと決めているものは無いのですが、一番良いのは「人気者」でしょうね。人気者になれる人、現場から支持される人。総合職の人たちは、店舗にいる専門職の人たちをまとめる役割もあるので、好かれている人気者であれば会社からの指示も現場によく伝わるし、理解も深まります。

――最後に、記事を見ている薬剤師さんの方々へ、メッセージをお願いします。

これから、薬剤師という肩書をもって一生仕事をしていく上で、どういう方向へ向かうかは、その人次第だと思います。ドラッグでOTCに特化したいという人もいるでしょうし、調剤に特化したいという人もいると思います。在宅のプロになりたいという人もいるでしょう。どういう方向でもいいですけれど、とにかく我々は薬剤師として、国民の皆さんの期待に応えたいと強く考えています。「薬剤師ってほんとにすごい!」と、国民の皆さんから言われたい。そう言ってもらえる薬剤師になりたい。この思いに共感してもらえる人であれば、是非話を聞きに来て下さい。