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株式会社ファーコス 薬剤師 中村さん

地域での経験からマネジメント志向へ

ファーコスで働いていく中で生まれる想い。それに応えるファーコスのキャリアパス。

仲間とともに達成する喜び、薬剤師としての理想を求めて

――本日は宜しくお願い致します。はじめに、中村さんがファーコスさんにご入社された経緯についてお教え下さい。

中村 奈緒美(なかむら なおみ)
薬剤師 首都圏事業部 第一ブロック ブロック長

ファーコスに入社する以前、私は製薬会社の管理薬剤師としてMRのサポート業務を担当し、その後は個人薬局で働いていました。製薬会社と個人薬局という、業態も規模も異なる場所での仕事を経て、私には薬剤師として患者さまと関わりあう仕事の方が楽しく、また個人経営の店舗での薬局薬剤師の楽しさも理解した上で、大きな組織のなかでチームワークのもと組織を盛り上げていくことにやりがいを感じると思うようになりました。その思いから規模の大きな保険薬局への転職活動をはじめたころにファーコスを知りました。

ファーコスへの入社を決めた最大の要因は、お恥ずかしいことながら家から最も通勤距離の近い薬局への配属を会社が用意してくれたことだったのですが、もちろん要因はそれだけではありませんでした。ただ処方せんを受け取って薬を提供するだけを役割とするのではなく、薬のことも健康のこともなんでも相談を受け付け地域の健康を総合的にサポートするという、薬局や薬剤師の理想像を会社が持っており、同じく薬剤師である私の目線からその理想像に共感できたのも要因にありました。条件的にも申し分なく、薬剤師としても働きがいがありそうな会社だと思い、入社を決意しました。

入社当初は具体的でなかった自分の将来像を決定づけた経験とは

――中村さんはご入社から13年目とのことですが、入社当初に考えていたキャリアはどのようなものだったのでしょうか。

正直に申し上げますと、私自身が将来的に薬剤師としてこうなりたいというような、個人的な理想像を入社当初には持っていませんでした。ですが間もなく転換点が訪れます。入社して半年後に新規開局店に異動となり、その後薬局長となったのですが、そこでの業務で得た様々な経験を通じて、地域の患者さまと良い関係を築いたファーコスの薬局・薬剤師をもっとたくさん作っていきたいという思いが強くなり、私は次第にマネジメントのキャリアを志向するようになりました。

――中村さんのキャリア観の大きな転換点となった、そこでのお仕事はどのようなものだったのでしょうか。

その薬局は群馬県の御巣鷹山の近くにありました。立地的には文字通り山間部に位置していて、周囲にはほとんどなにもないような、いわゆる田舎の薬局でした。薬局長になって初の担当薬局が、これまで行ったことのない、転居をしなければ通勤も大変なくらい遠くの田舎の薬局ということだったので、最初は不安もありましたが、それ以上に私を含めオープン当時の従業員全員が、自分たちでこの薬局を盛り上げていこうというやる気と一体感を持って仕事に臨んでいたと思います。

薬局の周囲はお話したとおり田舎だったことから、お店はあまりなく、処方せんを応需する以外にも、OTCのご要望も多くありました。近隣で暮らしていらっしゃる患者さまはご高齢の方が多かったので、介護用品に対する需要もあり、また処方せんを持たずにいらっしゃる方も多く、日ごろの健康相談に応じる機会が多くありました。この薬局は、まさしく地域の健康にトータルで携わるコミュニティのような役割も果たしていたように思います。そのような薬局でしたので、私たちが地域の健康を支えているという使命感も強く感じることができました。

私の薬局での業務は通常の薬剤師としての業務の他、新規薬局の薬局長ということで、スタッフの育成や業務のノウハウの蓄積も1からのスタートといった具合でした。自分がリーダーになってみんなを率いて薬局を盛りたてていくという使命と責任のある環境だったと思います。かつて自分が入社するときに共感した、ただ処方せんを受け付けて薬を提供するだけを役割とするのではなく、薬のことも健康のこともなんでも相談を受け、地域の健康を総合的にサポートするという、ファーコスの理想とする薬局や薬剤師の姿に近づいていけるように感じ、非常に忙しいながらも充実した毎日でした。この薬局で私は、薬剤師はただ薬をお渡しするだけの存在ではなく、地域の人からこんなにも頼りにしてもらえるのだと実感しながらお仕事をすることができました。こうした薬局がひとつでも多くあれば、社長の話にもあったように、薬剤師の仕事の幅を広げていくことにもつながっていくと思いますし、薬剤師の専門性や存在価値を社会から知ってもらえる機会を増やせるようにも思いました。このころから、ファーコスの良い薬局を自らの手でたくさん作っていきたいという、先ほどお話した私のキャリアの意識が芽生えていったと思います。

私はその薬局で6年勤めたのち、東京都葛飾区の薬局の薬局長に異動となってさらに6年勤めました。その薬局はファーコスと合併して間もない薬局でしたので、既存の社員の方に対して、ファーコスの理想や働き方を理解してもらうことにはとても苦慮したことを覚えています。その方々が在籍されていたこれまでの会社の良いところは残しつつファーコスの良いところもあわせて、これまで以上に良い薬局にしましょうと呼びかけながら、コミュニケーションの時間をこまめにとってお店の一体感を作ることを特に心がけていました。

今年4月からはブロック長のポジションとなりました。現在はブロック長として、8薬局の薬局長を束ねて各薬局を管理する立場での仕事をしています。薬局長のときとは違い、ブロック長の立場では直接薬局に立って、働き方を率先して見せたり現場の薬剤師を指導したりする機会はほとんどないながらも、薬局長のときと同様に現場に対する指示をしっかりと理解してもらうことが重要と考えております。ですから、薬局長やスタッフとのコミュニケーションの時間は非常に大切にしています。各薬局の従業員が全員でひとつのブロックを運営していくのだという一体感をもちながら、薬剤師としての使命感を共感してくれる仲間に恵まれていることを実感しています。

――山間部の新規薬局や合併後間もない薬局での薬局長のご経験が、入社当初は具体的なキャリア観や将来像をお持ちではなかった中村さんのキャリア観の形成に大きく影響していることがわかりました。そうしたご経験を踏まえつつ、今後の中村さんのキャリアはどのようなものを想定されていらっしゃいますでしょうか。

自分がこれまで得てきたノウハウや経験を、今年からはじめたばかりのブロック長の業務に活かしていきたいと考えています。ブロック長としても目の前の仕事を一生懸命こなしながら得られるものをさらに吸収し、キャリアを進めた先でもそれまでの経験をさらに活かしていきたいと思います。将来的に機会に恵まれることがあれば、会社の経営や事業戦略にもかかわるような、本部のマネジメントにも携わっていけたらと考えています。

――中村さんとは異なり、たとえばマネジメントルートを志向しないキャリアパスを希望する人や、女性のなかには家庭との両立のために、フルタイムではなくパートタイムの働き方を選ぶ人もいると思います。そういった方に対するキャリアも、ファーコスにはあるのでしょうか。

マネジメントコースではなく、薬剤師としての専門性をより伸ばしていくスペシャリストコースもありますし、現場の薬剤師を続けていくキャリアパスもあります。どのようなキャリアパスを志向する方にも、活躍の場を提供できるのがファーコスの特色です。薬剤師の誰もが最初から高い理想を持ち、入社前からはっきりとした自分の将来像に向かってキャリアを進めているということはないと思います。むしろ私のように、最初は自分の具体的なキャリア像を描いていない人も少なくないのではないでしょうか。ファーコスでは、入社後に豊富な選択肢が用意されていますので、私のように仕事をしていきながら自分の適性や希望を見出し、それに向かったキャリアを選択する例は珍しくないと思います。

女性にとっても働きやすいよう配慮がなされていると思います。産休・育休はもちろん多くの人が取得していますが、育休のない一部のパートタイムで働く女性薬剤師に対しても、出産・育児が一段落したら再びファーコスで迎え入れるような社風があります。会社全体の雰囲気として、女性のライフステージにおける働き方の変化を柔軟に受け入れる体制があると思います。一時期はパートタイムで働いていた人も、子育てが落ち着いたら復職して、やがては正社員として働き始めるような例も、ファーコスでは多くみられます。

ファーコスが与える選択肢・ファーコスが求める薬剤師

――中村さんがファーコスで今後共に働きたいと思うような薬剤師はどのような方でしょうか。

薬剤師が仕事をする上で何より大切だと思うのは、患者さまに人として信頼されることだと思います。薬剤師としての専門知識ももちろん仕事をする上で大切ですが、患者さまやともに働く仲間との信頼関係を構築するために一般常識や社会人としてのマナーも備えた人が望ましいと思います。

また、自分で考えて行動できる人であることも大切だと思います。そういう人は仕事での応用が利きます。与えられた仕事をただこなすのではなく、より良くするためにはどうすれば良いかということを自分で考え、上長に提案して実行に移せる行動力も備わっているように思います。ファーコスには年に一回、自分の提案を会社に直接発表する機会が設けられていますし、社長直通のメールで提案を行うこともできます。仕事に対する行動力が個人と会社、双方にとってメリットになるような仕組みがあります。入社後の将来像やキャリアを考える上でも、自分で考えたことを実行したり相談したりするコミュニケーションの能力は、持っておいて損はないと思います。先ほど申し上げましたように、仕事をしながら次第にキャリアの方向性が定まってきたときに、上長と相談することもできますので、そのときにしっかりと自分の意向を伝えておくと、最適なキャリアパスの提案が上長からなされることもあるのです。