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女性薬剤師の年収とキャリアアップについて知っておきたいこと

薬剤師は伝統的に女性が多い職種であり、現在も6割を女性が占めています。今回は女性薬剤師にフォーカスして、年収事情やライフイベントと両立しながらのキャリアアップについてみてみましょう。

女性薬剤師の年収事情とキャリアアップの方法とは

女性薬剤師の年収事情

 薬剤師という職種は、年収が高く、かつ男女の格差がほとんどないことがひとつの特徴です。

 2017年の全職種の平均年収は414万円でしたが、薬剤師の平均年収は544万円。平均を大幅に上回っていました。また、「平成29年賃金構造基本統計調査」によれば、全業種の女性の賃金の平均は男性の賃金の73.4%の246万円ですが、薬剤師の場合は男性薬剤師の91%の526万円。従業員100人~999人までの法人については94.1%と男女の差はほとんどありません。

 一方、年齢別で見ると、結婚、出産、子育てをはじめとするライフステージの変化が伴う人が増加する30代、40代は女性薬剤師の年収の伸びはゆるやかになります。ライフステージの変化の影響を受けにくい男性と比べると、30代前半は男性が576万円で女性が495万円、30代後半は658万円と538万円、40代前半は725万円と557万円といった具合です。

 その後は、男女の年収差は縮まっていきます。要因としては、育児を終えて職場復帰する人が増える年代であること、また復職後の女性が管理職に就き、年収が上がる割合が他業種に比べても高いことが挙げられます。

参考:徹底解説 薬剤師の平均年収について

結婚・出産などのライフスタイルの変化の際に知っておきたいこと

 女性薬剤師の多くが抱く悩みは、結婚・出産・子育・介護など、ライフイベントをどう乗り切っていくか。女性薬剤師の特徴としては、

  • 柔軟な働き方ができること
  • 再就職が容易なこと

が挙げられます。

 薬剤師は常に人手不足であるため、採用での競争力を上げるために、多くの事業所が柔軟な働き方を可能にする制度を設けています。たとえば、産休制度、育休制度、時短制度をはじめ、ライフイベントに合わせた様々な働き方が整備されている場合が多くあります。

 また、仮に退職して、数年のブランクができたとしても、薬剤師業界はいまだ売り手市場のため再就職先を探すのは比較的容易です。子育てなどで忙しい時期でもパート社員、契約社員など、時間や出勤日の調整をしやすい社員形態を選ぶことも可能です。

 子供をもつ薬剤師にアンケート調査を行った『ママ薬剤師調査』でも、様々な選択をしていることが分かりました。たとえば 「転職活動」編では、ママ薬剤師が転職を考えたタイミングの1位は「結婚」39.8%、2位が子供を保育園・幼稚園に預けたタイミング(30.1%)、出産(26,5%)と続きます。

 「仕事復帰」編では、子供が0~2歳で復帰している人が51.9%いる一方で、小学生が18,5%、中学生や高校生になってから復帰した人もいます。

 制度が整っているがゆえに、雇用形態や産休・復職などの選択肢が多いことは特徴と言えるでしょう。

復職までの様々なステップ

 ライフイベントが一段落すると、今度は復帰です。専業主婦から復職、パートから正社員、専業主婦から再就職…。様々な復帰がありますが、いずれにしても、これまでよりも負荷が高まるので仕事と家庭を両立できるのか、昔と同じように働けるのかなど様々な不安がよぎります。
実際に復職を果たした薬剤師の声をご紹介します。

「子どもが1歳になったタイミングで6年間の専業主婦生活にピリオドを打って調剤薬局に再就職。「近場で働ける」という観点で就職先を選んだのですが、ママ薬剤師は私だけ。保育園からの呼び出しなどに嫌な顔をされ、働きづらかったですね。そこで、今度は近所の大手に転職。ママ薬剤師は私のほかにも数人いたので職場の理解も得られるし、制度もきっちり整っていました。今は快適に働いています」
岩手県:37歳女性

参考:https://pcareer.m3.com/mama/mama-voice/interview-part-time-2/

「周辺に復職や再就職しているママ薬剤師がけっこういたので、子供が生まれたら迷うことなく専業主婦になりました。再就職先はすぐ見つかると思ったのですが、不安だったのは4年のブランク。知らない薬がたくさんあることも不安に拍車をかけました。でも実際にやってみると二週間くらいで調剤の勘はもどり、新しい薬を覚えていく作業も、それほど大変ではありませんでした。あれこれ悩む前に、現場に入れば、案外、すんなり解決できてしまうものですね」。
福岡県:41歳女性

参考:https://pcareer.m3.com/mama/mama-voice/interview-part-time-1/

 いずれも、職場のサポートもありスムーズな復職を果たすことができたようです。

女性薬剤師が年収を上げるには?

 復職を果たし、働く勘を取り戻したら、次に考えたいのは年収アップでしょう。年収アップの主なパターンは4つ。
1つ目はパートタイムからフルタイム社員、契約社員から正社員といった労働時間が長くなる雇用形態の変更。労働時間が長くなる分、年収はアップします。

次に、正社員になることが挙げられます。正社員の場合、ボーナスが支給される他さまざまな福利厚生の対象となります。

3つ目は、昇給・昇進を狙うこと。ドラッグストアでも、調剤薬局でも、病院でも、通常は勤続年数が長くなるとともに、基本給などが上昇していきます。また、正社員であれば、管理薬剤師など管理職には役職手当が支給されるため、年収アップを期待できます。

最後は転職による年収アップ。基本給や昇給スピードは企業によって異なります。薬キャリで、各求人の年収をチェックしてみましょう。ただし、転職市場においてはサイトに公開されない非公開求人も多くあります。希望にぴったりの求人が見つからない場合は、転職エージェントに登録し、コンサルタントから求人を紹介してもらうのも有効です。

復職活動、転職活動を始める前に

 就職活動や転職活動を始めると、だんだん「早く就職先を決めたい」「もう少し高収入の職場を狙いたい」といった焦りがでてくるものです。しかし、たとえば数年のブランクがある人が、いきなり管理薬剤師を狙ったりすれば、ペースが乱れてしまうかもしれません。

 仕事に復帰したい人も、年収アップしたいという段階に入った人も、重要なのは10年単位、あるいは20年単位のキャリアプランを考えること。そこから逆算すれば、今はどのような働き方をすべきか、どのような転職をすべきかが見えてくるはずです。

 薬剤師業界に詳しいコンサルタントに相談しながらキャリアプランを練るのもいいでしょう。薬剤師の転職市場を客観的に見て、自分の「めざす働き方・生き方」をじっくり見つけましょう。

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