実は、求人には「公開求人」「企業名非公開求人」そして「サイト非公開求人」の3種類があるということをご存じでしょうか。 今回、薬剤師の皆さんにお知らせしたいのは「企業名非公開求人」「サイト非公開求人」についてです。なぜならば、これらの「非公開求人」には、「年収600万円以上」をはじめ高待遇の薬剤師求人が非常に豊富なのです! 「わたしの希望条件を満たす職場が見当たらない…」とお悩みの先生も、もしかしたら非公開求人のなかに、お探しの薬剤師求人があるかもしれません。 では、それぞれの求人の特徴についてご説明いたします。
公開求人とは、薬剤師の転職サイトや求人情報誌などに掲載されており、誰もが閲覧できる求人情報のことをいいます。
気になるエリアや業種の薬剤師求人を気軽にチェックできることが最大のメリットであり、平均的な雇用条件の勤務薬剤師求人はここに集まります。
「企業名非公開求人」とは、求人概要はサイトに公開しているものの、社名や詳しい勤務地などは伏せている薬剤師求人のことです。こうした薬剤師求人を閲覧するには、転職エージェントに登録してコンサルタントに求人の詳細を問い合わせることが必要です。
企業名非公開求人は、公開求人と比べて高年収な勤務薬剤師求人、もしくは管理薬剤師求人などが多いのが特徴です。
企業名を非公開にしている理由はずばり、「いま働いている職場の薬剤師に見られると不利益があるから」。
たとえば、自分が働いている薬局の管理薬剤師求人が出されていたら、「自分の薬局の管理薬剤師が変わる」と不安になりますよね。ほかにも、条件を見直して募集をかけていることが分かったら、「私よりも高年収で求人が出ている!」と不満につながる恐れもあります。こうしたトラブルを避けるために、企業名を非公開にしているのです。
つまり、裏を返せば、現職の薬剤師に知られたくないほど高待遇な求人が揃っているということ。「高年収で転職したい」「管理薬剤師としてキャリアアップ&年収アップしたい」「週3日でマイペースに働きたい」といった薬剤師の方には、メリットが多いのです。
最後にご紹介するサイト非公開求人は、薬剤師求人サイトには掲載されていないので、独力では決して調べることができない薬剤師求人です。求職者と事業所の要望がマッチしている場合に、転職エージェントから求人情報が提供される形が基本です。
サイト非公開求人は大きく二つのケースに分かれます。
一つは「一刻を争うような急募の薬剤師求人」です。求人広告を作成・掲載する手間を省いて、すぐに募集を開始したいときにこの形式がとられます。
また、急募求人は厚待遇での採用が多いため、公開すると応募が殺到してしまいます。そこで、転職エージェント経由に限定して、効率的に採用活動を進める事業所も珍しくありません。
もう一つは、「戦略的に重要なポジションの薬剤師求人」であるケース。新規プロジェクトメンバーや、マネジメント層の募集など、ポジションが戦略的に重要な場合は、非公開求人として募集が行われます。非公開にすることで同業他社に情報漏洩を防ぐというのはもちろん、高い資質をもった薬剤師だけを面接できるように、転職エージェントをフィルターとして利用しているのです。
このような2つの理由から、サイト非公開の薬剤師求人には高年収や管理職の求人が非常に多く揃っています。「経験を活かして年収アップしたい」という方はもちろん、「キャリアアップしたい」「できるだけ好条件で転職したい」という薬剤師の方にもメリットが多い求人といえます。
いかがでしょうか。薬剤師の皆さまが普段ご覧になっている求人は全体のごく一部だということがお分かりいただけのではないかと思います。
薬キャリと提携している転職エージェントはすべて無料で利用することが可能です。転職エージェントに登録してコンサルタントに希望条件を伝えるだけで、自力では見つけることができなかった薬剤師求人と出合えることはまず間違いないでしょう。
また、転職エージェントごとにもっている非公開求人は異なりますので、いくつかの転職エージェントに登録することを強くおすすめします。