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薬剤師の転職はこうして決まる!事例5:ワークライフバランスをとれる職場に転職したい

転職エージェント各社のコンサルタントが、これまで手掛けた薬剤師の転職サポートのなかで、最も印象深いエピソードをご紹介する連載企画。5事例目は「ワークライフバランスをとれる職場に転職したい」を実現した事例です。

薬剤師の転職はこうして決まる!事例5:ワークライフバランスをとれる職場に転職したい


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過去事例はこちらから

事例1:「介護と両立しながら年収アップ」

事例2:「経営方針に共感できる職場で働きたい」

事例3:「管理職から、いち薬剤師へ転職」

事例4:「独立開業に向けてキャリアアップしたい」

コンサルタント



薬剤師の転職はこうして決まる!事例5:ワークライフバランスをとれる 職場に転職したい

  • エムスリーキャリア株式会社
  • 木村 彩沙さん

<薬剤師情報>

  • 氏名:宮本茜さま(仮名)
  • 年齢・性別:46歳・女性
  • 就業状況:調剤薬局(常勤)
  • 給与:時給2,000円
  • 住まい:神奈川県
  • 同居している家族:夫、子ども2人
  • 備考:ワークライフバランスをとれる職場に転職したい

薬剤師が次々と辞める過酷な労働環境



強い引き止めも対策し、無事に円満退職

2人の子育てをしながらパート薬剤師として働いていた宮本さま。

初めてエムスリーキャリアに転職のご連絡をいただいた時は「良い職場があったら紹介してもらいたいけど、今すぐ動けるわけじゃない」とおっしゃっており、転職意欲の低い方という印象でした。

しかし、話をうかがっていくにつれ、「すぐに転職する気がない」のではなく、「転職したくてもできない」状況に陥っている薬剤師さまだということが分かりました。

当時の職場は、薬剤師1人当たりの処方箋枚数がほぼ40枚の調剤薬局。

会社の方針で残業が禁止されているため、日中は休憩を取れないほど忙しいとのことでした。

薬局も薬剤師の採用を進めるものの、その薬局の激務に耐えられず早々に辞めてしまい、薬剤師不足は恒常化。ついには医療事務まで退職してしまう状況でした。

そんな宮本さまのご希望は、「ワークライフバランスをとれる職場で働きたい」ということ。仕事の疲れでイライラしたり、家事が疎かになったりと生活にも悪影響が出始めており、家庭の時間を大切にしたいとお考えでした。一方で、「転職したいけれど、私まで辞めたら薬局が潰れてしまいそう」と悩まれてもいました。

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希望通りの薬剤師求人は見つかるが転職に葛藤



宮本さまの希望条件は、「通勤30分圏内」「土日休み」。

自転車で15分圏内では薬局の数がそれほど多くなく、加えて「土日休み」の薬局ともなると、かなり厳しい条件でした。

該当する薬局にくまなく打診したものの、やはり条件をすべて満たす薬剤師求人はゼロ。しかし、打診から約1週間後、一度断りを受けた薬局さまから、「ちょうど社内で退職希望の薬剤師が出た。この前相談いただいた薬剤師さんはまだ転職活動中か」と再度ご連絡をいただくことができました。

「(コンサルタントの)木村さんが、薬剤師さんの紹介先に困っていたのを覚えていたから」と、優先的にご連絡をくださったのです。

ご提案いただいた職場は、宮本さまの希望通勤圏内で、処方箋は薬剤師4人で100枚程度。さらに、複数店舗展開しているためヘルプの薬剤師もいて、土日休みもOK。まさに「ワークライフバランスをとって働きたい」という宮本さまにぴったりの薬剤師求人でした。

こうして、ご希望通りの薬剤師求人は見つかりましたが、宮本さまは喜び半分、悩み半分といったご様子。「退職して職場に迷惑をかけてしまう」という点がずっと心に引っかかっておられました。

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転職しなかった場合と転職した場合を比較する



強い引き止めも対策し、無事に円満退職

「退職して職場に迷惑をかけたくない」という考えは、ごく当然の気持ちですし、転職活動において、「現職に残る」というのは大事な選択肢の一つです。そこで、現職にとどまった場合の働き方を、宮本さまと一緒に考えてみました。

まず、宮本さまが現職でワークライフバランスを実現するためには、勤務環境の改善と薬剤師の補充が不可欠です。しかし、実際は社長が勤務環境の改善に消極的であり、宮本さまの知る範囲で改善の兆しは見られないとのことでした。

次に、宮本さんがいまの働き方に慣れることで、ワークライフバランスを実現するという考え方もあります。しかし、いまの働き方を3年、5年と続けることは難しいとのご意見でした。

以上のことを踏まえると、現職にとどまったとしても、数年後には心身を疲弊して離職する可能性が高いと言えそうです。それならば、ご希望通りの薬剤師求人と出合えたいま転職した方が、宮本さまのワークライフバランスの改善につながり、薬剤師としても母としてもイキイキと過ごせるのではないかとお伝えしました。

このように今後の働き方を一緒に考えるなかで、宮本さまは転職を前向きに捉えることができたご様子でした。

その後は無事内定を獲得され、ご不安に感じていた現職との退職交渉も、「転職先も入社日もすでに決まっている」ことをはっきりお伝えするようにアドバイスしたところ、無事円満退職が叶いました。

「木村さんに相談していなかったら、いまでも我慢しながら働き続けていたと思う。背中を押してくれて感謝しています」と言っていただき、お役に立てた実感が湧きました。

転職の要否にかかわらず、比較することが大事



現状、薬局はどこも慢性的に人手不足の状態です。ですから、宮本さまのように、「私が辞めてしまうと薬局が回らない…」と自分の生活を犠牲にして頑張り続けてしまう薬剤師さまは決して少なくありません。

そうした薬剤師さまのなかには、無理がたたって身体を壊し、結果的に離職せざるを得なくなる方もいらっしゃいます。それは本当に悲しいことですし、医療業界にとっても大きな損失です。

いまの職場の働き方がつらいと感じている薬剤師さまは、まずは職場見学などを通して、他の現場を知ることから始めていただきたいと思います。比較対象を得ることで、自分の働き方を客観的に見つめ直すことができるはずです。

他の職場を見て検討した結果、いまの職場に残ることを選んでもまったく問題ありません。

むしろ、その方が「いまの職場の方が良いから残った」という意識が芽生え、転職活動せずに職場に残った時よりもモチベーションが上がるのではないでしょうか。

私どもエムスリーキャリアのミッションは「イキイキと働く医療従事者を一人でも増やし、医療に貢献する」ことです。キャリアや働き方に関して少しでもお悩みを抱えている薬剤師さまは、まずはお気軽にご連絡ください。

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