なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)
マネジメント志向
上司の背中を見て生まれた「薬局長」への憧れ
荒川 夏織
(あらかわ かおり)
株式会社なの花東日本(メディカルシステムネットワークグループ)
なの花薬局新百合ヶ丘店
薬局長
公認スポーツファーマシスト
帝京大学卒業
荒川 夏織(あらかわ かおり)
株式会社なの花東日本(メディカルシステムネットワークグループ)
なの花薬局新百合ヶ丘店
薬局長
公認スポーツファーマシスト
帝京大学卒業
なの花薬局新百合ヶ丘店薬局長の荒川夏織さんは、薬学生時代は在宅医療の最前線で活躍する薬剤師を目指しており、マネジメントにはあまり関心をもっていませんでした。そんな荒川さんのキャリアを変えたのは、最初に配属された店舗で出会った上司の存在でした。
Career Step
キャリアステップ
2017年 なの花東日本に入社。なの花薬局武蔵新城店(神奈川県)に配属。研修認定薬剤師を取得
2018年 在宅委員会に加入。なの花薬局新百合ヶ丘店(神奈川県)に異動
2020年 公認スポーツファーマシストを取得。ファーマシューティカルコミュニケーション学会でポスター発表。DIチームに加入
2021年 なの花薬局新百合ヶ丘店の薬局長に就任。AGTチームに加入
Interview
インタビュー
入社2年目で在宅委員会へ立候補
DIチームにも所属し、医薬品情報のアップデートにも積極的に取り組んでいます
Q. 
なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)に入社した理由を教えてください
私の理想の薬剤師像が具体的になったのは、5年次の薬局の実務実習で経験した在宅医療でした。往診に同行をさせてもらうなかで、外来では見えてこない患者さまの生活環境を知ったり、多職種と連携したりすることに薬剤師としてのやりがいを感じ、在宅医療に精通したいという思いが強くなりました。

なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)は黎明期から在宅医療に取り組んできた企業のひとつであり、また積極性を評価してくれる社風だという印象をもったため、入社を決めました。
Q. 
実際に働いてみて入社前の印象とギャップを感じましたか?
希望通り、在宅医療の件数が多い店舗に配属してもらえました。また、在宅医療の質を上げる社内チームである「在宅委員会」に参加したいと相談したところ、当時の薬局長もブロック長も喜んで背中を押してくれました。そして、入社2年目から最年少で在宅委員会のメンバーにもなれたのです。積極性を評価して、薬剤師一人ひとりの思いを汲み取ってくれる会社だと改めて感じています。
上司の背中を見てマネジメントへの関心が高まる
各種チームや委員会の会議はオンラインで実施しているので、移動の手間がありません
Q. 
2020年には学会発表を経験されていますね?
ファーマシューティカルコミュニケーション学会は会社から費用の補助を受けて参加しました。在宅委員会での症例検討をもとに取り組んだものです。なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)全社が一堂に会する症例報告の場である「なの花フォーラム」や学会発表に必要なスキルを習得できる「NGT研修」など、学会発表を支援する制度が豊富であり、こうした備えがあったからこそ、つつがなく学会発表を終えられたのだと思います。
Q. 
その後薬局長に昇進されましたが、マネジメントにはいつから興味をもったのですか?
正直、入社前はマネジメントにはあまり関心がありませんでした。しかし、最初に配属された武蔵新城店の薬局長が「スーパーマン」のような人で、私もこんな薬局長になりたいと心を揺さぶられました。前述の通り、入社2年目の私を在宅委員会に推薦してくれるなど、とにかくスタッフ一人ひとりをよく見ていて、モチベーション管理が抜群に上手な人でした。薬局長と話すために来局する患者さまも多く、さらに近隣の医師や施設長からも信頼されていました。そんな上司を見て人材マネジメントやコミュニケーション能力の重要さを認識するとともに、自分も店舗の内外から信頼される薬局長になりたいという目標ができました。

ですから、実際に薬局長の打診がきたときは嬉しかったですね。私は上司のように強力なリーダーシップを発揮できるタイプではありませんが、スタッフ一人ひとりの思いを汲み取って信頼関係を築くことには苦心しました。目標はまだまだ遠いですが、私なりの薬局長像を目指して今も努力しています。
後輩薬剤師の教育に注力していきたい
新百合ヶ丘店は毎年、新入社員が配属される店舗です。日々成長していく姿に自分も刺激を受けています
Q. 
学生の頃に想像していたキャリアと、これまでの歩みは違いましたか?
就職活動をしていた頃は、漠然と「ずっと在宅医療の最前線で働いているのだろうな」と考えていたので、薬局長になっているとは想像していませんでしたね。ですが、上司の背中を見て「薬局長になりたい」と目標を定めたことに後悔はありません。現在も在宅委員会には在籍して、会社全体の在宅医療の質の向上には貢献できていますし、関わり方が変わっただけという認識です。
Q. 
今後のキャリアの展望を教えてください
まだ薬局長としては勉強の毎日なので、まずは一人前の薬局長になれたと胸を張れる状態になりたいです。また、最近は新人の薬剤師と接するなかで教育に対する関心が高まり、AGTチーム(アクティブ・グローウィングアップ・チーム)という、1年目・2年目薬剤師の研究・発表を支援するチームにも入りました。将来的には、後輩薬剤師の教育に専念するキャリアチェンジも視野に入れています。
Message
薬学生へのメッセージ
なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)は440店舗を展開していますが、エリアごとに分社化しているため、社長や役員の目がエリア内の各店舗に行き届いているという特徴があります。社長や役員と現場の薬剤師の距離が近く、たとえば、全店舗を対象に毎月行われる「プレアボイド優秀賞」に選出されると、社長が直々に店舗まで来て表彰してくれます。部長クラスの人たちとも気軽に話せる社風で、柔らかくて居心地の良い職場が自慢です!
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