保存版!面接でよく聞かれる質問一覧 ~自己PR(人物像編)~
「何を聞かれるかわからない」状態で面接に臨むのは、不安が募るもの。すべての質問を把握することは不可能ですが、「よく聞かれる質問」はいくつか決まっています。
ここでは面接でよく聞かれる質問を3つに分類し、その攻略のポイントをご紹介します。
それぞれ面接官が「質問の意図は何か」「何を聞きたがっているのか」を意識して、回答を準備しておきましょう。
ここでは、自己PR(人物像)に関する質問についてご紹介します。
Q.自己紹介をお願いします
■面接官の視点
「簡潔に、わかりやすく話せるか」
「どんな雰囲気(話し方・態度・表情)で話すか」
多くの面接で最初に投げかけられる質問ですので、話す内容をしっかり準備しておきましょう。
あまり要素を詰め込み過ぎず、30秒から1分程度にまとめるのが無難です。
この回答があなたの第一印象になりますので、話し方や態度、表情に注意し、落ち着いて明るくはっきりと話しましょう。
○○大学薬学部の薬剤花子と申します。
大学では予防医療を研究しており、「国民の健康生活を維持する」「患者を生み出さない」ことに貢献できる薬剤師を目指しています。
学業以外では、ダンスサークルに所属し、チームで1つの作品を作り上げることに力を注いできました。
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
Q.あなたの強みはなんですか
■面接官の視点
自分の強みを把握できているか
仕事に生かせる強みとして話せるか
どんな雰囲気(話し方・態度・表情)で話すか
ポイントは、「どのように仕事に生かせるか」を伝えること。
仕事とは関係ない強みばかり話していると、「企業研究をしていないのではないか」と面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。
「自信過剰な態度」も「自信がなさそうな態度」もNG。
強みをアピールしつつ、「もっと成長していきたい」と謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
私の強みは「人見知りせず、打ち解けられるところ」です。
高校時代、夏休みを利用してアメリカに短期留学した際に、当初は気恥ずかしさを感じ、自分から話しかけることをためらいました。
しかし、「英語力を上げる」「友人をつくる」という目標を掲げていたため、人見知りをするメリットは何もないことに気づきました。
そこで私は、まずは相手に興味を持ち、相手の話を聞き、自らの意見も述べるように行動を変えました。
その結果、国境を越え、いまでもメールを交わす友人と出会うことができました。
患者様とのコミュニケーションにおいても同じで、患者様に関心をもつことが信頼関係を築く第一歩だと考えています。服薬指導を流れ作業にせず、一人ひとりと向き合って業務に当たる薬剤師になりたいです。
Q.あなたの長所・短所はなんですか
■面接官の視点
「自分の長所・短所を把握できているか」
「短所を克服のためのアクションは適切か」
長所を伝える際に重要なことは、「どのように仕事に生かせるか」です。
仕事とは関係ない強みばかり話していると、「企業研究をしていないのではないか」と面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。
また、長所について話すときは「自信過剰な態度」も「自信がなさそうな態度」もNG。強みをアピールしつつ、「もっと成長していきたい」と謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
続いて短所について伝える際に重要なことは誠実に話すことです。「面接官に悪印象を与えるのでは…」と不安になるかもしれません。
しかし実際は、あなたが自分の短所とどのように向き合い、克服するために何をしているのかを伝えることが信頼感に繋がります。ごまかしたり、隠したりするほうが面接官にネガティブな印象を与える恐れがあるので注意しましょう。
私の長所は「自ら目標を設定し、達成に向けて行動できること」です。
人見知りを克服するために、1年生からカフェでアルバイトをしています。私の働くカフェではコーヒーのおかわりをサービスしているのですが、アルバイトを始めた当初はお客様に声をかけることにためらってしまっていました。
しかし今ではお客様の会話を邪魔しないように声をかけたり、常連のお客様には天気やニュースの話をしたりできるようになり、人見知りを克服できました。
短所は、「相手の意見に流されやすい点」です。サークルで部長になったとき、周りの意見に流されて、部の方針を示すべき場面で私の意見が二転三転してしまい、部員を困惑させてしまいました。
このことを改善するため、友人に部の方針をプレゼンしてフィードバックをもらう作業を繰り返しました。
ブラッシュアップするなかで、自分の意見に自信をもつことができ、改めて方針を伝えた際には部員の支持を得られました。
Q.尊敬する人物は誰ですか、その理由も教えてください
■面接官の視点
「どのような姿を目指しているのか」
「わかりやすく説明ができるか」
「尊敬している人」とは「自分が将来なりたい姿」です。
応募先企業の求める人物像を意識して、自分の理想像を説明することがポイントです。
私が尊敬しているのは、高校生のときに通っていた個別指導塾の先生です。
その理由は、私が模試で第一志望の大学がE判定で落ち込んでいたときに、励まし、私個人のプログラムを組んで勉強に対する意識を向上させてくださったからです。
そのおかげもあり、第一志望に合格できました。私もその先生のように一人ひとりの患者さんに寄り添い、治療に対する意識を前向きに変えられる薬剤師になりたいです
Q.友人からどのような人物だと言われますか
■面接官の視点
「自分自身を客観視できているか」
「チームの中でどのような人物なのか」
社会に出ると、他者と関わりをもって働くことになります。
今あるチーム(職場)にあなたが加わることでどんな変化が起こるのか、採用担当者がイメージしやすい説明ができるとよいでしょう。
私は友人から「聞き上手」だと言われます。
友人から悩みを相談されたときに、すぐに自分の意見を言うのではなく、悩みの背景や相手がどうしたいのかを深く考えたうえで質問するようにしているからです。
そうすることで、相手の相談に的確に回答できるのではないかと考えています。
薬剤師になってもこの「聞く力」を武器に、患者様へ的確なアドバイスができるようになりたいです。