富士薬品グループ(ドラッグセイムス・ドラッグユタカ・アメリカンドラッグ)
ワークライフバランス志向
子育てと管理薬剤師は無理なく両立できる
加藤 涼子
(かとう すずこ)
株式会社富士薬品
スマイル薬局久我山店 管理薬剤師
北里大学卒業
加藤 涼子(かとう すずこ)
株式会社富士薬品
スマイル薬局久我山店 管理薬剤師<
北里大学卒業
富士薬品のスマイル薬局久我山店で働く加藤涼子さんは、3歳と1歳の息子2人を育てるママでもあります。約3年半のブランク期間がありながら、復職後はほどなくして管理薬剤師に就任。子育てと仕事を両立しながらイキイキと日々を過ごす加藤さんの、これまでのキャリアの歩みとこれからの展望をうかがいました。
Career Step
キャリアステップ
2012年 スマイルドラッグ(現在は富士薬品に吸収合併)に入社。 スマイル薬局福生店(東京都)に配属。その後、スマイル薬局久我山店(東京都)に異動
2016年 スマイル薬局久我山店の管理薬剤師に就任
2017年 第1子の産育休を取得
2019年 第2子の産育休を取得
2021年 復職し、スマイル薬局久我山店に配属。同年、管理薬剤師に就任
Interview
インタビュー
実習でも熱心に教えてくれる会社に好感
OJTが手厚く先輩にも質問しやすい雰囲気なので、すぐに仕事に慣れることができました
Q. 
富士薬品に入社した理由を教えてください
私は「患者さまから頼られる薬剤師」を目指しており、その実現のために「医療用医薬品だけでなくOTC医薬品も取り扱っている」「教育・研修に熱心」な会社に入りたいと思っていました。

スマイル薬局で実務実習を受けた親友から、熱心な指導に感動したという話を聞いて興味が湧き、インターンシップや店舗見学に参加したところ、教育熱心で温かな先輩薬剤師に感銘を受けました。また、就職活動の時に、採用担当者が自社の強みだけではなく、弱みも赤裸々に話してくれました。そんな正直さにも魅力を感じて入社を決意しました。

正確に申し上げると、私が入社したのはスマイル薬局を擁する株式会社スマイルドラッグでした。2020年3月に富士薬品に吸収合併されたため、現在は富士薬品に在籍しています。とはいえ、私が入社した当時からスマイルドラッグは富士薬品のグループ会社であり、合併後も社風は変わっていないので、富士薬品の社風としてご理解いただいて問題ないです。
Q. 
実際に働き始めて、入社前とギャップはありましたか?
期待していた通り、手厚いOJTを受けられるうえ、先輩薬剤師との距離が近く質問しやすい雰囲気だったので働きやすかったですね。入社4年目に管理薬剤師に就任した際も、それまでに段階的にシフト作成や在庫管理について手伝いながらノウハウを教えてもらっていたので、大きな混乱なく乗り切れました。

店舗の雰囲気が温かく薬剤師も調剤事務も仲が良いため、妊娠したときも気兼ねなく打ち明けることができました。祝福していただいたのはもちろん、重い荷物をもつ、脚立に乗るなど負担がかかりそうな業務のときに、積極的にサポートしてもらえて大変感謝しています。
会社の理解に救われた産育休。保育園の落選が続き休職期間延長も
時短勤務のおかげで夕飯をつくる時間を確保できています。息子たちは今では料理を手伝えるほど大きくなりました
Q. 
産育休中の過ごし方を教えてください
私は長男の育休中に次男を授かったため、合計で約3年半のお休みをいただきました。子育て自体はとても楽しく充実した時間を過ごせましたが、薬剤師としての自己研さんについては出産前の想定よりも時間をつくれなかったですね。

ですが、薬剤師業界から完全に離れてしまうのは不安だったので、eラーニングは可能な限り受講していました。おかげで調剤報酬改定や新薬について最低限の情報は追えていたと思います。
Q. 
復職の際に苦労したことがあれば教えてください
苦労したのは兎にも角にも保育園の入園競争に勝つことですね。実は、もともと長男の出産後半年で職場復帰するつもりで、エリアマネジャーにも意向を伝えていました。ですが、半年後の保育園にことごとく落選し、仕事に復帰できなくなりました。このときばかりは本当に動揺しましたね。

エリアマネジャーも人事部に相談したところ、「会社の心配はしなくて大丈夫だから、ゆっくり保育園を探してください」と返事をもらったときは、本当に救われた気分でした。結局この後、1歳児の保育園にもすべて落選してしまったので早期復帰をあきらめて、次男の出産・育児が一段落してから復帰する方向に舵を切りました。
時短勤務を利用しながら、管理薬剤師として活躍
管理薬剤師会議はオンラインで開催されるので、移動の手間なく他店舗と情報交換ができて効率的です
Q. 
思いの外ブランクが長くなりましたが、復職したときはどんな気持ちでしたか
もちろん現場から離れていた不安はありましたが、やはり薬剤師の仕事が好きなので嬉しさもありました。また、休職前に働いていた店舗に復帰させてもらえたこと、あとは時短勤務制度を利用して6時間勤務からスタートできたことも安心につながりましたね。

実際に働き始めると、子育てを経験したことで母親の気持ちに寄り添った小児科の服薬指導ができるようになったことは発見でしたね。たとえば、4歳児に1日5回の点眼薬を処方するとき、これまでは「1日5回、間隔を空けて点眼してください」としか言えなかったのが、今では「起きた時、幼稚園に行く前、幼稚園から帰った時、夕食後、寝る前で5回やってみてください」と伝えられるようになりました。薬を受け取った母親の表情が明らかに変わり、「頼りになる薬剤師」に近づけた気がしました。
Q. 
今後のキャリアの展望について教えてください
いまは管理薬剤師としての勤務も子育てもやりがいが充実しているので、できる限りいまのスタイルを継続していきたいと思っています。

富士薬品グループでは最長で子どもが小学卒業まで時短勤務を利用できるので、あと約10年はいまの働き方を維持できるのは本当にありがたいですね。子どもがもっと大きくなったら、フルタイムへの復帰やキャリアアップについても検討していこうと思っています。
Message
薬学生へのメッセージ
富士薬品グループは薬剤師数が多く、ヘルプ体制も整っています。そのため、子どもの都合による急なお休みが必要なときも安心です。産育休や時短勤務制度も該当する社員は当たり前に取得しているので、精神的な負担を感じずに仕事も子育ても楽しめます。近年は、男性の育休取得も全社的に応援しており、男性でもワークライフバランスを取りやすい会社です!
富士薬品グループ(ドラッグセイムス・ドラッグユタカ・アメリカンドラッグ)