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株式会社エスマイル 薬剤師 箱田さん

「医療人であり企業人である」意識

地域のひとびとにとってのベストパートナーは、 従業員にとってのベストパートナーでもある──

従業員ひとりひとりを尊重したエスマイルの企業風土に惹かれて

――本日は宜しくお願い致します。はじめに、箱田さんのご入社までの経緯と、ご入社に至った決め手についてお教え下さい。

箱田 一樹(はこだ かずき)
薬剤師
在宅推進課 課長

私はエスマイルに入社する以前、新卒で病院薬剤師として働き、その後は大学病院前の個人薬局で働いていました。転居に伴って転職することになったのですが、次の仕事先には個人薬局の薬剤師とは異なり、自分のこれまでの経験や能力を活かせる新規事業に挑戦したり、キャリアアップを実現できるチャンスのある環境に身を置きたい、つまりは大きな組織で働きたいと考え、調剤薬局を運営する企業を中心に転職活動をしていました。調剤薬局を運営する企業の選考を重ねる内、自分の求める環境は組織の大小ではなく、会社の理念やそれを実行できる企業力であり、従業員ひとりひとりの意向や適性をしっかり反映してくれる会社がエスマイルだと思い、入社を決意しました。

――箱田さんにご入社を決意させた選考時の出来事とは、具体的にはどのようなことだったのでしょうか。

私はエスマイルの選考途中に「仕事を頑張ってやっていく上では、私は会社に色々と提案させていただきたいと考えています。その提案が実際に採用していただけるかはともかく、会社がまず提案に対してしっかり耳を傾けてくれるような環境を希望しています」と、伝えていたのですが、それに対する返答が「会社への提案は大いにしていただきたいと思います」とのことでした。こうした会社の姿勢から、個人の仕事に対する考え方を尊重してもらえる環境がエスマイルにはあるのではと思いました。

また私はエスマイルに入社する前に、漢方薬・生薬認定薬剤師の認定資格を取得していたのですが、これについても非常に高く評価していただき、将来的にはその資格を活かした仕事ができるようにとも言ってもらえました。認定資格の取得は給与面で補助がでるだけでなく、新しい仕事を任せてもらえるチャンスにもつながることをそのとき教えていただきました。「将来的にこういう仕事がしたい」という思いを示せば、それに応えてくれる風土もあるのだとわかりました。こうした選考時のやりとりから私が抱いた「決してトップダウンではなく従業員ひとりひとりの考えを尊重してくれる」というエスマイルに対する期待は、入社して今日に至るまでの過程で日に日に現実となっている印象です。

――ご入社後、エスマイルが箱田さんの意向や適性を尊重してくれていると、どういったことから実感できたのでしょうか。

先ほどお話したように私が漢方の認定資格を持ち、漢方の勉強を続けていきたいと考えていることを会社は尊重し、私を定期的に漢方の研修会に参加させてくれています。また、現在私は薬局長であると同時に、会社の在宅事業推進の責任者でもあります。私は病院薬剤師として働いていたころに無菌調剤の経験があり、エスマイルでも在宅事業を推進するにあたって現在無菌調剤室の導入を進めているので、私が経験者として無菌調剤室を含めた、薬局の在宅事業導入時の指導にあたっています。かつての病院薬剤師の経験だけでは補いきれない最新の知識が必要なときは、病院への研修の機会を与えてもらったりしています。そのほか、在宅医療の講習会や勉強会に参加したいときも、会社に意向を伝えれば参加させてもらえます。

私が資格を持っているからとか、事業責任者であるから研修や勉強会への参加の意向がかなえられているのだというわけではなくて、従業員全員の意向や適性をしっかりと見てくれている会社の風土があると思います。たとえば、アロマの資格を持っている薬剤師が、薬局で健康フェアを行う際にアロマ教室を開催するという企画を立て、それが実際に採用されたこともあります。

医療人であり企業人でもあるという人材理念の浸透

――現在、箱田さんは薬局長および在宅の責任者として、現場の指導を行う立場にあると思いますが、指導を行う上で心がけていることや大切にしていることはありますか。

部長の話にもあったと思いますが、エスマイルでは「医療人であり企業人である」という考えが従業員に共有されています。ですから私はまず、薬局は薬剤師が医療の担い手としての力を発揮する場所であると同時に、店舗を運営する企業の一員としてサービス業も大切にしなければならない場所であると教えるようにしています。医療人として患者様に貢献するという意識ももちろん大切なことではありますが、医療人としての能力を発揮するためには、なにより患者様に快く利用していただける薬局でなければいけません。そのため、エスマイルは「患者様にとっての薬局」として、どのような接遇が望ましいかといった意識を薬剤師が常に持つようにしています。エスマイルは社名に“スマイル”という単語が入っていて「えがおの保険薬局」という社名通りのキャッチフレーズがあります。薬剤師が笑顔をもって患者様をお迎えし「またエスマイルの薬局に来よう」と思っていただけるような対応を心掛けるようにと指導しています。多くの患者様に何度もご利用していただける薬局があってこそ、薬剤師が医療人として活躍できるのです。

また、国家資格者としての薬剤師の役目も早い段階で理解してもらえるように話しています。薬剤師として仕事をしていく先で、患者様に認められる、頼りにされる存在でなくてはなりませんが、一方で保険薬局事業を担う重要性を理解することも話しています。薬局長や管理薬剤師になったとき、あるいは会社の管理系の部署に移ったときなど、どのような仕事をするにしても必ず役立つからです。私個人としては、私が仕事を共にした薬剤師は、オールマイティーに仕事ができる薬剤師になってほしいという期待があります。薬剤師としての基本的な業務もできるし現場の管理もできる、本社で管理系の仕事もできるし、ゆくゆくは新しい事業も任せられる。どこへ行っても自分の力を存分に発揮できる薬剤師が育ってほしいと思っています。

――箱田さんは前職で病院薬剤師のご経験もありますが、薬局薬剤師と比べてやりがいの差はありますか。

病院薬剤師のほうが薬局薬剤師よりも薬剤師の専門性のある仕事ができると一般的には考えられがちですが、エスマイルでは決してそのようなことはないと思います。福山では地元の薬剤師会がネットワークを組んでいて、そのネットワークに登録した薬局であれば、地域の病院のカルテや心電図や血液データなどを閲覧することができます。福山エリアのエスマイルはそのネットワークに登録していて、患者様の症状に関するデータを閲覧できるので、患者様ひとりひとりの病名も治療の経過も詳しく知ることもできます。これによって患者様の症状やお悩みに関することについて、より深いところまで薬剤師が相談に応じることも可能になっています。

広島エリアのエスマイルの薬局でも福山エリアのように患者様のカルテ閲覧などができるように準備を進めていますので、部長の話にもあったように、ただ処方箋を受け取って調剤をするだけが薬剤師の役割ではないということをエスマイルの薬剤師は感じられると思いますし、やりがいという点でも決して病院薬剤師に劣るものではありません。

――箱田さんご自身は、今後のキャリアをどのように積んでいきたいと考えていらっしゃいますか。

エスマイルはまだ成長段階にある会社です。これからも会社の成長に伴って、組織体制に変化があったり、新しい部署や事業が生まれていくこともあるでしょうから、具体的にこういうキャリアパスを進みたいというような考えはまだはっきりとはしていませんが、どのような事業の部署に属することになったとしても、現場の意見をしっかり汲み取って上に伝えながら、会社からの指示をしっかり現場に理解して実行してもらう、会社と現場の橋渡しとしてマネジメントができるようなポジションに就きたいとは考えています。最終的には経営に関わるような、会社全体のマネジメントのポジションでも、自分の力を活かせたらとは考えています。

ひとりひとりの細かい意向にも応えるエスマイルのキャリアパス

――箱田さんがエスマイルで働くのが合っていると思う薬剤師はどのような方ですか。

エスマイルはコミュニケーションを重要視する会社だと思います。それは先ほどお話したように、患者様が快く薬局を利用してもらうためのサービス業としてのコミュニケーションはもちろん、会社への意向や提案を伝えるときのコミュニケーションや仲間と仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションを含みます。ですので、コミュニケーションを大切にして自分の考えをしっかりと伝え、また他人の考えや意見を尊重できる人が、エスマイルではより活躍できると思います。

――会社にはどのようなキャリアパスがありますか。仕事に対して上昇志向の人も、家庭との両立を考えながら働く人もそれぞれいると思いますが、どのような働き方にも応えられる環境はエスマイルにはありますか。

私はマネジメントに特化したキャリアパスを志向していますが、もちろんそれ以外のキャリアパスも用意されていて、たとえば現場の薬剤師としての専門性を伸ばしていくスペシャリストを志向したキャリアパスもあります。キャリアに対する考えは人それぞれ違いますが、ひとりひとりの意向をかなえる活躍の場が、エスマイルにはあると思います。

エスマイルには社員ひとりひとりの意向をしっかりと聞く姿勢があると最初に申しましたが、それは働き方に関してもそうです。たとえば、新しい仕事に取り組めるチャンスがあるなら転居もいとわず挑戦したいという熱意を持った人には、その熱意に応えられるような職場を用意しますし、しばらくは家庭と仕事を両立した時間を持ちたいから2,3年は一般薬剤師として働いて、その後に薬局長を目指すようなキャリアパスへの方向転換をしたいといった細かい要望にも沿うように配慮してくれます。

全員が定まったキャリアパスの通りに進まなければならないということはありません。色々な部署で経験を積む機会が用意されているというのも、日々成長を続ける若い会社であるエスマイルならではだと思っています。私のように事業を推進する課で働くような機会もあれば、会社が力を入れている在宅専門の薬局で働くこともできますし、部長が話していたような地域の方々により密接な地域貢献のできる環境の薬局に異動することもできます。従業員それぞれのパフォーマンスが存分に発揮できる場を提供することが、会社にも従業員にも最大のメリットになるという考えがあります。

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