求人票にない本当の条件
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2025/12/17
こんにちは。
一般社団法人ほくジョブで、薬剤師専門のキャリアアドバイザーをしている川股です。
これまで多くの薬剤師さんの転職をお手伝いしてきましたが、最近とくに増えている相談が「働きやすさを重視したい」という声です。
「もう少し年収が上がれば…」と思う一方で、心のどこかで「この働き方、いつまで続けられるんだろう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな悩みを抱えていた30代の女性薬剤師Aさんが、“年収よりも環境”を選び、心の余裕を取り戻した転職エピソードをご紹介します。
忙しすぎる毎日に「このままでいいのかな」
Aさん(35歳・調剤薬局勤務)は、小学生のお子さんを育てながら働くママ薬剤師。
前職では年収は高めでしたが、
・残業が多く、保育園のお迎えがギリギリ
・同僚の多くが独身で、子育てに理解が薄い
・希望休が取りづらく、家庭行事を我慢することも
「収入は大事。でも、このままじゃ家族との時間がなくなる」
そう感じて、転職を決意されました。
とはいえ、不安もありました。
「年収が下がったら生活が苦しくなるかも」
「子育て理解のある職場なんて本当にあるの?」
そんな葛藤を抱えながらのスタートでした。
“数字では見えない条件”を一緒に探す
Aさんとの面談で、まず整理したのは「何を一番大切にしたいか」。
ヒアリングを重ねる中で見えてきたのは、年収よりも家庭との両立ができる環境を選びたいという本音でした。
そこで私たちが注目したのは、求人票には載っていない“職場のリアル”
具体的には、
・スタッフの年齢構成(子育て経験のある方がいるか)
・休暇取得時のサポート体制
・実際の残業時間やシフトの柔軟さ
これらをひとつひとつ、直接先方に確認しました。
その中で見つかったのが、社員の半数が子育て中の調剤薬局。
「お互いさま」の文化が根づいていて、急なお休みにも理解がある職場でした。
Aさんは「ここなら、無理せず続けられそう」と感じ、応募を決断されました。
転職から半年後・笑顔が戻ったAさん
転職後、Aさんから届いたメッセージにはこう綴られていました。
「子どもと夕食を一緒に食べられるようになりました」
「同じ立場の人が多く、気持ちを分かってもらえるのがうれしいです」
年収は少し下がりましたが、
その分、時間と心にゆとりができたことで、以前よりも仕事に集中できるようになったそうです。
「今は、ようやく自分らしく働けています」と笑顔で話してくれました。
“何を優先するか”を決めることが、転職の第一歩
転職で大切なのは、条件の多さではなく「自分にとって何を大事にしたいか」。
年収・通勤距離・スキルアップ??どれも大切ですが、
自分や家族が笑顔でいられる環境こそ、長く続けられる仕事の土台になります。
もし今、「今の職場、悪くないけどしんどい」と感じているなら、
一度“環境を整える転職”を考えてみてもいいかもしれません。
ほくジョブでは北海道エリアを中心に、「子育てと両立しやすい職場」や「残業ほぼなしの薬局」など、あなたのライフスタイルに合った求人をご紹介しています。
転職を「大きな決断」にせず、
まずは“話してみる”ところから、一緒に考えてみませんか?
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