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連載③地方薬剤師は将来性なし?

転職メッセージ

連載③地方薬剤師は将来性なし?

2025/06/23

「地方薬剤師は将来性がない?」── 実は広がるキャリアの選択肢とは


こんにちは。北海道に特化して転職支援を行う「ほくジョブ」川股です。

この連載では、「薬剤師の北海道転職=ほくジョブ」と思っていただけるよう、北海道の地方転職のリアルをお届けしています。


第3回のテーマは、「地方に転職するとキャリアが止まってしまうのでは?」という不安に対して、**“実は地方だからこそ広がるキャリアの可能性”**についてお話しします。


「地方=キャリアの終着点」はもう古い

都市部に比べて医療資源が限られている地方では、「薬剤師として成長の機会が少ないのでは?」という声をよく耳にします。


たしかに、症例数や医療機関の規模といった点では、都市部の方が多くの経験を積みやすいこともあるでしょう。

しかし実際には、**地方だからこそ得られる「裁量権」や「多職種連携の深さ」**があります。


たとえば、ある地方の病院では、薬剤師が薬剤選定に積極的に関わり、看護師や医師と直接やり取りしながら治療方針を調整することもあります。都市部では分業されている業務を、幅広く担うことができるのは大きな魅力です。


地方転職で広がる“3つ”のキャリアの可能性

① 病院薬剤師としての実務スキルを広く深く磨ける

地方の病院では、薬剤部門の人数が限られているため、「調剤」「服薬指導」「医薬品管理」「DI業務」「委員会活動」などを一人で広く担当することが一般的です。

都市部のように分業化されていないからこそ、業務の全体像を理解しやすく、実践力がバランスよく身につくのが特徴です。

新人や若手の育成にも関わることが多く、自然とマネジメントスキルも培われていきます。

薬剤師としての「実務の地力」をつけたい方には、地方の病院薬剤師は非常に良い選択肢です。


② 管理職・運営側へのステップアップ

都市部ではなかなかチャンスのない「管理薬剤師」や「ブロック長」「エリアマネージャー」などのポジションも、地方では比較的早い段階で任されることがあります。

実際、当社で支援した40代前半の薬剤師が、地方の調剤薬局に転職後1年で複数店舗の統括マネージャーに昇格された例もあります。

採用や教育、売上管理などに携わることで、運営や経営面のスキルも身につき、「次のキャリアの選択肢」が広がっていきます。


③ 地域に密着した“かかりつけ薬剤師”としての信頼

地方では、住民との距離が近いため、「○○さんに相談したい」と名指しされる薬剤師も少なくありません。

生活の中での健康不安、服薬相談、時には家族の介護や生活習慣の話まで。

いわば**「まちの健康相談窓口」**のような存在になることで、地域医療に深く関わる実感を得られます。

「薬を渡す人」から「人に寄り添う薬剤師」へ──

そうした信頼関係が築けるのも、地方ならではの魅力です。


キャリア=職位や年収だけではない

もちろん、都市部で専門性を磨く道も立派なキャリアです。

ただ、薬剤師として「どんな働き方・どんな社会貢献をしたいか」を考えたとき、地方にはその答えが眠っていることがあります。


大切なのは、“自分にとってのキャリアの価値”を見つけること。

「もっと人と深く関わる医療がしたい」

「裁量をもって現場を動かしたい」

「生活の安定と成長を両立させたい」

そうした想いに応える選択肢が、北海道の地方には確かに存在します。


まとめ:地方には、成長のステージがある

地方転職=終着点、ではなく

地方転職=もうひとつの“スタートライン”。


北海道の医療現場には、これからの薬剤師に求められる「多職種連携力」「地域に寄り添う力」を発揮できる舞台が広がっています。


転職で悩んでいる方は、ぜひ一度「キャリアの質」も視野に入れて、地方での可能性を検討してみてください。

ほくジョブは、あなたの将来像に寄り添った選択肢をご提案いたします。


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