薬局薬剤師に専門性は必要?
2014/01/23
みなさん、こんにちは。
エムスリーキャリアの深山 隆文です。
薬剤師の認定薬剤師制度は、主に対象を病院薬剤師にしたものが多いことは、
みなさんもご存じかと思います。
・がん専門薬剤師
・感染制御専門薬剤師
・精神科専門薬剤師
など、これらは資格取得のために病院での臨床実習が必須とされ、
事実上、薬局で勤務する薬剤師にとっては取得が難しいものが多いと言われています。
こうやって見てみると、病院薬剤師にだけ専門性が求められているように感じますが、
薬局薬剤師に専門性は必要ないのでしょうか?
こたえは、『薬局薬剤師にこそ、専門性が必要』と考えられており、
その専門性とは、
『幅広い分野で、高いレベルで薬物治療に貢献できる、ゼネラリストという専門性』
なんだそうです
今後、薬局には、慢性疾患の患者様の数が増えてくると言われている中で、
『患者様の背景、薬の特性が分かった』薬剤師になることが必要とも言われています。
同じ薬を処方する際にも、ただ渡すだけでなく、
・その患者様の生活や身体状況、介護者との関わり度合など⇒患者様の背景
・その薬の大きさや、喉へのへばりつき具合など⇒薬の特性
を理解し、患者様ひとりひとりにあった服薬指導が欠かせなくなってきます。
つまり、薬局薬剤師の専門性とは、
『患者様と薬にまつわるすべて』を理解し、
薬物医療に貢献していけることと考えられています。
ただし、そういった様々なことに精通した薬剤師になることは簡単なことではなく、
まずは『興味のある分野から少しずつ学んでいくこと』がいいようです。
勤務する薬局に多い疾患を重点的に勉強していったり、
的を絞って研修会に参加したり、得意分野を少しずつ広げていくことが、
薬剤師の専門性を高めていくことに必要と言われています。
最近では、薬局薬剤師でも取得可能な
・プライマリ・ケア認定薬剤師
・緩和薬物療法認定薬剤師 などが出てきています。
決して簡単に取得できるものではありませんが、
薬局薬剤師としてプライマリ・ケアや緩和療法の専門性を高めていくことには、
今後、薬剤師に求められることを考えると、避けては通れない部分です。
もちろん、先に述べたとおり、まずは『興味のあることから』。
1月は、気持ち的になにかを始めるにはいい時期です。
ひとつ、ご自身で目標を決めて勉強してみるのはいかがでしょうか?
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