最近よく耳にする現場の声
2025/04/14
―いま、現場で何が起きているのか―
「また、この薬も在庫切れ……」
「処方変更の電話、今日何本目だろう……」
そんな声を、薬剤師の皆さんから日常的に耳にするようになりました。
特定の医薬品がいつまでも入荷せず、代替薬を探してクリニックに問い合わせをし、やっとの思いで処方変更の了承を得て、ようやく患者さんにお薬をお渡しする──。本来の“対人業務”に集中したいのに、毎日のように発注や調整で振り回されてしまっている方も多いのではないでしょうか。
こうした現状に、疲れや閉塞感を感じている薬剤師の方も少なくありません。
▼なぜ、こんなにも薬が手に入らないのか?
医薬品の供給不足は、ここ数年、全国的な問題として続いています。
きっかけのひとつは、製薬会社の不祥事やGMP違反による出荷停止が相次いだことです。それにより、特定のメーカーの医薬品が市場から一斉に姿を消しました。
本来であれば、他メーカーがその不足分を補う動きが取られるはずですが、国内のジェネリック製造体制はそもそも余裕があるものではなく、急な増産には対応できませんでした。
その後も、コロナ禍や原材料の輸入遅延、エネルギーコストの上昇などが拍車をかけ、「あの薬も、この薬もない」という事態が慢性化しています。とくに地域の中小薬局では、発注の優先順位が後回しになってしまうケースもあり、より深刻な影響を受けやすい傾向があります。
▼処方変更のストレスが、現場に与えるもの
門前のドクターへ代替薬の相談を何度も行うことは、薬剤師にとって精神的なプレッシャーにもなります。
「また変更か」「前にも同じ薬だったのに」
そうした言葉を受けるたび、コミュニケーションに気を使いながらやり取りを重ねなければなりません。
また、患者さんからは「なんでいつも薬が違うの?」「薬局を変えた方がいいのか」と不安や不満の声があがることもあります。
「どうして自分ばかりが板挟みに……」
そんな思いを抱える薬剤師さんの声を、私たちは決して見過ごしません。
▼「あなただけじゃない」と知ってほしい
いま、医薬品の供給不足に悩まない薬局はありません。
どこも同じように苦労し、模索を続けています。ですが、その現場で奮闘する薬剤師の方たちの存在によって、地域医療はなんとか守られているのです。
この問題には、現場レベルでできることには限界があります。だからこそ、環境を少し変えてみる、職場の体制や仕組みがしっかりしているところに身を置くことで、あなたの負担を軽減できる可能性もあります。
▼医薬品供給不足が続く今、職場選びの“視点”も変えてみる
ほくジョブでは、薬剤師の方々が置かれている現状に寄り添い、
「発注や在庫管理の専任スタッフがいる薬局」
「処方変更に対応しやすい連携体制が整った職場」
「地域医療を支える在宅に強みを持った職場」
など、負担の少ない働き方を実現できる求人をご紹介しています。
今の職場に限界を感じている方、供給不足によるストレスを少しでも減らしたいと感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
▼ほくジョブは、薬剤師のリアルな悩みに向き合います。
「もっと対人業務に集中したい」
「患者さんと向き合う時間を取り戻したい」
そんな想いを応援する、北海道の薬剤師専門エージェントです。
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