転職メッセージ
日本人の医療に対する意識って？
2013/08/05
みなさま、こんにちは。
エムスリーキャリアの深山 隆文です。
先日、私の会社で健康診断のお知らせがありました。
8月の半ばを予定しているのですが、今から少しドキドキしています。
日本では、公的医療費を抑制するために、現在でもコストパフォーマンスのよさから、
健康診断はほぼ例外なく、学校や職場で行われます。
同じように、予防接種も集団予防接種がありますね。
日本人は、健康な時に医師にかかる習慣がないのです。
一方、アメリカでは、健康診断、予防接種は
主治医のもとで行っていることをご存じでしょうか。
つまり、健常時に医師にかかる機会があるのです。
『かかりつけ薬局』同様、今後『かかりつけ医』も患者様の生活を担う
重要な存在であることは、変わりありません。
日本人が『かかりつけ医』を持っていない理由のひとつに、
”病気になってから医師探しを始めるから”と言われています。
一方で、先ほどあったように、アメリカでは、健康診断や予防接種など、
健康な際に病院に行くことで、『かかりつけ医』を見つけています。
病気になってから医師を探すのでは遅く、
本来であれば、健康な時に探さなければいけません。
健康な時を探しにいくということは、『かかりつけ医』は、
患者様の健康な時を知っているということ。
だから逆に異変に気づいてもらえるようになります。
国により、医療費に違いがある等の背景があるにしろ、
日本に比べ、アメリカ人の方が医療がより身近にあり、人々の意識が高いことが分かります。
”病気になってから、病院に行く”日本人が多いとあったように、
病院は行きたいと思って行く場所ではありません。
それに比べ、おそらく、薬剤師のいるドラッグストアの方が日常に近かったり、
お薬を薬局でもらう時の薬剤師の存在の方が、病院より身近に感じるのかもしれません。
ちょっとした相談を受けた会話の中で、病院への受診を薦めたりする時に、
『かかりつけのお医者さんはありますか？』
なんて聞いてみるのも、意外と薬剤師にしかできないことなのかもしれません。
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亀山 貴弘
