オートメーション化の秘密
2013/07/22
みなさま、こんにちは。エムスリーキャリアの東 拓矢です。
最近、猛暑が続き、熱中症のニュースをよくみかけますね。
自分は大丈夫!なんて油断していてはいけない状況です。
暑い時と言えば、こまめな水分補給も必要です。
私もつい最近、暑くてしょうがなかったので、駅で飲み物を買おうとした時がありました。
その自動販売機は、JR東日本の各駅でみかける次世代自動販売機でした。
みなさま、この自動販売機、利用されたことありますか?
この自動販売機、カメラセンサーも装備されていて、購入者の性別と年齢層を識別できるんです。
そこに季節や時間帯をからませ、おススメ商品などが最大で3つ提案されるというもの。
この自動販売機にはPOS機能が装備されているため、
性別や年齢層、時間帯による商品の購入に差があるか等、マーケティングデータとして活用されたり、
またネットワーク化によって、災害時などは無料で飲料が提供される仕組みが用意されているとのことです。
世の中、様々なものがオートメーション化されたり、様々なシステムが続々と投入されていますが、
それって単なる効率化ではなく、色々な戦略や背景があるんですね。
現在の薬局では、電子薬歴はもちろんのこと、
調剤業務のオートメーション化が急激に進んでいます。
オートメーション化の理由としては大きく2つ。
①調剤過誤を防ぐこと
②調剤業務の時間がなくなる分、服薬指導に力を入れられること
①はその通りだなと思いましたが、
②を知って、オートメーション化は単なる業務効率化ではないんだと感じました。
これからの薬剤師さんは、調剤業務がオートメーション化が進んでいく中で、
服薬指導により力が入れられていくようになります。
服薬指導がしっかりできるということはどういうことか。
薬の知識、テクニカルスキルが必要なことはもちろん、
コミュニケーションスキルが必要ということ。
そして医療人としての自覚を持っていること。
コミュニケーションスキルといっても、
ただ、会話がスムーズにできるということではありません。
患者様の想いをくみ取れることができる聞く力、理解する力、
患者様に理解し実行まで移してもらえる、伝える力を持っているということ等。
そして医療人としてのマインド、医療人としての自覚をしっかり持つこと。
地域包括ケアシステムへの移行、セルフメディケーション推奨の中で、
薬剤師は医薬品を扱うプロとして、お薬を『物』として扱うのではなく、『お薬+情報』を提供すること。
調剤を行うだけでなく、プラスαの患者様に対するケアや知識を提供できる立場が求められるのです。
どんなにオ―ト―メーション化が進んでも、
服薬指導だけは薬剤師さんの役目であるということ。
そのためには、テクニカルスキルはもちろんのこと、
コミュニケーションスキルと医療人としての自覚を持った薬剤師さんが必要とされるということですね。
当社は、ご入力いただいた情報を薬剤師転職コンサルタントの所属する提携人材紹介会社に提供いたします。 その後、薬剤師転職コンサルタントより直接ご返信を差し上げます。
上記事項にご同意の上、情報をご入力ください。