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出産後の仕事復帰、平均の時期はいつ?復帰時期を考えるポイントを解説

出産を控え、「いつ仕事に復帰するのがいいのか」と考えているママ薬剤師もいるのではないでしょうか。

産後すぐに復帰したい人もいれば、子どもが1歳になるまでは育児に専念したい人もいます。また、希望する保育園に入れるか、家族の協力を得られるかによっても、復帰できる時期は変わります。

この記事では、出産後の仕事復帰の平均的な時期や、復帰時期を決めるポイントについて解説します。

記事のポイント
・出産後1年以内に仕事復帰する人は約7割。
・出産後10か月〜12か月に復帰する人が36%で最も多い。
・今後の働き方や保育園の状況をみながら復帰時期を考えよう。

出産後はいつから仕事復帰できる?

出産後に仕事復帰できる時期は、法律で定められた産後休業と関係しています。

産後8週間は産後休業の期間

労働基準法では、原則として、事業主は出産日の翌日から8週間を経過しない女性を働かせてはならないと定めています。この期間が「産後休業」です。

ただし、産後6週間が経過したあとに本人が復帰を希望し、医師が支障ないと認めた場合は、認められた業務に限って働くことができます。

薬剤師の仕事は、長時間の立ち仕事や患者さんへの対応に加え、調剤過誤を防ぐための集中力も求められます。産後6週間で復帰できる場合でも、体調や睡眠の状態を考え、無理のない時期を選びましょう。

産後休業後は育児休業を取得できる

一定の要件を満たす労働者は、産後休業が終わったあと、原則として子どもが1歳になるまで育児休業を取得できます。

育児休業は正社員だけの制度ではありません。パートや契約社員などの有期雇用労働者も、子どもが1歳6か月になるまでに労働契約が終了することが明らかでないなど、一定の要件を満たせば取得できます。

厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」によると、2024年度における女性の育児休業取得率は86.6%でした。9割近くの働くママが育児休業を取得していることになります。

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保育園に入れない場合は育児休業を延長できる

育児休業を取れるのは子どもが1歳までですが、子どもが1歳になる時点で保育園に入れないなど、一定の事情がある場合は、育児休業を1歳6か月まで延長できます

1歳6か月になっても保育園に入れない場合などは、再延長により最長2歳まで取得可能です。

出産後の仕事復帰は平均いつごろ?

現在、出産後には育休を取るのが一般的ですが、仕事復帰の平均はいつごろなのでしょうか。

子どもが1歳前後で復帰する人が多い

厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」によると、育児休業を終了して復職した医療・福祉職の女性の育児休業取得期間は、次のようになっています。

育児休業取得期間/厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」より作成

復帰時期で最も多かったのは「10か月~12か月未満」の36.1%で、約7割の人が子どもが1歳になるまでに復帰しています。

一方で、「12か月~18か月未満」も23.8%と多くなっています。ここには、子どもが1歳の時点では保育園に入れず、1歳を過ぎた4月に入園した人がいると考えられます。

産後数か月で復帰する人もいますが、全体としては子どもが1歳前後になるまで育児休業を取るのが中心といえるでしょう。

保育園に入りやすい4月に復帰するケースも多い

仕事復帰の時期は、子どもの誕生日だけでなく、保育園へ入園できる時期にも左右されます。

一般的に保育園は、卒園や進級によって定員に空きが出る4月に入園できる人数が多くなります。そのため、子どもが1歳になる時期よりも、4月入園を優先して復帰時期を決める家庭もあります

たとえば、7月生まれの子どもを4月から預ける場合、子どもが生後9か月の時点で0歳児クラスに入れて復帰することになります。

一方で、1歳の誕生日を待つと7月になりますが、そのとき入園できないと、翌年の4月、最長1歳9か月まで育児休業を延長することになるかもしれません。

激戦区で7月入園が難しそうな場合は、7月を待たずに4月に入園するほうが難易度は低いケースもあります。

平均はめやすであり、最適な復帰時期は人によって異なる

上記のように、出産後、子どもが1歳になるまでに7割のママが職場復帰していますが、復帰時期にはばらつきがあります。実際に出産後何か月に仕事復帰するのがいいかは人それぞれです。

産後の体調、子どもの発育、保育園の入園時期、勤務先の制度などによって、適した時期は異なります。「周囲も1歳で復帰しているから」と無理に合わせる必要はありません。

仕事復帰の時期を決めるポイント

復帰時期を決める際は、子どもの月齢だけでなく、体調や預け先、収入、家族の協力体制を総合的に考えましょう。

自分にとって最適な仕事と育児のバランスを考える

仕事復帰の時期を決める際には、まず復帰後にどのような働き方をしたいかを考えてみましょう。

できるだけ出産前と同じように働きたい人もいれば、しばらくは仕事を抑え、子育てを優先したい人もいます。どちらが正しいというものではありません。

「子どもが何歳になるまでは子育てを優先したいか」「いつごろから仕事の比重を戻したいか」を、自分の希望や家族の状況に合わせて考えることが大切です。

出産前と大きく変わらない働き方を希望する場合は、休業期間が長くなりすぎない時期に復帰するほうがよいでしょう。ブランクが短いほうが、仕事の変化が少なく、復帰後も仕事の感覚を取り戻しやすいといえます。

子育てを優先したい場合は、育児休業を取得できる期間や家計への影響を確認したうえで、子どもの成長のどの段階まで家庭で過ごしたいかを考えます。

たとえば、授乳や離乳食が落ち着く時期、歩き始めるころ、1歳の誕生日など、自分なりの区切りを決めると復帰時期を考えやすくなります。

復帰時期を決める際は、子どもの月齢だけでなく、体調や預け先、収入、家族の協力体制を総合的に考えましょう。

自分にとって最適な仕事と育児のバランスを考える

仕事復帰の時期を決める際には、まず復帰後にどのような働き方をしたいかを考えてみましょう。

できるだけ出産前と同じように働きたい人もいれば、しばらくは仕事を抑え、子育てを優先したい人もいます。どちらが正しいというものではありません。

「子どもが何歳になるまでは子育てを優先したいか」「いつごろから仕事の比重を戻したいか」を、自分の希望や家族の状況に合わせて考えることが大切です。

出産前と大きく変わらない働き方を希望する場合は、休業期間が長くなりすぎない時期に復帰するほうがよいでしょう。ブランクが短いほうが、仕事の変化が少なく、復帰後も仕事の感覚を取り戻しやすいといえます。

子育てを優先したい場合は、育児休業を取得できる期間や家計への影響を確認したうえで、子どもの成長のどの段階まで家庭で過ごしたいかを考えます。

たとえば、授乳や離乳食が落ち着く時期、歩き始めるころ、1歳の誕生日など、自分なりの区切りを決めると復帰時期を考えやすくなります。

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産後の体調が回復しているか

産後の回復には個人差があります。体力が落ちている、貧血や体調不良がある、気分の落ち込みが続くといった場合は、無理に復帰を急がないことも大切です。

薬剤師は長時間立って仕事をすることが多く、医薬品を正確に扱うための集中力も必要です。体調に不安がある場合は医師へ相談し、負担の軽い復帰が可能か勤務先にも確認しましょう。

子どもの預け先を確保できるか

仕事に復帰したくても、子どもの預け先を確保できなければ、実際に働き始めることは難しくなります。復帰時期を決める前に、希望する保育園へ入れそうか、地域の保育園はどのような状況かを調べておきましょう。

保育園は、卒園や進級によって定員に空きが出る4月が、年度途中より入りやすい傾向にあります。

ただし、子どもの年齢や地域によって状況は異なります。自治体の窓口で待機児童の状況や過去の入園実績、希望する園の募集人数などを確認して、復帰時期を考えましょう。

もし認可保育園に入れなかった場合には、2つの対処法があります。

一つめは、育児休業を延長して入園を待つことです。保育園に入れない場合、育児休業は1歳6か月まで、さらに必要な場合は最長2歳まで延長できます。

2つめは、認可外保育園を利用して仕事復帰することです。

自治体によっては、認可外保育施設へ預けて働いているという実績が、認可保育園の入園審査で加点の対象になり、認可保育園への入園が有利になることがあります。

祖父母が近くに住んでいる場合は、保育園に入れないときに、祖父母へ預けるという選択肢もあります。

ただ、現在はまだ働いている祖父母も多く、祖父母の住んでいる場所や健康状態にもよるため、無理なく協力してもらえるかどうかをまず確認しましょう。

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復帰後の収入と育児休業給付金を確認する

仕事復帰の時期を決める際には、経済的な面も大きな判断材料になります。

子どもと長く一緒にいたいけれど、働かないと経済的に苦しいという人もいるかもしれません。

育児休業中は、雇用保険の要件を満たす人には育児休業給付金が支給されます。

育児休業給付金の支給率は、原則として次の通りです。

記事のポイント
・育児休業開始から180日目まで:休業開始時賃金日額の67%
・181日目以降:休業開始時賃金日額の50%

仕事へ復帰すると、原則として育児休業給付金の支給は終了し、勤務先から給与が支払われます。

ただし、復帰後に短時間勤務を利用すると、出産前より給与が下がる場合があります。

それを補うため、一定の条件を満たして2歳未満の子どものために短時間勤務をする場合は、時短勤務中の賃金の最大10%が支給される「育児時短就業給付金」が支給されます。

仕事へ復帰すると給与がもらえるので、収入面では安定します。

ただ、短時間勤務で給与が減ったり、1歳の保育料が高かったりして、思ったほど手元にお金が残らないかもしれません。

復帰後の手取りについてはきちんと試算しておきましょう。

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家族の協力体制はどうか

復帰後は、保育園への送迎、食事の準備、入浴、寝かしつけなどを仕事と並行して行うことになります。

パートナーと「できるほうがする」と決めるだけでは、負担が一方に偏りやすくなります。送迎や家事の担当、子どもが発熱したときに休む順番などを具体的に話し合っておきましょう。

無理なく働き続けられる仕事復帰の時期を選ぼう

法律上は、原則として産後8週間を過ぎると仕事へ復帰できます。そして、育休は1年までとることができます。

ただ、いつ仕事復帰するのがいいかは、その人によって異なります

また、復帰後の負担は職場によって違います。仕事復帰後のことを考えて、働きやすい職場を選んでおくのもひとつの選択です。

この記事を参考に、自分と子どもにとって一番よい復帰時期はいつか、考えてみてくださいね。

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薬剤師コラム編集部
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