ついに注目!?●●薬剤師
2013/11/15
みなさん、こんにちは。
エムスリーキャリアの安東 里恵です。
薬局新聞の最新号の一面に、こんな話題が掲載されていました！
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『一年経過した薬教育と薬害教育 さらなる薬剤師の活用が課題に』
薬害教育とくすり教育の違いに教育現場は苦慮している模様だ。
社会科の授業において行われるべき薬害教育が、保健体育の一環として
くすり教育と同様に扱われていることが明らかになった。
『始まったばかりで、教員は違いが分からなくて当然』
との見方が示されており、学校薬剤師を積極的に活用することが重要との
意見もあげられた。
（薬害教育が）保健体育の一環として教員への啓発不足が背景にあると指摘。
『教える側の認識を変える必要がある。薬害とくすり教育の違いが分からないまま
手探りで行われているのではないか』との見方を示した。
『健康を保つ薬と乱用のクスリが混同されている。
扱いが同じことは残念で仕方ない。』などと語り、正しく服用して発生した薬害と、
不適切使用である薬乱の違いを教育として実施することにはハードルがあることを滲ませた。
『薬剤師には学校薬剤師を務めている場合もある。医薬品に関する専門家として
活用してほしい』と呼びかけるなど、
教員と薬剤師が共同で薬害と薬教育を実施していくことの重要性を呼びかけた。
薬局新聞 2013年11月6日 一部抜粋
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平成24年より、中学校の保健・体育の中に薬教育が導入され、1年が経過しました。
くすり教育の目的は、
『個人生活における健康・安全に関する理解を通して、
生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てる』こととされています。
同時に中学3年生になると、社会科の一環として『薬害教育』―
『医薬品等による健康被害を知るとともに、その発生の過程や社会的な動き等を学ぶことを通じて、
今後、同様の被害が起こらない社会の仕組みの在り方等を考えること』を目的とされています。
『薬害問題』と『薬物乱用等の問題』についての2つの教育が、
多くの中学校3年生の授業の中でごちゃまぜになってしまっているようです。
なぜこんなことが起きてしまっているのか？というと記事にもあったように、
そもそも教員への啓発ができていないからと言われています。
生徒に教える前に、まず教員への啓発が重要であり、
今後、その役割くを担っていくのも学校薬剤師と言われています。
学校薬剤師が体育教諭・養護教諭をサポートし、一緒に学生に指導していくことが
求められる時代となり、従来の学校環境衛生検査といった業務に留まらず、
その職能も多様化してきています。
地方では学校薬剤師も不足しており、また、掛け持ちでの勤務がほとんどのため、
まわりの協力が必要となり、なかなか限られた人にしかチャンスがないのが現状ですが、
薬局以外で職能が発揮できる貴重な機会でもあります。
くすり教育の導入とともに、注目され始めた学校薬剤師。
まだまだ課題はたくさんあるようですが、今後の活躍に注目ですね！
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三浦 明彦
