なかなか進まないあの制度
2013/11/11
みなさん、こんにちは。
エムスリーキャリアの深山 隆文です。
先日出た、薬局新聞の最新号にこんな記事が載っていました。
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リフィル処方箋はまだ先のテーマ
リフィル処方箋は難しい―。
日本薬剤師会の三浦洋嗣福会長は、さきほど開催された記者会見の中で、このように発言し、
直近の調剤報酬改定で議論の俎上にあげることは困難との考えを明らかにした。
諸外国で導されている事例があるものの
『例えば米国では州ごとに法律が違うし、長期処方に対しては問題点が指摘されている。
現状でも分割調剤という手法があり、リフィルができないから
薬剤師は対応できないとは思っていない』と語り、
近い将来には取り組むべきテーマであると認識する一方で、
現時点でも似たような役割を発揮することは可能との見方を強調した。
薬局新聞 2013年10月30日 一部抜粋
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さて、このリフィル処方箋。
海外でも取り入れされており、随分前から話題に上がっていますが、
日本ではなかなか進んでいません。
そもそも、リフィル処方箋の役割・それに対する薬剤師の役割は何か?
本日はおさらいしたいと思います。
『リフィル処方箋とは?』
患者が医師の再診を受けることなく、
処方せん1枚で繰り返し薬局で薬を受け取ることができる仕組みのこと。
アメリカでは、すでに取り組まれている仕組みですが、
アメリカでは、薬剤師業務は州法によって定められています。
各州が、リフィル可能な医薬品・リフィル回数・1回当たりの処方日数などを定めています。
リフィル期間中は、患者は医師の診察なしで「リフィル処方せん」を薬局に持っていけば薬を
処方してもらうことができます。(薬剤師ネット参照)
そして、日本でのリフィル処方箋の導入の背景に欠かせないのが、
現在、超高齢化社会に突入し、慢性疾患の患者がどんどん増え続けているということです。
高齢者の方にとっては、病院に行くだけでも体力を使うことかと思います。
リフィル処方箋が導入されたら、病院に行く時間が省かれるなどメリットになりますよね。
しかしながら、その一方で、長期において医師の診断にかかることができないなど、
患者様のリスクが高まることも懸念とされています。
そこで、薬剤師の出番です。
リフィル処方箋が導入されたら、薬がなくなる度に、薬局に出向くことになります。
それは、薬剤師が定期的に薬物療法の経過観察が可能になり、
副作用発現や病状変化に気づくことも可能になることを意味しています。
つまり、医師の代わりに患者様の状態をチェックしていくことが求められます。
超高齢化社会への突入に伴ない、慢性疾患の患者様が増えている中で
リフィル処方箋は患者様にメリットをもたらすはずですが、
そのためには、薬剤師さんの経過観察や管理が欠かせません。
まだリフィル処方箋導入は先のようですが、
その未来を見据え、今から勉強していくことが大切かもしれませんね。
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