遠距離恋愛のプロ
2013/07/09
みなさま、こんにちは。荒木田由来子です。
前回、慢性疾患の方と薬剤師さんの関係って遠距離恋愛のようだというお話を書きましたが、
それを読んでくれた同僚がこんな話をしてくれました。
『この前、企業訪問に行った時に、そちらの代表がこう言っていたよ。
”日本の薬局を変えていきたい。
美容師は、店舗異動があった際についていく顧客がいるけれど、
薬剤師で、そこまで患者の心をつかんでいる人はいない。
そんな現状を変えたいと思っている”って』
遠距離恋愛のプロがいました!美容師さん!
美容室に行くのってだいたい1~2ヶ月に1回ですよね。
私も今の美容師さんには、もう長い間お世話になっています。
なぜ、その美容師さんのところに毎回行くのでしょう?
きっと多くの人たちがこんな風に思っているのではないでしょうか?
自分が思っているイメージを理解してくれて、それを超える仕上がりにしてくれること。
そして、絶大なる信頼感。
ちなみに私は、前回、久しぶりに髪形を変えたいとお願いした時に、
その美容師さんはこんな風に言ってくれました。
『ぜったいかわいくしますから』
こんなこと言われて、自分の期待以上の仕上がりにしてもらえたら、
次も行く気になってしまいますよね!
確かに、美容室はお客様と美容師さんが過ごす時間が1~2時間あるので、
薬剤師さんが患者様と接する時間を考えたら、比べてしまうのは少し違うかもしれません。
でも以前、美容室の特集をニュースで見た際、ある美容師さんは言っていました。
『話しかけた時の反応やお客様の話し方、雰囲気すべてを見て、どんな人かを知って、
その人が喜んでいる髪型にしたい』
『相手を知ろうとする』こと、相手のきもちに応えること。
相手のきもちに応えるには『相手の立場にたつ』ことが必要です。
だから結果として、美容師さんはその一人ひとりにあった対応をしてくれる。
前回のお話と繰り返しになってしまいますが、
患者様の病気になってしまった背景、生き方や考え方や性格は、一人ひとり違う。
だからこそ、より患者様を知ろうとする気持ちが必要で、
ある病意の患者様への服薬指導ではなく、
その人のための服薬指導が必要なんですね。
ところで、”日本の薬局を変えたい”と言われた会社の代表。
ぜひ直接お会いしてお話聞いてみたいなんて思ったのは、私だけでしょうか??
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