エナジードリンクと健康
2013/07/10
『これなんのCM？』
と今でも、テレビを目の前にひとり言を言ってしまったことを覚えています。
みなさま、こんにちは。エムスリーキャリアの安東 里恵です。
そう、エナジードリングRed BullのCMです。
前回に引き続き、飲み物の話②エナジードリンクのお話です。
最初、エナジードリンクと聞いた時、なんのことだかさっぱりわかりませんでした。
お酒なのか、栄養ドリンクなのか、ただの炭酸ジュースなのか？
なにより『Red Bull、翼を授ける』の言葉。
あの謎めいた言葉が人々の興味をひき、ブームへと繋がったのかもしれないですね。
エナジードリンクの市場は、2012年に267億円を記録し、
2013年は400億円にのぼることが見込まれており、今年も注目の市場のようです。
Red Bulに限らず、最近どんどん色々な種類のエナジードリンクが発売されています。
スターバックスもエナジードリンクを発売しました。
さて、エナジードリンクですが、分類は『清涼飲料水』でどこでも販売が可能です。
簡単に言うと『元気を出したい』時に飲むジュース。
カフェインやアルギニンや高麗ニンジン等含まれている成分は様々で、
ちなみにスターバックスは『カフェインは私達の得意分野』と、エナジードリンクを発売したようです。
対して栄養ドリンクは『医薬品』・『医薬部外品』に分類されています。
違いはあるようですが、エナジードリンクも栄養ドリンクも
どちらも『元気になるため』に飲むためのものかなと思っていた私。
いいえ、徹底的に違うところがひとつありました。
『元気になる』タイミングが違う。
今までの栄養ドリンクの役割って、風邪のひき始めとか、
ちょっと体調に不安を感じた時に飲むものだったと思うんです。
つまり、マイナス状態の時に飲むもの。
じゃぁ、エナジードリンクは？
エナジードリンクという言葉の定義はあいまいなようですが、
一般的には気分を高めたい時、気合いを入れたい時に飲むものなのです。
つまり通常の状態からプラス状態にしたい時に飲むもの。
実際の効用や効果については明言することは難しいと言われているようですが、
これって健康・体に求めていることが変わってきているということではないでしょうか。
現代社会において、人は『健康維持』『健康回復』だけではなく、
『健康アップ』ということも必要としているということ。
『健康アップ』という言葉が正しいのか分からないぐらい、
新しい意識なのかもしれません。
ただ、エナジードリンクのブームを見るに、
健康に対する意識、体調に求めるものは変わってきているように感じます。
忙しい現代社会で『気合いを入れたい！』という時はあるはずです。
気持ちだけでなく、体にも気合を入れられるということは嬉しいことなのかもしれません。
特にエナジードリンクのターゲットは若い人達。
今後、さらに健康に対する新しい意識が芽生える可能性があるはずです。
ブームが起こるのには必ず理由があります。
それが健康に結びついていることって他にもあるのかもしれないですね。
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三浦 明彦
