育休中をチャンスに変える!ママ薬剤師が無理なく資格取得を目指すコツ

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育休中は、赤ちゃんとじっくり一緒にいられる貴重な時間です。ただ、その一方で、「復職後は大丈夫かな」「キャリアが止まってしまうのではないか」と不安を感じることもあるのではないでしょうか。そのようなときに選択肢の一つとなるのが資格取得です。

もちろん、育休中は育児が最優先であり、無理をして勉強する必要はありません。しかし、少しずつでも学習を進めることで、復職への自信につながったり、将来の働き方の幅が広がったりすることもあります。

この記事では、ママ薬剤師が育休中に資格取得を目指すメリットやおすすめの資格、学習を継続するコツについて解説します。

記事のポイント

育休中に資格取得の勉強をすると、ブランクへの不安を軽くできる

取得する資格は、復帰後に役立つものがおすすめ。

完璧を目指さず、赤ちゃんとの時間を大切にしながら勉強するのがコツ。

ママ薬剤師が育休中に資格取得を目指すメリット

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まず、育休中にママ薬剤師が資格取得をするとどのようなメリットがあるかについてみていきましょう。

育児によるキャリアのブランクへの不安を軽減できる

育休中は薬剤師業務から離れるため、赤ちゃんと二人きりの時間のなかで、「復帰後についていけるだろうか」と取り残されたような気持ちになってしまうことがあります。

そのような毎日のなかで、資格取得に向けて学習すると、最新の医療情報や薬学知識に触れることができます

また、育休中に少しずつでも学んでいるということそのものが、「自分は休んでいる間もアップデートできている」という心の支えになります。「ママ」だけでない自分のための時間だと言えるでしょう。

「育休中に何もできなかった」という後悔を減らし、自信を持って職場復帰しやすくなることも大きなメリットです。

キャリアの選択肢が広がる

子どもが小さいうちは、「残業ができない」「土日祝日は休みたい」など、勤務条件に制約が出がちです。

しかし、資格を持っていることで、限られた勤務時間内でも専門性を発揮し、重要なポジションを任されたり、時給や手当の面で優遇されたりする可能性も出てきます

また、資格取得は、復帰直後には影響がなかったとしても、子どもの手が離れていくなかでキャリアアップしていく際に役立つことがあります。

たとえば、小児領域の資格を取得すれば小児科門前薬局での専門性を高められます。薬剤師ママとしての子育て経験と併せて、ママに寄り添った服薬指導ができる小児領域のプロという評価を得られます。

在宅関連の資格を取得すれば、ニーズが高まる在宅医療に力を入れる薬局への転職にも有利になるでしょう。

子育て中は勤務時間や働き方に制約が生じることもありますが、専門性を高めておくことで、限られた勤務条件の中でも活躍できる場を広げやすくなります。

参考記事:現在の状況別 お金と制度解説

育休中のママ薬剤師におすすめの資格

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育休中に資格取得を目指すなら、復帰後の汎用性が高いものや子育ての経験がそのまま活きるもの、そして在宅で学習しやすいものがベストです。

ここでは、特におすすめの4つの資格をご紹介します。

研修認定薬剤師

資格の取得を考えたとき、すべてのママ薬剤師さんに、薬剤師のキャリアのベースとしてまずおすすめしたいのが研修認定薬剤師です。

研修認定薬剤師は「かかりつけ薬剤師」の要件として必須なので、これを持っているだけで薬剤師としての市場価値が向上します。資格取得を考える薬剤師に人気の資格です。

研修認定薬剤師は、日本薬剤師研修センターなどが実施する研修を受講し、一定の単位を取得することで認定されます。

近年はオンライン研修が充実しており、自宅にいながら単位取得が可能です。専門資格の取得を考えている場合も、まずは研修認定薬剤師を取得しておくと今後のキャリア形成に役立ちます。

小児薬物療法認定薬剤師

子育て中のママ薬剤師と相性が良い資格に、小児薬物療法認定薬剤師があります。

小児は成人とは薬物動態や投与量の考え方が異なり、専門的な知識が必要です。児科門前薬局や病院で働く場合には大きな強みになります。

子育て中に勉強すると、テキストに書かれている知識を実感をもって吸収することができるでしょう。

子どもの病気や体の仕組みを学ぶことは、我が子の急な発熱や体調不良の際にも役立ちます。

自分自身が子育てを経験しているからこそ、勉強中に得た知識と併せて、保護者の不安や悩みに寄り添った服薬指導につなげやすい点も魅力です。

在宅療養支援認定薬剤師

高齢化が進む日本において、在宅医療は今後ますます需要の拡大が期待される分野です。

在宅療養支援認定薬剤師では、高齢者医療、多職種連携、在宅訪問などに関する知識を学びます。

在宅対応薬局は全国的に増加しており、転職市場でもニーズが高い分野です。調剤報酬改定でも在宅医療への評価は高まる一方で、この資格を持っている薬剤師は在宅に力を入れている薬局から重宝されます。

将来的に働き方の選択肢を増やしたい方にもおすすめできます。

また、来局される患者さんのなかで大きな割合を占める高齢者やその家族の生活背景を踏まえた支援を学べるため、薬剤師としての視野を広げるきっかけにもなります。

漢方薬・生薬認定薬剤師

漢方薬に興味がある方には、漢方薬・生薬認定薬剤師もおすすめです。

近年はセルフメディケーションへの関心が高まり、ドラッグストアや薬局でも漢方相談の需要が増えています。女性特有の不調と漢方は相性がいいので、ママ薬剤師におすすめの資格だといえます。

漢方の知識は調剤薬局だけでなく、ドラッグストアでのOTC販売や健康相談業務にも応用できるため、長期的なキャリア形成にも役立ちます。転職の選択肢も広がるでしょう。

参考記事:ママ薬剤師が産休・育休でもらえるお金を自動計算!産休・育休のポイントも

ママ薬剤師が育休中に資格取得を成功させるコツ

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育休中の勉強を成功させるための鉄則は、学生時代や独身時代の勉強法のイメージを捨てることです。ここでは、限られたリソースで効率よく勉強を進めるためのコツを紹介します。

赤ちゃんの生活リズムを優先する

赤ちゃんとの毎日は予測不可能です。勉強のスケジュールをガチガチに固めてしまうと、赤ちゃんの寝かしつけや授乳などで予定が崩れたときに、大きなストレスを感じてしまいます。 

「○時〜○時は勉強時間!」と決めるのではなく、「赤ちゃんがご機嫌なときや、寝てくれたらラッキー。その間に進めよう」という、赤ちゃんの生活リズムに合わせた無理のないスタンスを基本としましょう。

復職後の仕事に役立つ資格を取得する

育休中はまとまった時間があるように思えるので、これまで興味はあったけれど取り組む余裕がなかったがんや内臓疾患などの専門的な資格に目がいってしまうかもしれません。

しかし、限られた時間を有効活用するためには、復職後の仕事に直結する資格を選ぶことがおすすめです。

「復職後にこの知識がすぐ使える」「時短勤務でも、この資格があればチームに貢献できる」といったように、職場復帰後の仕事がイメージできれば、学習のモチベーションも維持しやすいでしょう。

オンライン講座を活用する

育休中はゆっくり外出することが難しいので、資格取得にはオンライン講座の活用がおすすめです。

今は多くの認定団体がeラーニングやオンライン講座を提供しています。スマホやタブレット、PCさえあれば、自宅にいながら、いつでも勉強することができます。

実地研修が必要な資格でも、座学部分はすべてオンラインで済ませられるものを選びましょう。

細切れ時間を利用する

育休中は、まとまった勉強時間を確保しようとすると、かえって難しくなることがあります。

育休中は「10分だけ動画を見る」「授乳中に資料を読む」「寝かしつけ後に問題を解く」など、細切れ時間を積み重ねることが大切です。

スマホを使って1日30分でも継続すれば、大きな学習成果につながります。

【重要】完璧を目指さない

育休中の資格取得で最も重要なのは、完璧を目指さないことです。

難易度の高い薬学部を受験し、国家試験の勉強をして突破してきた薬剤師は、基本的にまじめで頑張り屋さんです。

学生時代の成功体験から、勉強というと計画を立ててきっちり課題をクリアしていかなければと考えてしまいます。

しかし、ママになってからの勉強となると、赤ちゃんの体調不良や夜泣きなどで予定どおりに進まない日は必ずあります。

そのたびに「計画が崩れた」と落ち込む必要はありません。

育児をしながら資格取得をめざして勉強している時点で十分頑張っています。できる日に少しずつ進めるという考え方が長続きの秘訣です。

復職後まで勉強が続いてもOKと考える

資格取得のための勉強をしながら、「育休中に絶対に合格して資格を取らなきゃ!」と自分を追い詰める必要はありません。

育休中に基礎を学び、単位の半分を取り、残りは復職後に仕事のリズムをつかんでから少しずつ取る…という計画でも全く問題ありません。 

長い薬剤師のキャリアの中で見れば、数年かけて取得するのでも十分です。

「育休中にスタートを切れただけで100点満点」と考えましょう。

参考記事:現在の状況別 お金と制度解説 「育休復帰前~復帰後」篇

赤ちゃんとの「いま」を大切にしながら、マイペース学習で一歩を踏み出そう

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育休の本質は、あくまで「身体を休め、赤ちゃんとの新しい生活に慣れ、絆を深めること」です。これを置き去りにして勉強でストレスをため、心身の調子を崩してしまっては本末転倒ですよね。

我が子の成長は本当にあっという間です。フニャフニャだった新生児期、初めて寝返りをした瞬間、目が合って笑ってくれたとき――そんな二度と戻らない愛おしい「いま」の時間を、まずは何よりも大切にしてください。

そのうえで、「ちょっと自分のための時間を過ごしたいな」「未来の自分のために、何かプラスになることをしたいな」と思ったら、それが学びのタイミングです。

テキストを1ページ開く、eラーニングの動画を1本見る。その小さな一歩が、復職後のあなたを支えます。

ママと赤ちゃんの心地よいペースのなかで、未来への準備を少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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薬剤師コラム編集部
「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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