
子どもが保育園に通い始めたママ薬剤師さんが避けて通れないのが、保育園からの急な呼び出しや子どもの体調不良による急な休みです。
同僚に迷惑をかけるのが申し訳ないと罪悪感を抱くかもしれませんが、小さな子どもが体調を崩すのはしかたのないことです。
この記事では、保育園や学校から呼び出されたときの対応や、日ごろから心がけておきたいことについて解説します。
記事のポイント
・子どもが小さいうちは保育園からの呼び出しや急な休みは避けられない。
・ママひとりに負担がかからないようにサポートを準備しておく。
・周囲と「おたがいさま」というよい関係を保っておくことが大切。
保育園や学校から呼び出しがあったり急な休みになるのはどんなとき

まずは、どのような場面で呼び出しや急な休みが発生するのか整理しておきましょう。
子どもの発熱や体調不良
最も多い保育園からの呼び出しの理由は、子どもの発熱や体調不良です。
一般的に37.5~38℃以上の発熱や、嘔吐・下痢、ぐったりしているなどの症状がある場合は、お迎えの連絡が入ります。
特に保育園へ入園して1~2年ほどは、さまざまな感染症にかかりやすい時期です。風邪や胃腸炎、手足口病など、集団生活では感染症が流行しやすく、毎月のように体調を崩す子どもも珍しくありません。
保育園は集団生活であり、子どもの安全が最優先なので、基準を超える発熱や感染症の疑いがある場合は速やかに保護者へ連絡が入ります。
学級閉鎖・休園・自然災害
子ども本人が元気でも、インフルエンザなどによって学級閉鎖や休園になることがあります。
また、台風や地震などの自然災害で急に休園・休校となるケースもあります。
前日に「明日は学級閉鎖になります」と連絡が入ることもありますし、自然災害の場合は突然お迎えをお願いされることもあります。
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保育園からの急な呼び出しがあったときの対応手順

勤務中に保育園から「熱が出たのでお迎えをお願いします」と連絡が入ったときは、落ち着いて次の手順で対応しましょう。
1. 上司に報告する
保育園から連絡を受けたら、まずは直属の上司にそのことを報告します。
「保育園から38度の熱が出たと連絡があったため、大変申し訳ありませんがお迎えに行かせていただきたいです」と、状況を簡潔に伝えましょう。
2. 今後の対応を相談する
退勤の希望が了承されたら、すぐに退勤するのか、ある程度引き継いでからにするのかを上司と相談しましょう。
現在担当している業務だけでなく、今日中に終わらせておきたい業務についても、どうすればいいか判断を仰ぎます。
また、翌日も休む可能性があるかについても、わかる範囲で伝えておきましょう。
3. 引き継ぎを的確に行う
上司との間で確認が取れたら、スタッフ間で引き継ぎを行います。急いでいても、必要な事項に漏れがないように注意して共有しましょう。
日ごろから業務を見える化しておくと、急な引き継ぎでも慌てずにすみます。
4. できるだけ早くお迎えに行く
業務の引き継ぎが完了したら、できるだけ早くお迎えに向かいましょう。
保育園に到着したら、子どもの体調や園での様子について先生から詳しく話を聞きます。
また、翌日の登園についても相談しておきましょう。
感染症によっては医師の登園許可書が必要な場合もあります。あらかじめ確認しておくことで、翌朝落ち着いて対応できます。
5. 病院を受診する
子どもの症状に応じて、かかりつけの小児科や耳鼻科を受診します。
受診時には、発熱の経緯や体調の変化などを落ち着いて伝えましょう。
登園許可書が必要な場合には、どのような状態になれば登園許可書を発行してもらえるかを確認しておきましょう。
6. 子どもと帰宅・看病する
受診後は、自宅で子どもをゆっくり休ませます。
子どもの様子が落ち着いたら、上司へ子どもの状況を伝え、翌日の出勤について現時点での見込みを連絡しておきましょう。
早めに状況を共有することで、職場も翌日の勤務体制を調整しやすくなります。
すぐにお迎えに行けない場合はどうする

お迎えコールがあっても、すぐにはどうしても抜けられないこともあります。そのようなことになっても大丈夫なように準備しておくことが重要です。
祖父母に頼む
祖父母が近くに住んでいる場合は、いざというときにお迎えをお願いできるか確認しておきましょう。
協力してもらえる場合は、事前にどのような状態になったら頼むかを伝え、保険証や受診券の保管場所などを共有しておきましょう。
ファミサポやベビーシッターに頼む
近隣に頼れる親族がいない場合は、ファミリーサポートセンターやベビーシッターの活用を検討しましょう。
選択肢を一つ持っておくだけで安心感につながります。
急な休みになったときの対処法

朝、子どもの発熱などで「今日は出勤できない」となったときの対処法について解説します。
自分が休む場合は職場に事情をよく説明する
子どもの看病で仕事を休む場合は、職場で決められた連絡ルールに従い、早めに上司へ連絡しましょう。子どもの症状や受診の予定、翌日以降の出勤見込みなど、現時点でわかっていることを伝えておくと、職場も勤務体制を調整しやすくなります。
また、急ぎの業務がある場合は、連絡が取れる時間帯もあわせて伝えておくとよいでしょう。
ただし、子どもの看病が最優先であることを忘れず、無理のない範囲で対応しましょう。
病児保育やベビーシッターを利用する
どうしても仕事を休めない場合は、病児保育や病児対応のベビーシッターを利用することも一つの方法です。
病気や症状によって利用できるサービスは異なりますが、いざというときの心強い選択肢になります。
同僚との関係を良好に保つためのポイント

急な早退や欠勤は、どうしても店舗のスタッフに負担をかけることになります。同僚とよい関係を作るためのコツをお伝えします。
日ごろから上司や同僚に状況を共有し、コミュニケーションを大切にする
子どもの年齢や、保育園に入園したばかりで体調を崩しやすい時期であることなどは、普段の会話の中で自然に伝えておくとよいでしょう。
職場にママ薬剤師がいるときは、子どもが病気になったときの対応や、仕事との両立について相談するのもおすすめです。経験者ならではのアドバイスがもらえたり、「みんな通る道だから大丈夫」と声をかけてもらえたりすることで、不安が軽くなるでしょう。
一方で、子どもの話ばかりを続けると、不快に感じる人もいるかもしれません。
周囲の状況や関係性に配慮したコミュニケーションを意識していきましょう。
フォローしてもらったら感謝を伝える
急な退勤や欠勤でフォローしてもらった際には、出勤した際に必ずお礼を伝えましょう。
「昨日はありがとうございました」「急なお願いにもかかわらず対応していただき助かりました」の一言があるだけでも印象は大きく変わります。
また、仕事を代わってもらった場合は、「その後どうなりましたか」と状況を確認し、続きの業務を積極的に引き取る姿勢も大切です。
自分が対応できるときは周囲をサポートする
感謝の気持ちは、言葉だけでなく行動でも返していきましょう。同僚が体調不良で急に休んだときや、業務が立て込んで忙しそうにしているときには、積極的にフォローに回る姿勢が大切です。
「困ったときはおたがいさま」と自然に言い合える職場になるように、日ごろから自分も周囲を支えることを意識していきましょう。
呼び出しや急な休みに備えてやっておきたいこと

子どもは急に病気になります。その際に落ち着いて対応できるように事前に準備しておきたいことをまとめました。
夫婦の間で誰が対応するか決める
「子どもの病気=ママが休む」と決めつけるのではなく、「火曜と木曜はパパが調整しやすいので対応する」といったように、パートナーと事前に役割分担を話し合っておきましょう。
お互いの仕事のスケジュールを共有アプリでリアルタイムに確認できるようにしておくのも有効です。
保育園から連絡が来たときに夫婦間でどのように連絡をとって動くかも考えておきましょう。
祖父母のサポートが受けられるか確認しておく
祖父母に協力をお願いできる場合は、対応可能な曜日や時間を確認しておくと、いざというときに慌てずにすみます。
どのように連絡をとるか、祖父母の家と自分たちの家とどちらで看病するかなども確認して、必要な情報は共有しておきましょう。
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ファミサポやベビーシッターに登録しておく
いざというときに慌てないためにも、地域で利用できるファミリーサポートセンターやベビーシッターサービスをあらかじめ調べて登録しておきましょう。
利用料金や対応時間、病児対応の有無などを比較し、自分の家庭に合ったサービスを見つけておくことが大切です。
病児保育に登録する
病児保育は、自治体が実施する事業で、地域の医療機関が運営しているケースが一般的です。
子どもが病気になったときに慌てず利用できるよう、事前に利用方法や利用料金などを確認し、必要な登録を済ませておきましょう。
また、利用料の補助制度を設けている自治体もあります。お住まいの自治体の制度をあらかじめ確認しておきましょう。
子どもは入園後1~2年は体調を崩しやすいと理解する
保育園に入園したばかりの子どもは、さまざまな感染症にかかりやすくなります。
「職場に迷惑をかけたくない」と思うママ薬剤師さんは多いでしょう。
しかし、この時期は自分の思いどおりに働けないこともあると、ある程度割り切っておくことも大切です。そう考えておくことで、必要以上に自分を責めずにすみます。
今は子どもが安心して過ごせるよう寄り添う時期だと考え、看病も子どもとゆっくり過ごせる時間でもあると前向きに捉えてみましょう。
数年後には体調を崩す頻度も少しずつ減り、仕事との両立もしやすくなっていきます。
診察券などの必要なものをまとめておく
健康保険証や診察券、お薬手帳、母子健康手帳などは、すぐ持ち出せる場所にまとめておくと安心です。
緊急時に家族の誰でもすぐに病院へ連れて行けるように準備しておきましょう。
柔軟な姿勢で呼び出しや急な休みに対応しよう

子育て中のママ薬剤師にとって、保育園や学校からの急な呼び出しや欠勤は避けられないものです。
日ごろから職場でのコミュニケーションを大切にし、家族や周囲のサポート体制を整えておきましょう。
子どもの成長とともに急な呼び出しは少しずつ減っていきます。
必要以上に抱え込みすぎずに、この時期を乗り越えていきましょう。



