印象が180度変わる!知っておきたい面接マナー
ここでは、面接当日の流れに沿って、面接時のマナーをご説明します。
面接は話す内容だけでなく、立ち振る舞いや言葉遣いが非常に大切。
面接官に与える印象に大きく影響しますので、しっかりと対策をしてから臨みましょう。
受付
面接開始時刻の10分前には受付に到着するようにしましょう。
なお、建物に入る前にコートを脱ぎ、腕にかけておくことは忘れずに。その後、面接開始時間5分前になったら、受付担当者に連絡を入れましょう。
連絡を入れる際、受付担当者には「大学名」「氏名」「約束した相手の名前」「約束した時間」「内容」の5点を必ず伝えてください。
「こんにちは。薬キャリ大学の田中 花子です。本日、人事担当の○○様と14時より、面接のお約束がございましてうかがいました。○○様はいらっしゃいますでしょうか」
待機時
控室に案内され、面接が始まるのを待つ間も注意が必要。背もたれにはもたれかからず、背筋を伸ばして姿勢良く待ちましょう。
なお、この時に携帯電話などを見るのはNG。電源は忘れずに切っておきましょう。
入室
背筋を伸ばし、顔を上げて入室してください。
ハキハキした声で「失礼します」と言った後、1秒ほどの間をおいてドアを開けます。
なお、入室する際のノックは3回が原則です。
ドアを開けて部屋に入ったら、面接官に完全にお尻を向けないように角度に気をつけながら、ドアを静かに閉めます。その際、最後まで手を添えて閉めましょう。
面接官から名刺を渡されることがあります。
その際は、両手で名刺を受取りながら「頂戴いたします」と言って受け取ります。
なお、名刺をカウンターやテーブル越しに受け取るのはマナー違反。相手の目の前まで行って受け取ってください。
受け取った名刺はテーブルの左手前に置きます。
面接中
お辞儀をする際は、背筋を伸ばしたまま、45度前に上半身を傾けます。
首を曲げたり、目線を上げたりせず、背筋と首・顔が一直線になるよう、そのまま下ろします。
その後、ゆっくりと起き上がり、相手の目を見ましょう。
お辞儀の種類
敬礼:30度くらい前に傾けます。目上の人にあいさつする時などに使います。
最敬礼:45度くらい前に傾けます。深い感謝を示す時や謝罪する時に使います。
面接が始まったら、肩の力を抜いて背筋を伸ばし、目線は下げずに前を見ましょう。
その際、背もたれにもたれかかったり、深く腰掛けたりしないでください。
男性の場合、足は肩幅程度に開き、手は柔らかく握り両ももの上に置きます。
女性の場合は、両足先を左右どちらかに、5cmほどずらし、膝は常にくっつけてください。
手は太ももの中央に置き、左右の手を重ね合わせましょう。
敬語の使い分けに注意すること
尊敬語、謙譲語、丁寧語、3つの敬語をしっかり使い分けられるようにしましょう。
尊敬語は、相手の行為を立てることで、相手への敬意を表します。
謙譲語は自分の行為をへりくだりことで、相手への敬意を示します。
丁寧語は、相手や内容を問わず丁寧に述べる言い方です。
また、間違いやすい言葉遣いも紹介しますので、面接前に必ずチェックしましょう。
◆よく使う敬語一覧
◆間違いやすい言葉遣い
退室
面接が終わったらあいさつをして退室します。立ち上がり、姿勢を正して「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を言い、お辞儀をします。
相手のお辞儀が終わり目と目を合わせたら、バッグを持ち、退室してください。なお、ドアを閉めるときは静かに締めましょう。
【参考文献】
杉村太郎、熊谷智宏(2014)『絶対内定2016 服装・マナー』ダイヤモンド社、唐沢明(2013)『就活の敬語』日本能率協会マネジメントセンター