給与やワークライフバランスなどを考慮して、調剤薬局に絞って就職活動をしていました。なかでも、日本メディカルシステムは高待遇だったことは魅力のひとつでしたね。

また、日本メディカルシステムは沖縄県の1店舗を除いて九州地方に店舗展開していないのです（2025年4月時点）。「就職したら地元には戻らずチャレンジする」という意思が強かったので、”退路を絶つ”という意味でも私にぴったりでした。

実はエリア長への挑戦は、最初から乗り気だったわけではないのです。薬局長という仕事にやりがいを感じていましたし、もっと店舗を良くしていきたいという思いがあったからです。また、エリア長になると薬剤師として現場に立つ機会が減ってしまう点にも葛藤しました。

ですが、年次を重ねるにつれて後輩の薬局長から店舗運営や人材マネジメントに関する相談を受けることが増えてきていました。そんななか、当時の上長からお声がけをいただいたので、「後輩の薬局長を育てたり、システムをつくったりすることで、より多くの患者さまのためになるのではないか」と思い、エリア長にチャレンジすることを決心しました。

まだエリア長として2年目ですので、まずはエリア内の従業員一人ひとりと向き合いたいです。彼ら彼女らがイキイキと働けるようになって初めて、患者さまが薬剤師・薬局のファンになっていただけると思っています。抽象的ですが、「エリア内の患者さまも従業員も幸せになれる」ことを常に考えて取り組むエリア長を目指していきたいです。

また、これまでの経験から人を育てることが好きな自分に気づきました。ですので、将来的には薬局長の研修・育成についても本格的に携わるようなポジションに就けたらと考えています。