アイングループ
調剤スペシャリスト志向
地域医療から高度医療まで――網羅的な経験を強みに
大木 菜穂
(おおき なほ)
アイングループ
アイン薬局 日本医大武蔵小杉病院店
薬局長
日本大学卒業
大木 菜穂
(おおき なほ)
アイングループ
アイン薬局 日本医大武蔵小杉病院店
薬局長
日本大学卒業
アイングループの日本医大武蔵小杉病院店で薬局長を務める大木 菜穂さん。大木さんは入社以来、医療モール型や総合病院門前、敷地内薬局など、さまざまな店舗で経験を積み成長を重ねてきました。そんな大木さんのこれまでのキャリアについてうかがいました。
Career Step
キャリアステップ
2018年 アイングループ入社。アイン薬局 アトレ川崎店(神奈川県)に配属
2019年 アイン薬局 鶴見中央店(神奈川県)に異動
2021年 アイン薬局 川崎店(神奈川県)に異動。薬局長に昇進
2023年 アイン薬局 日本医大武蔵小杉病院店(神奈川県)に薬局長として異動
Interview
インタビュー
業界大手のアイングループなら「さまざまな店舗で経験が積むことができる」と期待して入社
薬局長になった今も、目の前の患者さまの「生活を支える」喜びは変わりません
Q. 
就職活動をするうえで意識したことを教えてください
将来、自分の働く姿をイメージできるかを意識して就職活動に臨んでいました。実は、実務実習を経験するまでは、MRのように企業で働くことを考えていました。ですが、実習を経験するなかで薬局薬剤師にやりがいを感じて、薬局志望に方針転換しました。定期的に血圧を測りに来る高齢の方だったり、お子さんの風邪のときに頼りにしてもらったりといった、薬剤師の「生活を支える」側面に憧れ、そんな働き方をしたいと思ったからです。
Q. 
アイングループを選んだ理由は何ですか?
最大のポイントは、薬局業界をけん引するリーディングカンパニーのひとつであり、大手だからこそさまざまな形態・規模感の店舗で経験を積むことができると考えたからです。また、福利厚生がしっかりしていて、ライフステージが変わっても長く働ける会社に身を置きたいという考えもありました。

そのほか、アイングループの先輩たちがとても前向きで明るく働いていたことも印象的でした。余談ですが、就職活動イベントでお話しさせていただいた先輩薬剤師と、新卒で配属されたアトレ川崎店で偶然再会しました。就職活動時にお守り代わりにもっていた先輩の名刺をお見せしたときの、はにかんだ笑顔を今でも覚えています。
往診同行で見えた医師の処方背景
往診に同行するなかで、薬剤師としての視野が広がっていきました
Q. 
さまざまな店舗を経験していますが、印象に残っていることはありますか
それぞれの店舗で特徴があり学ぶことばかりですが、ひとつ挙げるとしたら初めて往診同行したときのことですね。医師や看護師、ケアマネジャーなど多職種の方々と連携するなかで、視野が広がりました。これまでは「処方箋を見て疾患を予想し、その薬が処方された意図を考える」というプロセスで仕事をしていましたが、往診同行することで処方箋が発行される前の「患者さまがどのような症状を訴えていて、医師がどのように判断したのか」に意識が向くようになりました。
Q. 
敷地内薬局の特徴についても教えてください
日本医科大学武蔵小杉病院は、ICUやNICU、周産期・小児医療センターをもっているため、診療科が多いだけでなく、重篤な患者さまや妊婦の患者さまも多いです。そのため、ハイリスク薬や、妊婦への禁忌に対する勉強は必要ですね。病院が開催する勉強会で学ぶ機会もあり、このような勉強会などを通じ病薬連携も深めています。

病院の医師や薬剤師が薬局に訪問してくださることも珍しくなく、「顔が見える関係」が構築できていることも特徴のひとつです。
敷地内薬局の管理者として、やりがいをもって働ける環境をつくりたい
スタッフ一人ひとりがやりがいをもって働ける環境づくりに取り組んでいます
Q. 
薬局長としてマネジメントに携わることには慣れましたか?
一通りの経験を積んで今でこそ慣れてきましたが、最初のうちは大変でした。以前いた店舗より、勤務している薬剤師の人数が10人以上増えたので、一人ひとりとの向き合い方や時間の確保に苦労しました。幸い、アイングループは大勢同期がいるので、同じ時期に薬局長になる人も多いです。悩みがあるときに横のつながりで相談しやすい点も大手ならではの魅力のひとつだと思います。
Q. 
今後の展望を教えてください
一人の薬剤師としては、経験7年目。医薬品の知識も、患者さま対応もまだまだ発展途上なので、引き続きスキルアップしていきたいですね。

薬局長としては、スタッフ一人ひとりが働きやすい環境をつくることにこだわっていきたいです。敷地内薬局は、薬剤師として成長できる環境ですが、求められる知識や業務量が他店に比べて多いことも確かです。「大変なときもあるけれど、やりがいがあって働いていて楽しい」と言ってもらえるように、薬剤師一人ひとりのキャリアデザインに合った調整ができるようにヒアリングを心がけています。
Message
薬学生へのメッセージ
アイングループは「敷地内薬局」をはじめとした、高度薬学管理型の店舗が多いイメージかもしれません。しかし、同時にアイングループにはクリニック門前や医療モール内など地域医療型の店舗も多数あります。それは、機能ありきではなく、その地域にとって最適な薬局を展開しているからです。自分の働きたい薬局がアイングループならきっと見つかるはずです。