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国立大学法人三重大学医学部附属病院
くすりの知識と情熱で、医療を支え、未来を拓く
- 病院
従業員数 職員 1,971名、うち薬剤師 64名
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企業情報
~薬剤部長からのメッセージ~
現在、薬剤部には64名の薬剤師、9名の事務補佐員が在籍し、教授、准教授、講師、助教を中心とした研究・教育体制、副部長、薬剤主任、専門・指導薬剤師を中心とした業務体制を構成しています。薬剤部のビジョンには、①高度先進医療・地域医療を支える②医療人としてのプロフェッショナリズムを醸成する③未来を拓く診療・研究を推進する を掲げ、県下唯一の特定機能病院として業務・研究・教育に励んでいます。
【業務】
セントラルにおける調剤業務、製剤業務、医薬品情報業務のみならず、病棟や外来化学療法部、救命救急・総合集中治療センター、手術部、臨床研究開発センター、医療安全管理部、感染管理部で薬剤師が活躍しています。当院では、入院棟の一般病棟、NICU、救命救急・総合集中治療センター、手術部、外来化学療法部にサテライトファーマシーを設置しており、薬剤師がチーム医療に参加しやすい環境です。
また、院内物流管理システム(SPD)(外部委託業者)が、医薬品の発注・納品、病棟からの返品薬品の整理、注射薬の取揃えを行っており、薬剤師が“薬剤師らしい仕事”に集中できる環境整備が進んでいます。そして、注射薬自動払出し装置、全自動錠剤分包機、全自動散薬分包機、抗がん剤調製ロボット、高速液体クロマトグラフ質量分析装置(LC-MS/MS)が稼働し、さらに、令和4年3月には自動薬剤(内服・外用薬)ピッキング装置を導入し、計数調剤における照合エラーを最小限に抑えています。
保険薬局との連携についても、トレーシングレポートや「院外処方箋における事前合意に基づく調剤内容変更プロトコル」の運用、当院薬剤部主催の勉強会を定期的に開催し、連携を深めています。
【教育】
日本病院薬剤師会、日本医療薬学会等の各学会の認定研修施設に指定されており、地域の保険薬局薬剤師を含む薬剤師の専門資格の取得にも積極的に取り組んでいます。さらに、薬剤師の初期研修であるファーマシーレジデント研修制度は今年度で8期目を迎え、現在7名が知識と技術の修得に励んでいます。研修カリキュラムには医師講義や教員が加わるセミナーが含まれており、代表的な疾患の疫学・発症機序・診断・薬物治療について広く学ぶことができます。
【研究】
大学院医学系研究科に臨床薬剤学講座(Department of Clinical Pharmaceutics)を主宰しており、現在、5名の社会人大学院生の研究指導を行っています。また、文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン・専門薬剤師コースも併設しており、医学博士号の取得とともにがん専門薬剤師の取得を目指すことができます。博士号の取得は、自立した研究者・専門家として「高度な専門知識を持つことの証明」のみならず、診療に必要とされる考察力、洞察力、遂行力を高めるために勧めています。
さいごに、薬物療法は年々高度化・多様化しており、薬剤師が役割を担うことで医療の質が向上する業務、いわゆる、タスク・シフト/シェアの実践が求められています。社会からの期待に応えるためには、個々の薬剤師自らが研鑽を重ね専門性を高めるとともに、組織として薬物治療の適正化や安全実施に向けてアイデアを出し合い、取り組むことが必要です。専門薬剤師や博士号の取得、病院薬剤業務の新たな取り組みに強い関心のある方の見学、就職希望をお待ちしております。
詳細は「三重大薬剤部」でweb検索し、薬剤部HPをご覧ください。薬剤師としての総合力を高められる職場です。
企業名 | 国立大学法人三重大学医学部附属病院 |
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業種 | 病院 |
企業紹介 | 【拠点病院指定】 がんゲノム医療拠点病院 小児がん拠点病院 がん診療連携拠点病院 エイズ治療拠点病院 肝疾患診療連携拠点病院 地域災害拠点病院 ほか |
事業内容 | 薬剤業務全般(手術部・外来化学療法部・救命救急・総合集中治療センターにおける薬剤業務、治験管理業務、実習指導等を含む) |
住所(本社) | 514-8507 三重県津市江戸橋2丁目174番地 |
設立 | 1973年 |
沿革 | 1876年 三重県公立病院 1889年 私立今井病院 1910年 津市立病院 1943年 三重県立医学専門学校附属病院 1947年 三重県立医科大学附属病院 1973年 国立三重大学医学部附属病院 2004年 国立大学法人三重大学医学部附属病院 |
従業員数 | 職員 1,971名、うち薬剤師 64名 |
施設・事業所情報 | 三重県 |