• 独立行政法人国立病院機構近畿グループ

    国立病院機構は全国に140病院を有する日本最大級の医療グループです。

    • 病院

    従業員数 従業員数:約8200名 うち薬剤師数:約300名

先輩情報

川上 智弘
神戸医療センター
2018年
神戸薬科大学
入社のきっかけ 国立循環器病研究センターでの病院実習で、病院薬剤師が多職種と連携しながらテキパキと働く姿が格好良く見え、自分もチーム医療の一員として適切な薬物療法に貢献したいと思いました。国立病院機構グループにはさまざまなタイプの病院があり、異動によって多くの経験を積むことができることに魅力を感じ、入職を決めました。
現在の仕事内容 入職後は、地域の基幹病院である神戸医療センターに配属され、1年目前半は調剤やDI、無菌調製など、薬剤師として基本となる業務を徹底して学び、後半からは病棟や手術室業務、入退院の支援を行う入退院センター業務などにも携わりました。研修の一環として、循環器内科、外科、脳外科、整形外科など、さまざまな病棟に先輩と一緒に行き、患者さんへの服薬指導の仕方や、他職種との関わり方についても学びました。病棟や入退院センターでの業務では、患者さんに専門用語を使わず、わかりやすく、かつ正確に伝えることの難しさを痛感。薬剤部長から「ポイントを絞って伝えるといいよ」とアドバイスをもらい、優先順位を考え、メリハリをつけた話し方を意識するようにしました。 2年目からはAST(抗菌薬適正使用支援チーム)、ICT(感染対策チーム)にも参加。特に抗菌薬は腎機能との関連から調整が必要だったり、広域抗菌薬の多用が課題になっていたりと、薬剤師として寄与できる部分も多いため、興味深く思っていただけに、深く学ぶよい機会になりました。さらに医療事故を防ぐ観点から薬剤オーダのシステム運用にも携わり、より広い視野も養うことができました。
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やりがい 現在の業務の中で、AST専従として、抗菌薬の適正使用を目指し、医師や看護師、検査技師とコミュニケーションをとりながら、最適な抗菌薬の使い方を提案しています。提案が採用され、患者さんの状態がよくなったり、抗菌薬についての相談をされたりすると、役に立てているとやりがいを感じます。
これからの目標 今後、抗菌化学療法認定薬剤師の資格取得なども視野に、さらに取り組みを深化させていきたいと思います。
薬学生にひとこと キャリア選択に当たって、事前に自己分析し、自分のしたいこと、自分に合う仕事を絞り込んでいくこと、また薬剤師としてどのような仕事があるのか把握することが大切です。説明会などに参加するほか、研究室の先輩に聞いてみるのもよいと思います。