本当の"コミュ力"ってなに?
2013/08/23
みなさん、こんにちは。
エムスリーキャリアの古川 達也です。
夏休みもそろそろ終わりを迎えますが、元気に乗り越えられそうでしょうか?
夏が終わるということは、新学期の時期。
世の中にはそろそろ頭に”就活”がちらついている学生さんもいるかもしれません。
最近、ニュースでこんな記事をみつけました。
経団連が毎年発表している新卒採用の『選考時に重視する要素』。
企業が学生に求める力の1位は9年連続で、
『コミュニケーション能力』だそうです。
病院型完結医療から地域包括ケアシステムへの移行に伴い、
薬剤師さんに求められるスキルのひとつとして"コミュニケーション能力"があげられますよね。
もちろん、薬剤師さんに限らず、社会人に求められるコミュニケーション能力。
さて、その記事によると『コミュニケーション能力』は3つに分類されると書かれていました。
■□■話す力■□■
自分の考えや思いを相手に分かりやすく伝える力のこと。
■□■聴く力■□■
人の話をただ聞くのではなく、傍観者になることなく、
注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾ける力のこと。
■□■読む力■□■
相手が聞いてくる質問の意図や背景を理解する力のこと。
多くの学生は、『コミュニケーション能力=話す力』と思いこんでいるようです。
きっと、学生に限らず、『コミュニケーション能力=話す力』と思っている方は
多いのではないかと思います。
高齢化社会が進み、慢性疾患患者の方が増えていく中で、
薬剤師さんにとっても『聴く力』、『読む力』は非常に重要になってくるはずです。
同じ慢性疾患の症状であっても、その病気になった背景や病気を治すモチベーションは、
一人ひとり違うはず。
そしてこれからの薬剤師さんには、そういったことを理解した上で、
服薬指導やサポートをしていくことが必要となってきます。
つまり『聴く力』『読む力』があって、
初めて『話す力』が発揮されるのではないでしょうか。
また、いずれにせよ、コミュニケーション能力は、
相手のことを想うこと、考えることが必要になるはずです。
より患者様の深い部分まで入り込んだ服薬指導、サポートができるようになるために、
ご自身のコミュニケーション能力を見直してみてはいかがでしょうか?
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