調剤室を飛び出して仕事をする!
2013/07/11
みなさま、こんにちは。
エムスリーキャリアの深山隆文です。
『調剤薬局は待ち商売』と
一昔前は言われていましたが、超高齢社会が進む中で、
在宅医療・介護の必要性は年々高まっていきます。
調剤室ではなく、患者様のもとにお伺いをして仕事をするということです。
しかし、それ以前に在宅医療・介護における薬剤師の役割は、
患者様や患者様のご家族にまだ十分に理解されていないのが現状です。
今後、在宅医療・介護の必要性が高まることは間違いありません。
そこで、今回は在宅医療・介護においての薬剤師さんの役割について、
最近読んだ本に書かれていたので、ご紹介させていただきます。
~~~在宅医療・介護における薬剤師の役割~~~
【ステップ1:服薬支援】
まずは、薬への関わりです。残薬の把握はもちろんですが、
患者様個々の状態にあわせた調剤方法、
剤形そして、服薬管理情報の選択にも関わってきます。
処方箋通りに服薬できるようにするだけでなく、患者様自身が理解・納得し、
安心して服用できるように支援することを心がけることが必要です。
【ステップ2:患者支援】
『患者様』への関わりです。
薬の使用前、そして使用後の患者様の状態をしっかりチェックすることで、
効用や副作用などを把握し、病状改善はもちろん、ADLやQOLの維持の向上を図ります。
【ステップ3:多職種連携】
ステップ1・ステップ2で把握した情報を医師に伝え、
さらに訪問看護師やケアマネージャーとの情報共有も不可欠です。
医療・介護の多職種が情報を共有しつつ、治療方針やケアプランが査定されていきます。
在宅医療・介護の場においては、調剤室では想像できないようなことが起こり、
調剤室では積むことができない経験ができると言われています。
例えば、患者様が薬を呑む瞬間は、調剤薬局では意外と見ることができないですよね。
でも、在宅医療・介護においては、薬を呑む瞬間を見ることができます。
そこでなにか問題があった場合には、そこの改善も薬剤師さんの役割になります。
ですが、現状は、患者様の家を訪問しても、玄関先で薬を渡して終了ということが
多いと言われています。
訪問を重ねるうちに色々と話ができるようになり、そのうち家の中に入れてもらえるようになる。
そうして初めて、患者様の症状や薬の呑み忘れを知ることができるようになる。
最初にも言いましたが、在宅医療・介護における薬剤師の役割は、
患者様や患者様のご家族にまだ十分理解されていないのが現状です。
まずは、在宅医療・介護において、もっと薬剤師さんの役割を明確にし、
存在価値を出していかなければなりませんね。
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