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たんぽぽ薬局株式会社 薬剤師 佐伯さん

教育制度の整った環境で医療人として成長

充実した教育制度と学習環境がスキルアップを後押し。
薬剤師一人ひとりの高い志が会社のビジョン実現へと導く

調剤未経験でも安心して働ける環境が一番の魅力

――はじめに、入社までの経緯について教えてください。

佐伯 知明(さえき ともあき)
管理薬剤師 木場店 薬局長

前職のドラッグストアはOTC専門店だったため、医療用医薬品に接する機会はほとんどありませんでした。そのため、患者さまから処方薬との飲み合わせについて質問を受けた際に、薬剤師でありながら、うまく対応できないことがたびたびあったのです。薬剤師として患者さまの役に立つために、医療用医薬品の知識をもっと高めたいと思い、調剤経験を積める薬局への転職を決めました。

――数多ある調剤薬局の中で、たんぽぽ薬局を選んだ決め手は何でしょうか。

一番の理由は、教育制度が充実していたことです。たんぽぽ薬局では、先輩薬剤師がマンツーマンで指導してくれる「OJTトレーナー制度」が入社から1年間設けられており、調剤未経験でも安心して働けそうだと思ったのです。また、医療用医薬品の知識をつけたいと考えていましたから、研修センターでの講習に加え、eラーニングを使って自分の好きな時に勉強できる環境が整っているなど、学習環境が充実しているという点は大きな魅力でした。

OJT制度やeラーニングを駆使してスキルを身につけ、4年で薬局長に

――2010年10月に入社してから現在までの配属先と業務内容について教えてください。

これまで三つの店舗で経験を積みました。 最初は、滋賀県内の総合病院門前の中規模薬局に配属となり、ここで2年弱勤務しました。先述の通り、入社後の半年間は先輩からマンツーマンで指導を受けながら、調剤業務や服薬指導など調剤薬局での業務の基礎をひと通り身につけました。 次の配属先は名古屋市内にある総合病院の門前薬局で、ここは10人もの薬剤師が在籍する大規模店。医療用医薬品の数は1000アイテムに上り、1日の処方箋枚数も多かったため、医薬品の知識量がぐんと増えました。さらに、待ち時間が長くなる際は患者さまへこまめに声がけするなど、混雑する薬局内で患者さまにいかに心地よく過ごしていただくか、接遇でも多くを学びました。 そして現在は、名古屋市内にある透析専門クリニックの門前薬局で薬局長として勤務しています。

――転職理由であった医療用医薬品の知識向上と、調剤業務の習得は果たせましたか。

はい。医療用医薬品の知識は、実務とeラーニングによって着実に習得してきました。しかし、患者さまが安全に薬を使用できるよう指導するのが薬剤師の義務ですから、新たな医薬品の情報は常に更新・追加していかなければならず、そのための勉強は生涯を通して継続するつもりです。 一方、調剤業務は未経験だったので当初は不安でしたが、それはすぐに払拭されました。まず、先輩のサポート役として一連の調剤作業を覚え、その後、簡単な処方内容のものから調剤を担当して、徐々に私一人で作業するという、じっくり学べる体制だったからです。また、不明点は先輩にすぐ質問できる環境でしたから、安心して業務にあたることができました。 このような医療用医薬品の知識や調剤技術といった薬局長に基礎的な要件を身につけ、入社して4年で薬局長になりました。

会社のビジョン実現のために薬局長として目指す薬局の姿とは

――ご自身のキャリアプランについて教えてください。

たんぽぽ薬局 木場店

初めての薬局勤務は不安も大きかったのですが、入社4年目で薬局長に就くことができ、予想よりも早く成長を実感しています。目下の目標は、マネジメントスキルを高めること。現在薬局長を務めるのは、処方箋枚数のあまり多くない小規模な門前薬局なので、まずはこの規模で人と物の管理を学ぶつもりです。そして、ゆくゆくは大規模店の薬局長になりたいと考えています。 大規模店の薬局長には、大勢のスタッフを管理するマネジメント能力が必要ですが、スタッフ数の少ない現職場でそのスキルを磨くのは難しい。ただ、少人数だからこそ、私一人の業務範囲が広いので、業務を効率よくまわすという点では学ぶことが多くあります。たとえば、大規模店では大量の処方箋にスムーズかつ正確に対応しなければなりません。そこで、混雑時に備えて平常時に薬袋や紙類、レジの準備をしておくなど、時間を有効に使った仕事の進め方は大規模店でも活かせることだと思っています。

――たんぽぽ薬局のビジョン「選ばれる薬局づくり」「在宅医療の拡大」を実現するために、佐伯さんはどんなことに取り組んでいますか。

まず「選ばれる薬局づくり」を実現するために、私が特に力を入れているのが接遇です。一人ひとりの患者さまに合わせたサービスを心がけており、営業中は入口がいつでも視界に入る場所で作業して、患者さまが入店したらすぐに処方箋を受け取りに行くなど、細やかなサービスを提供しています。また、接遇リーダーによる店舗研修では、自分の服薬指導の様子をビデオ撮影して接遇リーダーとともにチェックし、そのアドバイスを業務に活かしています。 次に「在宅医療の拡大」に関しては、多職種とのコミュニケーションを重視しています。これは、単に業務の円滑化のためではなく、患者さまにより良い医療を提供する目的もあるのです。たとえば、患者さまの介護保険ではカバーできない医療サービスでも、居宅療養管理指導として薬局が同等のサービスを提供できる場合があるのですが、互いにコミュニケーションをとっていれば、こういった情報を共有できるのです。今は多職種とそれぞれの役割分担を模索しながら、コミュニケーションを密にとることで相互に役割を補い、患者さまにより良い医療サービスを提供しようと試行錯誤しているところです。

一緒に働く薬剤師に求めるのは、患者のことを第一に考えて行動する「医療人」としての資質

――薬局長として佐伯さんが一緒に働きたいと思う薬剤師はどのような人でしょうか。

「患者さまのためを思える」という医療人としての意識とホスピタリティのある人と一緒に働きたいです。入社時点では、知識や技術よりも医療人としての意識の方が大切だと考えています。たんぽぽ薬局は、教育や勉強の制度が整っているので、本人のやる気さえあれば、入社後に「知識」や「技術」を増やすことは可能です。しかし、「医療人としての意識」は勉強して身につくというものでもないと思うからです。 なぜ医療人としての意識が大切かというと、薬局内の服薬指導においても在宅医療においても、患者さまを中心とした考え方とがとても重要だからです。患者さまの中には薬局では素直に服薬指導に応じてくれたのに、自宅では話も聞いてくれない、といったケースもあります。薬局と在宅では患者さまの心理状態も異なり、それによって薬剤師への対応が変わることもありますが、どんな場合でも患者さまを第一に思えることが、医療人として大切なことだと思っています。