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薬剤師の年収

都道府県別 薬剤師年収ランキング(2017年版)

一般的に薬剤師は「高年収」と言われていますが、その金額は地域によって大きく異なります。
もしかしたら、同じような調剤業務を行っているのに「A県の薬局で働く自分の年収よりも、隣のB県の薬局で働く友人の年収の方が50万円も高い!」なんてことも。
以前ご紹介した2016年版の「都道府県別 薬剤師年収ランキング」では、 1位の福岡県(658万円)と47位の宮崎県(418万円)との間に230万円もの開きがありました。
はたして2017年版の都道府県別年収はどのような結果に…⁉
さっそく、ランキング形式で見ていきましょう!

年収1位は「岩手県」742万円。最下位との年収差は350万円以上

順位 都道府県 平均年収
(万円)
年齢
(歳)
月間労働時間
(時間)
1 岩手 742.1 41 192
2 茨城 614.2 39.9 162
3 山口 611.8 43.4 181
4 鳥取 579.9 48.5 178
5 三重 576.1 43.7 184
6 奈良 572.6 38.8 179
7 秋田 569.3 39.5 184
8 宮城 556.5 44.8 179
9 山梨 555.0 30.9 201
10 群馬 553.4 45.9 179
11 島根 550.6 36.2 173
12 東京 539.1 35.9 174
13 高知 536.1 44.8 179
14 青森 534.4 32.4 171
15 長崎 531.9 37.3 170
16 神奈川 530.8 39.6 174
17 佐賀 530.3 54.1 169
18 北海道 527.6 35.8 178
19 山形 527.4 32.9 168
20 栃木 526.1 38.1 168
21 広島 519.5 36 169
22 熊本 519.5 39.7 173
全国平均 514.9 37.4 175
23 滋賀 511.6 33.8 184
24 長野 509.2 38.3 173
25 京都 506.3 41.6 173
26 千葉 503.7 37.4 171
27 愛知 497.9 32.8 178
28 徳島 497.3 39 181
29 埼玉 497.0 40.5 171
30 石川 492.8 40.1 173
31 岡山 491.2 35.4 173
32 鹿児島 487.4 41.2 174
33 岐阜 486.0 30.2 174
34 兵庫 478.8 33.2 177
35 大阪 477.8 37.1 168
36 福岡 472.9 35.9 174
37 愛媛 471.9 49.2 169
38 大分 466.3 45.7 173
39 香川 464.3 40.7 169
40 和歌山 462.3 34.6 177
41 富山 459.4 34 179
42 静岡 458.1 36.6 170
43 新潟 430.5 33 175
44 宮崎 417.0 42.4 163
45 福井 401.7 33.2 175
46 沖縄 386.1 39.6 181
47 福島 381.6 29.6 186
参照:厚生労働省「平成28年度賃金構造基本統計調査

※年収、月間労働時間の算出方法は以下の通り。なお、年収は千円未満を四捨五入。
年収=きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額
月間労働時間=所定内実労働時間数+超過実労働時間数

全国の薬剤師の平均年収は514.9万円(年齢は37.4歳、月間労働時間は175時間)でした。
年収がもっとも高かったのは岩手県の742.1万円。
第2位以下は茨城県614.2万円、山口県611.8万円、鳥取県579.9万円、三重県576.1万円の順にランクインしています。
一方で、年収がもっとも低かったのは福島県の381.6万円。
次いで46位以降は沖縄県386.1万円、福井県401.7万円、宮崎県417万円、新潟県430.5万円という結果になりました。

ただし、年収ランキングだけを見て「岩手県は高年収」と判断するのは早合点。
なぜならば、都道府県によって年齢や月間労働時間にかなり開きがあるからです。

たとえば、1位の岩手県と47位の福島県では年収に350万円もの差がありますが、平均年齢と月間労働時間を見ると、岩手県が41.0歳・192時間に対し、福島県は29.6歳・186時間です。
年齢が上がるにつれ年収も一定程度高くなる傾向にありますし、月間労働時間には超過実労働時間(残業時間)も含みますから、ランキング順位と各都道府県の年収はあくまで目安として捉えることをおすすめします。

主要五都市の薬剤師年収事情

ここからは、国内でも人口が集中している一部の都道府県をピックアップ。地域ごとの薬剤師を取り巻く環境や特徴と、それらが年収に与える影響について紹介します。
厚生労働省の「平成28年度賃金構造基本統計調査」によれば、全国の平均月給は36.3万円、月間労働時間は165時間でした。
また、地域情報システム「JMAP」によれば、人口10万人当たり調剤薬局数は全国平均で44.65件、薬剤師数は101.87人となっています。
では、これらの数値を“ものさし”に、さっそく見ていきましょう!

参考
株式会社くすりの福太郎「採用サイト 会社情報」
※調剤薬局数、訪問薬局数、薬剤師数は2016年10月時点のもの

薬剤師の偏在が課題、札幌市を離れるほど高年収
北海道-年収ランキング18位

調剤薬局業界の最大手であるアインホールディングスや、2017年9月末にドラッグストア業界の売上高第1位へとおどり出たツルハホールディングスなど、名だたる企業の創業の地である北海道。
平均月給は38.8万円、月間労働時間178時間で年収ランキングでは全国平均を上回る18位となりました。
人口10万人当たりの調剤薬局数は42.12件、薬剤師数は93.89人と、いずれも全国平均を下回っています。さらに、道内の薬剤師(常勤のみ)の約4割は札幌市内で就業しており、実数以上に薬剤師不足を感じている事業所も多く、その偏在は大きな問題となっています。そのため、地方に行くほど高年収での求人が出される可能性も高くなり、逆に人材が充足している札幌市近辺では比較的給与が上昇しにくい傾向にあります。

日本経済の中心地ならではの高年収への道が豊富
東京都-年収ランキング12位

東京都の平均年収は全国12位、平均月給は37.1万円、月間労働時間は163時間でした。月給の水準は抑えられているものの、賞与が年間約93.7万円と全国平均に比べて高く、ランキングも高位置を記録しました。
東京都には日本経済の中心地ならではの高年収を叶えるチャンスが多くあります。
ウエルシアホールディングスをはじめ、大手と呼ばれる多くの企業は本社ないし拠点を都内にもっています。また、外資系を含む製薬企業も多く、MRなどの営業職や研究・開発職の採用が充実しており、自分の業績次第では年収1000万を超えることも夢ではありません。
とはいえ、いずれの業種についても言えることですが、求人数が多い一方で薬剤師不足がほかの地域に比べて深刻ではないため、年収の低い事業所も目立ちます。
総じて、キャリアアップを重ねてマネジャークラスを目指すなど、努力に応じて高年収のステージにあがることが可能な地域といえるでしょう。

在宅事業が活発、名古屋市への薬剤師集中も
愛知県-年収ランキング27位

全国平均をわずかに下回った27位の愛知県。平均月給は33.7万円、月間労働時間は164時間となりました。
愛知県は、調剤薬局の35%が名古屋市に集中しているなど、北海道における札幌市と同様に、地域内で薬剤師の偏在がみられます。そのため、名古屋市から離れた地域では高年収での求人も期待できるでしょう。
また、大きな特徴として、全3,151店舗の調剤薬局のうち約95%にあたる2,982店舗において在宅事業を行っていることが挙げられ、これは全国平均を大きく上回っています。
厚生労働省が策定した「薬局ビジョン」のもと、調剤報酬の点数上でも在宅医療へ注力している調剤薬局は評価されています。将来も安定した経営を行える事業所が多い地域といえそうです。

病院数全国3位かつ大都市ゆえの低年収傾向
大阪府-年収ランキング35位

年収ランキング35位の大阪府は、平均月給33.1万円、月間労働時間157時間。薬剤師の年収は比較的低い水準となっています。
大阪府の場合、人口10万人当たり調剤薬局数は45.18件とほぼ全国平均、薬剤師数は93.42人と少ない状況にあります。大都市ゆえにドラッグストアの店舗数が多い一方で、東京都に比べて製薬企業などの求人が少なく、北海道や愛知県のような地域内偏在もそれほど顕著ではありません。また、一般的に年収が低いことが多い病院の数は全国3位となっています。
こうした要因が重なっているため、総じて低い数字が出やすい環境といえます。
とはいえ、日本最大の製薬企業である武田薬品工業が本社を構えるほか、ウエルシア関西など各社も拠点を有しています。自身のキャリア次第では、高年収を実現することは十分に考えられるでしょう。

前年1位から急落だが、もともと低年収の要素あり
福岡県-年収ランキング36位

今回ピックアップした五都市のなかでは、36位と最下位をマークした福岡県。平均月給は32.6万円、月間労働時間は166時間でした。
2016年版の「都道府県別 薬剤師年収ランキング」第1位からの急落となりましたが、その要因としては、平均年齢の低下(39.8歳→35.9歳)、月間労働時間の低下(180時間→166時間)などが考えられます。
福岡県は人口10万人当たり調剤薬局数が56.94件、薬剤師数が121.49人と全国平均を大きく上回っています。さらに、病院数も大阪に次いで全国4位。各条件を見る限り、もともと低年収になりやすい要素がそろっていたともいえそうです。
九州地方最大手のコスモス薬品など、同地域に注力する事業所でキャリアアップを図る、もしくは後継者不足などに頭を悩ます中小規模の薬局などが高年収を実現するポイントになるでしょう。

年収を左右するのは薬剤師の「需給バランス」

これまで見てきた傾向をまとめると、薬剤師の年収は、年齢・労働時間といった諸条件に加えて、その地域の薬剤師不足がどれだけ深刻かに大きく影響されます。
薬剤師を求める事業所・医療機関に対して、働く薬剤師が少なければ「売り手市場」として薬剤師の年収は高くなり、反対に、働く薬剤師が多ければ「買い手市場」として薬剤師の年収が低くなります。
薬剤師業界は慢性的な人材不足が続いていますが、地方都市や過疎地域ではその傾向がさらに強くでています。
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