9月25日は「世界薬剤師デー」であることをご存知だろうか。

これは、2009年9月トルコのイスタンブールにおいて開催された国際薬剤師・薬学連合International Pharmaceutical Federation(FIP)の議会において、健康増進に関する薬剤師の任務遂行を奨励するため制定されたもの。10年から実施されており、今年で5回目となる。

2014年度「世界薬剤師デー」の概要は以下の通り。
FIPホームページより抜粋

FIPは、全世界の薬剤師と関連団体が「世界薬剤師デー」に参加することを強く奨励する。

今年のテーマは、“Access to pharmacists is access to health” (薬剤師に近づくことは、健康に近づくこと)である。

FIPは長年にわたり、医薬品を入手することが世界の多くの地域において重大な問題であること、そして薬剤師は、医薬品が製造されてから患者に届くまでの供給プロセス全体において、医薬品を入手しやすくするために重要な役割を担っていると認識してきた。
しかしながら、「薬を入手すること」そのものだけではオプティマル・ヘルス(その人にとっての「最高・最善の健康状態」)が実現できるわけではない。

実際に2012年、ある研究において、医薬品の責任ある利用が行われれば、年間5000億ドル(約53兆5000万円※1ドル=107円で換算)節約されうることが示されており、そのために薬剤師が強力かつ未活用の資産であるとみなされている。

それゆえ、完璧な組み合わせは、「薬を入手すること」と「薬学の専門家(つまり薬剤師)に近づくこと」である。

2010年において、薬局へ訪問した人のうち13%がアドバイスを受けただけで用事が済んでいる(医薬品など、商品は何も購入していない)と見積もられており、全世界の多くの国において、薬剤師が最も近づきやすく信頼できる健康のプロであることが浮き彫りにされている。

FIPは、この9月に私たちの職業を称賛するよう、そして「世界薬剤師デー」を、人類に健康をもたらすという、私たちが担う貴重な使命を果たすために利用することを求める。
(編集部訳)

“Access to pharmacists is access to health”
日本においてもこの考え方が当然のものとなるよう、薬剤師は何をすべきなのか。「世界薬剤師デー」をきっかけに、薬剤師であることを誇りに思うとともに、今後の在り方について考えてみてはいかがだろうか。

薬キャリ編集部M.N.

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