2015年5月21日に行政改革推進会議「歳出改革WG重要課題検証サブ・グループ(第4回)」が行われた。今回の議題は「医薬品にかかる国民負担の軽減(後発医薬品の使用促進等)について・後発医薬品の普及に係る現状と今後の課題について」。
議会で日本医師会は後発医薬品に対し、次のように述べている。

■平成17年以降、後発医薬品の販売名は「有効成分の一般名称+剤型+会社名」に統一することとされたが、会社名が略称のものや、メーカー名と違うものが見受けられる。海外と比べて後発医薬品のメーカー数が10倍ほどもあり、同様の後発医薬品を多くの企業が販売しているため、これでは何処のメーカーのものか分からないことがある。また、ものによって値段が違うこものある。後発医薬品として同じということならば薬科をきちんと統一してほしい。

■平成17年より前は名称の統一ルールがないので、先発品と全然違うブランド名の後発品がある。平成17年より前の後発品についても名称を統一してほしい。

ジェネリック医薬品の種類が多すぎるため、医療現場が混乱している現状がよく分かる。
当然、日本ジェネリック医薬品学会も、こうした問題の解決には13年から取り組んでいる。15年4月には、「ユニシア」「ミカムロ」「ミコンビ」の3つの配合剤の統一ブランド名称を発表した。
以下、13年以降、同学会がブランド名称を統一した配合薬ジェネリックだ。

【2014年6月発売】
■プレミネント配合錠(ロサルタンカリウム+ヒドロクロロチアジド)→『ロサルヒド配合錠(LOSARHYD)』

【2014年7月発表(未発売)】
■エックスフォージ配合錠(バルサルタン+アムロジピン)→『アムバロ (AMVALO)』
■コディオ配合錠(バルサルタン+ヒドロクロロチアジド)→『バルヒディオ(VALHYDIO)』
■カデュエット配合錠(アムロジピン+アトルバスタチン)→『アマルエット(AMALUET) 』
■ゾシン静注用(ピペラシリン+タゾバクタム)→『タゾピペ(TAZOPIPE)』

【2015年4月発表(未発売)】
■ユニシア配合錠(カンデサルタンシレキセチル+アムロジピン)→『カムシア(CAMSHIA)』。
■ミカムロ配合錠(テルミサルタン+アムロジピンベシル酸塩)→『テラムロ(TERAMURO)』
■ミコンビ配合錠(テルミサルタン+ヒドロクロロチアジド)→『テルチア(TELTHIA)』

厚生労働省が、15年5月26日に後発医薬品の普及目標を「2020年度末までに80%」と表明したことは、皆さんもご存じだろう。早期に引き上げとなった後発医薬品の目標値だが、これを達成するには、薬剤師だけでなく医療従事者全員が、その施策の背景を理解し、一丸となって取り組む必要がある。

薬キャリ編集部A.K.

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