医薬・医療関連業界向けの情報解析を担うアイ・エム・エス・ジャパン株式会社は、『2014年度(1月~12月)医薬品市場統計-売上げデータ』を開示し、医薬品の売上げ総額、薬効名別、製薬企業売上げ、製品別売上げのランキングを発表した。

14年度の医薬品の売上げ総額は対前年比1.4%増の9兆9834億2600万円。
同年度は多くの新薬やジェネリック医薬品が発売されたが、それが医薬品の売上げ順位にどのような影響を及ぼしたのか、13年度と14年度の医薬品売上げ上位10製品を比較した(アイ・エム・エス・ジャパン調べ)。

【2013年度医薬品売上げ上位10製品】
1位  プラビックス
2位  ブロプレス
3位  ディオバン
4位  レミケード
5位  アリセプト
6位  アバスチン
7位  オルメテック ダイイチサンキョウ
8位  モーラス ヒサミツ
9位  ジャヌビア
10位  リユープリン

【2014年度医薬品売上げ上位10製品】
1位  プラビックス
2位  アバスチン
3位  オルメテック ダイイチサンキョウ
4位  レミケード
5位  ブロプレス
6位  モーラス ヒサミツ
7位  ネキシウム
8位  ジャヌビア
9位  リリカ
10位  ミカルディス

売上げの減少が見られたのは、14年6月に特許が切れたブロプレス、ディオバン。ブロプレスは2位から5位へ、ディオバンは3位から10位以下と下降した。一方、ミカルディスは圏外から10位にランキング入りし、オルメテック ダイイチサンキョウは7位から3位へ上昇。ただ、ミカルディスもオルメテック ダイイチサンキョウも対前年比で1.0%増、0.9%増と売上げ自体が大きく伸びている様子はない。これは、ブロプレスとディオバンがジェネリック医薬品の登場によって販売数が減り、ミカルディスとオルメテック ダイイチサンキョウの順位が相対的に上がったものと考えられる。14年度の医薬品市場は、ARBのジェネリック医薬品が医薬品の売上げランキングを大きく動かしたといえる。

15年6月には、長年、医薬品売上げの上位を占めていたプラビックスのオーソライズドジェネリックとジェネリック医薬品が発売される。本年度の売上げランキングも大きな変動がありそうだ。

薬キャリ編集部A.K.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加