2014年6月29日、東京・京橋のセントケアホールディングス㈱にて、次世代薬局研究会2025主催のセミナー「調剤報酬改定と薬局の対応・今後の展望」が開催された。講師を務めたのは日本薬剤師会相談役の漆畑 稔氏。セミナーでは改定の狙いと方向性、改定後の算定状況、算定上の注意、今後の薬局の方向性などについて語られた。

その中で取り上げられたのが、ドラッグストア(DS)の取り扱い処方箋枚数の伸長だ。1店当たりの処方箋枚数は対前年同月比で120~130%まで拡大している。こうした現状を受け、調剤薬局とDSを利用する患者500人を対象に漆畑氏らが独自に調査した結果が発表された。
調剤薬局、DSをそれぞれ「選んだ理由」(複数回答可)について、調剤薬局は「医療機関の近く」という回答が90.1%と最も多く、DSは「利用しやすい」76.1%、「便利」56%、「ポイント付与」7.8%という内訳だった。また、「相談のしやすさ」に関しては調剤薬局が38%、DSは71%、「接遇がよい」という項目では調剤薬局が18%、DSが56%という結果が提示された。
「相談のしやすさ」において、調剤薬局では「誰に聞いていいのか分からない」「話かけづらい」といった理由から患者は相談のしにくさを感じており、反対にDSでは「薬剤師側から声をかけてくれる」「親切」という理由が挙がっていたことは興味深い。

全国の薬局数が5万6000軒に達しようとするいま、CS(顧客満足)向上が薬局生き残りのキーになることは明らかだ。さらに地域連携や地域包括ケアシステムを進めるうえでも患者とのコミュニケーションは欠かせない。接客やサービスにおいて、薬局がDSから学ぶ点も多いのではないだろうか。

薬キャリ編集部Y.K.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加