2014年11月7日、厚生労働省は社会保障審議会医療保険部会に後期高齢者の保健事業に関わる論点を提示。この中で、後期高齢者の体重減少や低栄養、筋量低下(サルコペニア)などのリスクを回避すべく、管理栄養士や薬剤師を訪問指導や相談の役割として活用することを提案した

近年、高齢者が抱える問題として挙げられているのが、新型栄養失調だ。新型栄養失調とは、摂取するカロリーは足りているが栄養バランスの偏りにより体調に変調をきたすもので、特にタンパク質不足が主な原因。現在70歳以上の5人に一人は新型栄養失調といわれている。体力や咀嚼力の低下などにより、高齢者の栄養は偏りがちとなるが、これが新型栄養失調を引き起こし、体重の減少、筋力の低下、更には疾病の重篤化を招く。
そこで、その問題解決を担うプレイヤーとして、国民の身近な相談役である栄養管理士や薬剤師に白羽の矢が立ったのではないだろうか。

今後の薬剤師としての在り方をどのように定義していくのか。薬剤師への期待値が高いことは理解できるが、何をどこまで求めるのか。
具体的な指針の発表に注目したい。

薬キャリ編集部 M.T

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