以前の薬キャリ通信でも紹介したが、10月17日~23日の1週間、「薬と健康の週間」として、各地でさまざまな催しがされた。
「薬と健康の週間」は、医薬品の正しい使用と、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを伝えるために積極的に啓発活動を行おう、という厚生労働省、都道府県、日本薬剤師会及び都道府県薬剤師会が主催する取り組みである。

みなさんの働く薬局や地域ではどのような取り組みを行っただろうか。ちなみに、愛知県薬剤師会では名古屋の人たちの待ち合わせとなっている名鉄百貨店ヤング間前の巨大マネキン人形「ナナちゃん」が薬剤師に扮してお薬手帳をPRし、話題となった。

風邪が流行る前のこの時期だからなのか、アメリカでも10月はAmerican Pharmacists Monthと全米薬剤師会(APhA)が定め、「薬剤師の活躍と存在の重要性に注目を集め、薬剤師としての職業を誇りに思う月間にしよう」と全米の薬剤師に呼びかけている。

テーマは「KNOW YOUR PHARMACIST, KNOW YOUR MEDICINE」(あなたの薬剤師を知り、あなたの薬について知ろう)。このメッセージを正しく伝えるために、APhAのサイトでは、具体的な活動について紹介されており、「この機会に何か活動をしたいけど、何から手を付ければ良いのだろう……」と悩んでいる薬局や薬剤師にも大変分かりやすい内容になっている。

同サイトからはキャンペーン用の小冊子が入手可能で、「近隣のコミュニティで活動するには」「メディアを通して活動するには」「ソーシャルメディアの活用方法」など、自分が興味を持っている活動方法別に、具体的なhow toが指南されている点は面白い。

例えば、近隣のコミュニティで活動をしたければ、「地元のモールのマネジメント担当者に、買い物客の薬に関する質問に薬剤師が答えるようなブース設置が可能であるか聞いてみる」「地元の学校を訪問し、科学や数学の授業で薬の安全性、処方箋乱用の危険性や、薬局での仕事について授業を分かりやすく行う」などの例が挙げられている。

薬剤師の活動を知ってもらうには、決して大きなイベントをしなくてもできることはたくさんある。
最も信頼される職業で常に上位にランクインしているアメリカの薬剤師でも、自らが積極的に薬剤師の役割・存在の重要性を伝える地道な活動を行っているようだ。彼らの活動は日本の薬剤師の参考にもなるだろう。
「薬キャリPlus+」でも、”薬剤師の方々のためになる”国内外の薬剤師の活躍を今以上にレポートしていく予定だ。ぜひ参考にしていただきたい。

薬キャリ編集部K.S.

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