今すぐ求人紹介

「小4の壁」で学童保育が待機に?薬剤師ママのための今からできる対策

子どもが小学校に慣れ、仕事との両立も落ち着いてきたころに突き当たるのが、学童の利用が難しくなる「小4の壁」です。

この記事では、小4以降の学童保育で何が起こりやすいのか、入れない場合にどのように対応していけばいいのかを解説します。

記事のポイント
・小4になると、低学年を優先する学童では待機になることがある。
・申込時期と選考基準を早めに確認し、入れなかった場合の居場所も考えておく。
・親の側も、今後を見据えて無理なく続けられる働き方を考える。

学童保育の待機と「小4の壁」とは?

まず、「小4の壁」とはどういうものかをみていきましょう。

公設学童でも定員オーバーで待機になることがある

公設学童(放課後児童クラブ)は、保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学生に、放課後の遊びと生活の場を提供する事業です。

ママ薬剤師さんにとって心強い存在ですが、近年は利用希望者の増加により、定員オーバーで入所できない待機児童が発生している自治体も少なくありません。

小4以降は学童に入りにくくなることがある

多くの学童保育は小学1〜3年生を優先的に受け入れるしくみになっており、小学4年生以降は定員に空きがない限り入所が難しくなる傾向があります。

これがいわゆる「小4の壁」です。

低学年のうちは何とか学童に入れていても、進級のタイミングで急に居場所を失ってしまうのです。

関連記事
小4の壁が心配なワーママへ、子どもの成長に寄り添うためにできること

小4で学童保育に入れないと困ること

「小4の壁」に直面すると、具体的にどのような困りごとが起きるのでしょうか。

放課後に子どもだけで過ごす時間が増える

学童に入れないと、下校後から親が帰宅するまでの数時間、子どもだけで過ごすことになります。

安全面や生活リズムの乱れが心配ですし、宿題や勉強の習慣が崩れてしまうこともあります。

宿題やおやつをどうするか、友達と遊びに行く際の約束をどう決めるかなどを考えなければなりません。

夏休みなどの長期休暇に居場所がなくなる

平日は学校からの帰宅後の数時間ですが、夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、朝から夕方まで子どもだけで過ごすことになります。

学童に入れない場合、この長期休暇中の居場所の確保が大きな問題になります。

関連記事
【ママ薬剤師向け】小学生の夏休み「預け先がない!」を乗り切る徹底ガイド

時短勤務が終わる職場がある

現在は、法律で定められた3歳までを過ぎても時短勤務ができる職場が増えています。

ただ、その場合も、時短勤務の適用を「子どもが小学3年生まで」と定めているケースが多くなっています。

子どもの居場所がなくなる小4で、フルタイム勤務に戻らなければならなくなるのです。

関連記事
時短勤務はいつまで続ける?後悔しない判断基準とタイミング

学童保育の待機を避けるために確認しておくこと

「小4の壁」に備えるためには、早めの情報収集と行動が大切です。

学童の申込時期と手続きを早めに確認する

学童保育の申込みは、自治体や施設ごとにスケジュールが異なります。

「気づいたときには受付が終わっていた」ということがないよう、早めに自治体のホームページや窓口で確認しておきましょう。

自治体や施設の選考基準を確認する

学童の入所は先着順ではなく、多くの場合、学年や就労状況などをもとにした選考によって決まります。

定員を超えた場合、何を基準に選ぶかは自治体によって異なります。

勤務日数や勤務時間、雇用形態などが点数化され、選考基準に反映される自治体もあります。就労証明書に記載する内容が点数に反映されます。

パートや時短勤務の場合、フルタイム勤務の家庭より優先順位が下がることもあるため、事前に自治体の基準を確認して、できれば条件を満たしておくように調整できるとよいでしょう。

また、学童の選考基準は、多くの自治体で、低学年を優先するようになっています。

同じ就労状況であっても、学年が上がるほど入所が難しくなる傾向があります。

関連記事
【ママ薬剤師必見】小1の壁とは?仕事と子育てを両立するための対策を解説

落選した場合の待機方法も確認する

万が一選考に落ちてしまった場合、キャンセル待ち(待機)の登録ができるのか、二次募集はあるのかなども事前に確認しておきましょう。

申込みのスケジュールを前倒しで把握する

学童の申込みは早い時期から始まるため、スケジュールを前倒しで把握しておくことが大切です。

前年の秋ごろには自治体の募集予定を改めて確認しておきます。

一次申込みの時期は自治体によって異なりますが、12月〜2月のところが多くなっています。受付が始まったら早めに申し込みましょう。

同時に、待機や追加募集の見込みを確かめ、必要に応じて民間学童などの検討を進めておきましょう。

3月の結果通知後、落選なら二次募集や民間学童の検討に切り替えることになります。

関連記事
ママ薬剤師向け、子どもの学年別で注意するポイント…保育園・小学校・中学校

公設学童に入れない場合の対策

もし公設学童に入れなかった場合は、どうすればいいのでしょうか。

民間学童を利用する

公設学童に入れない場合の代表的な選択肢が民間学童です。

公設学童との預かり時間や送迎の違いを確認する

民間学童は、施設によって預かり時間やサービスが異なるので事前に確認しておきましょう。

学校から遠い場合は、学校から学童までの送迎があると安心です。

また、公設学童より遅い時間まで対応する施設や、習い事の送迎や夕食の提供などのサービスを行っているところもあります。

民間学童の利用料金は薬剤師には高い?

民間学童の月額料金はおおむね2〜6万円程度で、公設学童より高額になることがほとんどです。サービス内容やおやつの有無などによっても違いがあります。

薬剤師は比較的収入が安定している職種ではありますが、公設学童と比べると家計への影響も大きくなります。

学童のサービス内容や家庭にとっての必要度をよく考えて検討しましょう。

関連記事
【ワーママ向け】時間がなくても中学受験はできる!親の役割と両立のコツ

習い事を組み合わせて放課後の予定をつくる

複数の習い事を組み合わせることで放課後の時間を埋めるという方法もあります。

小学4年生となれば、中学受験を見据えて塾通いを始める子どももいるでしょう。

曜日ごとに異なる習い事を入れることで、子どもだけで過ごす時間を減らすことができます。

関連記事
フルタイム共働きで中学受験を乗り切るには 準備とサポートのポイント

放課後子供教室や児童館を利用する

地域に放課後子供教室や児童館があれば、子どもの居場所の選択肢になります。

ただし、開催日や終了時刻、利用方法は施設ごとに違います。

学童と同じ時間まで利用できるとは限らないため、保護者の帰宅時間までどのようにすごせるか、事前に確かめてください。

ファミリーサポートやシッターを利用する

自治体のファミリーサポートやベビーシッターを組み合わせる方法もあります。

保護者が帰宅するまでの見守りや習い事の送迎など、頼みたい内容に対応しているかを確認しましょう。

必要になってから探すより、早めに登録や面談を済ませておくと安心です。

留守番できるように少しずつ練習する

小4となると、自分一人で自宅ですごしたいという子どももいるでしょう。

子どもの成長を考えると、最終的には子ども自身が安全に留守番できるようになることも必要です。

鍵の管理、インターホンへの対応、帰宅時の連絡方法などを決めたうえで、練習していきましょう。

小4の壁をきっかけに薬剤師の働き方を見直す

「小4の壁」は、親の側が働き方を見直すきっかけにもなります。

勤務時間や土曜勤務の回数を相談する

小4の壁への対応が難しいときは、まず現在の職場で、勤務時間の調整や土曜勤務の回数を減らせないかを相談してみましょう。

薬局や病院の人員配置によって希望どおりにならないこともありますが、早めに相談すれば、職場側も調整を検討しやすくなります。

関連記事
子育てと仕事を両立するには? ママ薬剤師が無理なく働ける職場の選び方

パートや派遣など時間を調整しやすい働き方を検討する

中学受験などを見据えて、勤務時間を大きく変える必要があるなら、パートや派遣などへの変更も現実的な選択肢となります。

時給の高い薬剤師ならば、パートや派遣として働いてもある程度の収入を確保することができます。

関連記事
ママ薬剤師の平均時給は高い?パート・派遣の相場時給と「年収の壁」を徹底解説

在宅勤務ができる仕事を検討する

近年は、オンライン服薬指導や医薬品関連のライティング業務など、薬剤師資格を活かして在宅で働ける仕事も増えています。

通勤時間がなくなるぶん時間的な余裕ができ、子どもの帰宅を家で迎えられるというメリットがあります。

関連記事
週1?在宅ワーク?ママ・パパ薬剤師のワークライフバランス重視の勤務形態

両立が難しい場合は転職も視野に入れる

仕事と子育ての両立がどうしても難しい場合は、現在の状況に対応しやすい職場への転職も選択肢です。

薬剤師専門の転職エージェントを活用すれば、時間や勤務場所の希望を伝えて、それに合った職場を紹介してもらえます。

小4になる前から対策を考えよう

「小4の壁」は、多くの共働き家庭が直面する課題です。

しかし、事前に公設学童の申込みスケジュールや選考基準を把握し、民間学童や習い事、働き方の見直しなど複数の選択肢を持っておくことで、慌てずに対応することができます。

子どもが安心してすごせることと、無理なく働けることの両方を考えて、早めに準備を進めましょう。

薬キャリAGENTに求人紹介を申し込む薬キャリAGENTに求人紹介を申し込む
薬剤師コラム編集の画像
薬剤師コラム編集部
「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。