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保存版!面接でよく聞かれる質問一覧 ~志望動機編~

「何を聞かれるかわからない」状態で面接に臨むのは、不安が募るもの。すべての質問を把握することは不可能ですが、「よく聞かれる質問」はいくつか決まっています。
ここでは面接でよく聞かれる質問を3つに分類し、その攻略のポイントをご紹介します。
それぞれ面接官が「質問の意図は何か」「何を聞きたがっているのか」を意識して、回答を準備しておきましょう。

ここでは、志望動機に関する質問についてご紹介します。

Q.当社を志望した理由を教えてください


■面接官の視点

「業界研究・企業研究は十分か」

「仕事に関して熱意があるか」

「自身のどのような将来像を描いているのか」


志望動機は必ず聞かれる質問です。
「その業種で働きたい理由」「この会社でなければいけない理由」に説得力があるほど、内定獲得は近づきます。
そのためには、業界・企業研究は不可欠です。業界の展望、会社の企業理念や特徴、事業規模などをしっかり理解したうえで、あなたの熱意を伝えましょう。

【回答例】

私は地域の未病対策を行う『まちの薬剤師』を志しております。
患者様の健康を支えるためには患者様がどのような状態にあるのか把握し、コミュニケーションをとることで悩みの原因を判断し、OTC 薬や健康食品などを提案していく必要があると考えております。
そのためには調剤の知識・経験と共にOTC 薬や健康食品などに関する最新の知識を身につけていることが重要です。
貴社では、入社一年目で調剤やセルフメディケーションの研修を受けることができ、二年目以降も症例討論会や接遇研修で自らのスキルを高め続けられることに魅力を感じました。
貴社の研修で医薬品やOTC 薬の知識、サービススキルを身につけることで、『まちの薬剤師』として地域の患者様から信頼され、指名されるような薬剤師になりたいです。


Q.弊社は第一志望ですか


■面接官の視点

「志望度は高いのか」

「誠実に回答する人かどうか」


選考が終盤になると、就職活動の進捗や会社の志望度を確認する質問が投げかけられるケースがあります。
仮に第一志望ではない企業の面接だった場合、正直に回答すべきか悩む学生も多いかもしれません。
ここで覚えておいてほしいポイントは、面接官は多くの学生に同じ質問をしてきた「面接のプロ」だということ。下手な嘘は見抜かれると考えたほうが賢明です。
悪印象を与えるよりも、出来る限り誠実な回答を心掛けましょう。

【回答例】

※第一志望ではない場合

率直に申し上げますと、第一志望と即答できかねます。
なぜなら、私はひとつの企業を第一志望として絞り込むのではなく、御社を含め在宅医療に注力している企業を「第一志望群」として就職活動を進めているからです。
内定をいただいた企業と自分のキャリアプランが最もマッチする就職先を選びたいと考えています。


Q.あなたの強みを、弊社でどのように生かせると思いますか


■面接官の視点

「自分の強みと仕事を結びつけられているか」

「志望度は高いのか」

「回答に一貫性はあるか」


しっかり企業研究をしていないと答えられない質問です。
「有資格者が一人増える」以上のメリットを伝えられなくては、あなたを採用する理由にはなりません。
自分の力でどのように会社に貢献するつもりなのか、自分の長所を参考に整理しておきましょう。
なお、自分の長所や頑張ったエピソードで話した内容と一部重複することは問題ありません。
むしろ回答した内容に矛盾があると、「その場で聞こえの良い回答をしているだけではないか」と不信感をもたれてしまう危険があるので注意してください。

【回答例】

私の長所は「計画性」と「人見知りをせず、初対面の人と仲良くなれるところ」です。
入社後は、最短で研修認定薬剤師資格を取得できるようにスケジュールを立て、「かかりつけ薬剤師」として働ける準備を進めます。
そして、薬学知識と長所のコミュニケーション能力を生かし、少しでも早く「患者さんから信頼される薬剤師」を目指します。
在宅医療にも強い関心がありますし、国が求める薬剤師像を満たし店舗の利益面にも貢献できる人材になりたいと考えています。


Q.弊社に入ってやりたいことを教えてください


■面接官の視点

「企業研究を行っているか」

「ミスマッチが起きないか」


「自分がやりたい業務と応募先企業でできる業務に乖離がないかをしっかりと確認しましょう。
入社後のミスマッチが起こらないよう、応募先企業のどのような点が、自分の希望とどんな風にマッチしているかを具体的に説明できることがポイントです。

【回答例】

終末期の患者さんの在宅に携わりたいと考えています。
病院実習の際に、退院後、在宅へ移行する患者さが今後増えることを知りました。
地域医療の一助となれるよう、在宅医療に特に力を入れたいと考えています。


Q.〇〇業界(病院、薬局、製薬、治験など応募企業の属する業界)は、今後どのように変化すると思いますか


■面接官の視点

「業界研究を行っているか」


業界研究を行ったうえで回答しましょう。
志望業界をどのように見据え、その変化の中でどのように活躍したいと考えているのか、自分の中で明確にイメージを持ったうえで回答する必要があります。

【回答例】

よりアンメット・メディカル・ニーズに応えることが求められるようになると考えています。
その中で私は「医師に相談されるMR」を目指したいと考えます。
一般的に治療薬の開発の進んでいない疾病に対して有効な薬があることを、まずは医師に知っていただかなければ患者さんへは届きません。
そのためには、医師に信頼され、相談される人材になることが必要です。
情報を提供するだけでなく、持ち前の傾聴力と質問力を生かし、医薬品の治療例、有効性、副作用などのデータを収集して医師の信頼に足る専門性を発揮することで御社の事業に貢献します。


Q.他にどのような企業を受けていますか


■面接官の視点

「志望度は高いのか」

「就活の軸があるか」


就活の軸があるか、それはどのようなものかを問われています。
これまでの質問と一貫性を欠く回答の場合、「なぜ当社に応募してくれたのだろうか」と面接官に疑問を持たれる可能性があります。
応募企業のどのような点を魅力と感じているか、他の回答からブレない軸を持って説明できることがポイントです。

【回答例】

○○社と○○社の選考を受けておりますが、若いうちから健康フェアの企画に携わることができることを魅力に感じているため、御社が第一志望です。


Q.あなたを採用したら、当社にどんなメリットがありますか


■面接官の視点

「志望度は高いのか」

「企業研究を行えているか」


企業研究をしっかりと行ったうえで回答しましょう。
ご自身と企業の求める人物像がマッチしていることを具体的に説明できることがポイントです。

【回答例】

御社のビジョンである「地域住民の健康を支えるドラッグストアになる」ことに貢献できると考えています。
私は地域住民の健康寿命を伸ばすため、セルフメディケーションを推進していきたいと考えています。御社であれば調剤だけでなく、OTC医薬品の販売にも携わることができます。
アルバイトで培ったコミュニケーション力を生かし、地域住民との対話の中から悩みを引き出し、OTC医薬品販売にも努めていきたいと考えております。