株式会社クスリのアオキ
ワークライフバランス志向
母としての経験が薬剤師としての成長にもつながる
町野 ゆき
(まちの ゆき)
株式会社クスリのアオキ
藤木薬局 管理薬剤師
東邦大学卒業
町野 ゆき
(まちの ゆき)
株式会社クスリのアオキ
藤木薬局 管理薬剤師
東邦大学卒業
クスリのアオキ藤木薬局で管理薬剤師として働く町野ゆきさんは、入社2年目のときに産育休を取得しました。「子どもがほしい」という気持ちと「薬剤師として一人前になりたい」という気持ちで葛藤していた町野さんの背中を押してくれたのは、職場の仲間でした。
Career Step
キャリアステップ
2017年 クスリのアオキに入社。根塚薬局(富山県)に配属
2018年 藤木薬局(富山県)に異動、薬局長昇格
2019年 産育休を取得
2020年 立山薬局(富山県)で復職。6時間の時短勤務
2021年 下奥井薬局(富山県)に異動
2022年 藤木薬局に異動、管理薬剤師に就任。6.5時間の時短勤務
Interview
インタビュー
婚約者に合わせて、行ったことのない富山県で就職
幅広い科目を取り扱っていたので、新人時代からいろんな薬に触れることができました
Q. 
クスリのアオキに入社した理由を教えてください
私は患者さまやお客様から「この人に相談したい」と思ってもらえる薬剤師になりたいと思っていました。そのためには、医療用医薬品だけでなく、OTC医薬品や健康食品など幅広い知識を身に着けたいと思い、ドラッグストア業界に絞って就職活動をしていました。
また、後に夫となる婚約者が富山県で就職したので、同棲するためにも富山県での就職が譲れない条件でした。私はそれまで一度も富山県に行ったことがなかったので、当然土地勘はゼロですし、どんなドラッグストアが出店しているのかも未知の状態でした。調べていくうちに、北陸地方でのクスリのアオキの知名度の高さを知り、富山県の店舗数も多かったため、富山県から離れず長く働けそうだと思い就職しました。
Q. 
初めての土地で社会人生活をスタートすることに不安はありませんでしたか
正直、はじめはホームシックになったこともありました。ですが、実際に店舗に配属された後は、お客さまの温かさに助けられて自然と楽しく働けるようになりましたね。県民性なのか私が出会いに恵まれているのか、富山県のお客さまは優しい方が多いです。たとえば、薬をすぐにお渡しできないとき、「また後でくるちゃ~」と富山弁でにこやかに答えてくださり、新人時代の私はそんなお客さまの温かさに何度も救われました。
職場の仲間が産育休取得を後押ししてくれた
クスリのアオキは赤ちゃん用品が充実しているので、いつも社割で購入しています
Q. 
入社2年目でご結婚されたとのことですが、仕事と家庭のバランスはどう考えていましたか
一通り仕事を覚えて生活環境も安定してきたため、入社2年目の6月に入籍しました。当時は「薬剤師として一人前になった」と自信がもてるようになるまで仕事を頑張りたいという気持ちと、30歳までに子どもが欲しいという気持ちが葛藤していました。そんなとき、エリアマネジャーをはじめ先輩方から「子どもが欲しいなら早いほうがいい」と背中を押していただき、出産や子育てに重きを置く決意ができました。

実際に妊娠してからも、つわりがひどいときに応援を手配してもらったり、重い荷物も持たないよう気を回してもらったりとたびたび助けていただき、職場の仲間には感謝でいっぱいです。
Q. 
産育休の過ごし方と、復職までの経緯を教えてください
産育休を取る前は、「子育ての合間に知識のアップデートを頑張ろう」と思っていたのですが、実際は子育てにかかりっきりで勉強する余裕はまったくありませんでしたね。ですが、子どもが日々成長していく姿を間近で見守れたこと、初めて歩き出した日も一緒にいられたことは一生の思い出になりました。

復職については、もともと1年お休みをいただいたら復帰したいと考えていました。覚えた知識が抜けたり、現場の空気感を忘れたりする前に戻りたいという気持ちが強かったですね。
子育てが一段落したら、またフルタイムに戻りたい
薬歴は音声入力できるので、時短勤務でも薬歴記入に時間を追われるようなことはありません
Q. 
復職後の勤務で苦労したことはありますか
正直に言って、あまり苦労はありませんでした。休み中に体力が落ちていたため、復帰当初は疲れやすかったということくらいですね。その点も、時短勤務制度を利用して6時間勤務にしてもらっていたので、じきに身体が慣れました。

クスリのアオキでは薬歴を音声入力できたり、在庫管理についてAIで自動発注できたりと対物業務の機械化が進んでいます。薬剤師は対人業務に注力できる環境なので、すぐにカンを取り戻せました。また、クスリのアオキは簡潔かつ網羅的なマニュアルがあるので、マニュアルを見て復職前と変わった点がないかチェックするだけで安心して業務に臨めます。復職当初は何度もマニュアルを見直していて、”お守り”のような存在でしたね。

いまは時短勤務を6.5時間にして管理薬剤師として働いています。産育休取得前に働いていた古巣に戻ったところ、私の顔を覚えていて喜んでくださるお客さまもいて、薬剤師冥利につきるなと思っています。
Q. 
今後のキャリアプランを教えてください
実はいま第二子を妊娠しているため、2回目の産育休に入らせてもらう予定です。第二子の子育てが一段落したら、また時短勤務で復職して、ゆくゆくはフルタイムに戻るつもりです。

私は、子育てが薬剤師としての成長にもつながったと思っています。これまで、幼児の月齢別の平均体重や、その時期に食べられるものといった知識はもちろん、赤ちゃんが薬を飲むのがどれだけ下手かわかっていませんでした。しかし、自分が母となり経験を積んだことで、小さなお子様をもつお客様にこれまで以上に寄り添えるようになりました。これからも薬剤師としても母としても成長していけるよう、仕事も家庭も全力で楽しんでいきたいと思います。
Message
薬学生へのメッセージ
子育てはキャリアを犠牲にしなければ成り立たないものではありません。子どもが欲しいという人は、薬剤師としての人生も母としての人生も尊重してくれる会社を選んでください。そしてクスリのアオキは、子育てが落ち着いてからでもキャリアを積める会社だと自信をもっておすすめできます!