オムニバスグループ
調剤スペシャリスト志向
外来がん治療専門薬剤師の資格取得に向けて邁進
北 匡恵
(きた まさえ)
(きた まさえ)
オムニバスグループ
株式会社ダイチ
第一薬局
勤務薬剤師
株式会社ダイチ
第一薬局
勤務薬剤師
城西大学卒業
北 匡恵(きた まさえ)
オムニバスグループ
株式会社ダイチ
第一薬局
勤務薬剤師
株式会社ダイチ
第一薬局
勤務薬剤師
城西大学卒業
オムニバスグループ第一薬局の北匡恵さんは、外来がん治療専門薬剤師(BPACC)の資格取得を目指して日々努力しています。資格取得に興味をもったきっかけは、総合病院から提供されるお薬手帳用の「レジメンシール」の内容が理解できないという苦い経験からでした。
Career Step
キャリアステップ
2000年 | 東京都の急性期総合病院(約270床)に入職 |
---|---|
2001年 | オムニバスグループに入社。株式会社コスモ コスモ薬局西東京店(東京都)に配属 |
2003年 | コスモ薬局芝久保店(東京都)に異動。薬局長に就任 |
2009年 | 認定実務実習指導薬剤師を取得 |
2010年 | 第一薬局(埼玉県)に異動 |
2022年 | 外来がん治療専門薬剤師の研修指定病院で半年間の実習を修了 |
Interview
インタビュー
病院の門前薬局が新設された契機にオムニバスグループへ転職
Q.
就職活動の際に意識していたことを教えてください
私が就職活動をしていた当時は、混注業務や病棟業務は薬剤師の役割としては一般的ではなく、院内処方の対応が中心でした。病院業界と薬局業界の線引きも今よりずっと曖昧で、今の薬学生の皆さんのように業界研究や企業研究をしっかりやっていたわけではありませんでした。
当時勤めていた病院の門前薬局としてコスモ薬局西東京店が新設され、院外調剤を促進することになりました。その流れでお声がけをいただき、オムニバスグループへと転職することにしました。
当時勤めていた病院の門前薬局としてコスモ薬局西東京店が新設され、院外調剤を促進することになりました。その流れでお声がけをいただき、オムニバスグループへと転職することにしました。
Q.
病院から薬局へと業界が変わりましたが、転職前の印象とギャップを感じましたか?
もともと外来患者対応が好きだったので、病院から薬局に移ることに抵抗はありませんでした。職場が変わったと言っても、医師も患者さまも同じ人達ですので、働き方に戸惑うことはなかったですね。薬局業界に転職したことで起こったキャリアの変化としては、病院よりも早期にマネジメントに触れる機会をいただけたと思います。特段マネジメントや経営に高い関心をもっていたわけではありませんが、管理薬剤師として約7年間にわたり店舗管理や部下の育成に携わったことで視野が広がった実感があります。
外来がん治療専門薬剤師に興味をもち、病院実習へ
Q.
外来がん治療専門薬剤師(BPACC)に興味をもったきっかけを教えてください
第一薬局は、地域がん診療連携拠点病院の門前薬局であるため、がん患者さまが多く来局されます。そして、薬薬連携の一環として病院から「外来化学療法おくすり手帳用レジメンシール」が交付されています。しかし異動してきた当初、そのシールに記載されている内容や処方意図がほとんど理解できなかったのです。「これでは患者さまに適切な説明ができない…!」と危機感を覚え勉強を進めるなかで、BPACCに対する関心も高くなりました。
Q.
BPACCは実習や症例の提出など、取得までのハードルが高い印象があります
はい。偶然、近くの病院で「がん診療病院連携研修」の公募があり、応募することができました。長期にわたって店舗を空けることになるため職場の仲間には迷惑をかけてしまい心苦しかったのですが、快く背中を押していただき感謝しています。
いまは半年間の病院研修を終えて、第一薬局に戻って症例集めと試験対策を進めています。第一薬局はさまざまながん患者さまが来局されるので、症例集めに困ることはありません。これは、総合病院門前に展開しているオムニバスグループだからこその特徴ではないかと思います。
いまは半年間の病院研修を終えて、第一薬局に戻って症例集めと試験対策を進めています。第一薬局はさまざまながん患者さまが来局されるので、症例集めに困ることはありません。これは、総合病院門前に展開しているオムニバスグループだからこその特徴ではないかと思います。
がんに関する店舗全体のレベルアップと専門医療機関連携薬局も視野に
Q.
今後のキャリアの展望を教えてください
まずは、しっかりBPACCを取得することが最優先です。そのうえで中長期的な話をすると、店舗全体のがんに関する専門性を高め知識のアップデートを図っていきたいです。実際、店舗の薬剤師6人でがんに優先的に対応するグループをつくり、勉強会を開催するなど動き始めています。ゆくゆくは専門医療機関連携薬局の承認も視野に入ってくるかと思います。