なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)
調剤スペシャリスト志向
がん・心不全のプロとして薬局と病院をつなぐ
宮川 丈史
(みやかわ たけし)
(みやかわ たけし)
株式会社なの花北海道(メディカルシステムネットワークグループ)
なの花薬局北大前店
薬局長
外来がん治療専門薬剤師
心不全療養指導士
なの花薬局北大前店
薬局長
外来がん治療専門薬剤師
心不全療養指導士
北海道大学卒業
宮川 丈史(みやかわ たけし)
株式会社なの花北海道(メディカルシステムネットワークグループ)
なの花薬局北大前店
薬局長
外来がん治療専門薬剤師
心不全療養指導士
なの花薬局北大前店
薬局長
外来がん治療専門薬剤師
心不全療養指導士
北海道大学卒業
なの花薬局北大前店の宮川丈史さんは、心不全療養指導士とBPACC(外来がん治療専門薬剤師)の資格をもつ心不全・がんのスペシャリストです。 病院と薬局をつなぎ「薬剤師の職域を広げる」という大目標を見据えて、日々専門性を高めています。
Career Step
キャリアステップ
2013年 | なの花北海道に入社。なの花薬局北3条店(北海道)に配属 |
---|---|
2014年 | なの花薬局南小樽店(北海道)に異動 |
2015年 | なの花薬局千歳店(北海道)に異動 |
2016年 | なの花薬局南小樽店(北海道)に異動。薬局長に就任 |
2018年 | なの花薬局北大前店(北海道)に異動。薬局長に就任 |
2022年 | 心不全療養指導士を取得。JASPOがん診療病院連携研修修了 |
2023年 | BPACC(外来がん治療専門薬剤師)を取得 |
Interview
インタビュー
薬局業界を変えたいという思いで飛び込む
Q.
なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)に入社した理由を教えてください
私はもともと病院への就職を考えていましたが、薬局の実務実習を契機に薬局に志望を変更しました。なぜなら、その薬局の実務実習があまりに「対物業務」だけの前時代的なもので、衝撃を受けたからです。
当時は薬薬連携が推進され始めた頃で、「病院薬剤師と薬局薬剤師はどんな連携をしているのだろう」と実習前にワクワクしていただけに、ひどく裏切られた気分になりました。そして、同時に「こんな薬局業界の現状を変えていけるような人間になりたい」という思いが急激に強くなったのです。
そのような動機で就職活動をしていた私がなの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)を選んだ理由は、大きくふたつです。ひとつは「風通しがよく社員の仲が良さそうだったこと」、そしてもうひとつは「企業規模が大きく、やりたいことが叶う社風」でした。
当時は薬薬連携が推進され始めた頃で、「病院薬剤師と薬局薬剤師はどんな連携をしているのだろう」と実習前にワクワクしていただけに、ひどく裏切られた気分になりました。そして、同時に「こんな薬局業界の現状を変えていけるような人間になりたい」という思いが急激に強くなったのです。
そのような動機で就職活動をしていた私がなの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)を選んだ理由は、大きくふたつです。ひとつは「風通しがよく社員の仲が良さそうだったこと」、そしてもうひとつは「企業規模が大きく、やりたいことが叶う社風」でした。
Q.
実際に働いてみて入社前の印象とギャップを感じましたか?
まったくギャップはないですね。企業説明会やイベントで感じた雰囲気の良さが、そのまま店舗の人間関係にも反映されていました。少なくとも、私がこれまで働いた店舗すべてが同じように仲良しで、本当にどこにいっても働きやすい職場だなと思います。
また、「やりたいことが叶う」という点では、病院での研修が必要な「BPACC(外来がん治療専門薬剤師)」の資格を取得したいと相談したところ、私が店舗を空けられるように人員の調整をしていただき、費用の一部も補助してもらえるなど応援してもらえました。
また、「やりたいことが叶う」という点では、病院での研修が必要な「BPACC(外来がん治療専門薬剤師)」の資格を取得したいと相談したところ、私が店舗を空けられるように人員の調整をしていただき、費用の一部も補助してもらえるなど応援してもらえました。
会社の応援でがん診療病院の連携研修へ
Q.
BPACCを取得しようと思った経緯を教えてください
BPACCについては、はじめから取ろうと思っていたわけではありません。異動した店舗に外来でがん治療をされている患者さまが多く、知識不足を感じたので勉強し始めたのがきっかけです。
BPACCをとるためには、日本臨床腫瘍薬学会が定めたがん診療病院で約1か月間研修を受ける必要があります。当然、その間は店舗の仲間に迷惑をかけてしまうため、上司に相談したところ、喜んで背中を押してくれました。このとき改めて、風通しが良く話しやすい社風であることに感謝しました。
BPACCをとるためには、日本臨床腫瘍薬学会が定めたがん診療病院で約1か月間研修を受ける必要があります。当然、その間は店舗の仲間に迷惑をかけてしまうため、上司に相談したところ、喜んで背中を押してくれました。このとき改めて、風通しが良く話しやすい社風であることに感謝しました。
Q.
連携研修ではどんな学びがありましたか?
想像以上に大変で、自分の力不足を痛感しましたね。最初はとにかくがん治療に関する知識不足の解消に努めましたが、知識が定着してからもコミュニケーション面で苦労しました。
薬局ではどちらかというと限られた情報と時間の中で、患者さまに必要な情報をお伝えすることを重視していました。ですが、病院の場合はカルテを見られますし、患者さまとお話できる時間が薬局よりも長いです。そのため、病歴や生活環境を踏まえて、より「病気ではなく患者さまを診る」という姿勢が身に付きました。
こうした気づきは実際に病院の現場で体験しなければわからなかったでしょうし、チャンスをくれた会社や店舗の仲間には感謝でいっぱいです。
薬局ではどちらかというと限られた情報と時間の中で、患者さまに必要な情報をお伝えすることを重視していました。ですが、病院の場合はカルテを見られますし、患者さまとお話できる時間が薬局よりも長いです。そのため、病歴や生活環境を踏まえて、より「病気ではなく患者さまを診る」という姿勢が身に付きました。
こうした気づきは実際に病院の現場で体験しなければわからなかったでしょうし、チャンスをくれた会社や店舗の仲間には感謝でいっぱいです。
がん・心不全の専門性を深化し、つなぐ
Q.
BPACCの取得について、会社としての取り組みはありますか?
なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)には、専門分野ごとに興味を持った薬剤師が集まるチームがあるので、領域別で認定薬剤師、専⾨薬剤師の取得を⽬指す薬剤師が集まる勉強会、症例検討会があります。いまは時勢的にオンラインでの交流が中心ですが、がんに関する専門性を高めている仲間たちと進捗を話し合ったり、良かったセミナーや書籍の情報交換をしたりして切磋琢磨しています。
現在、所属店舗が専門医療機関連携薬局の認定を得られる体制にすることをひとつの目標として取り組みをしておりますが、認定を得ることはあくまで手段であり、目的は患者さまに質の高いがん治療を届けられるようになることです。メンバー一人ひとり、その軸を忘れずに取り組んでいます。
現在、所属店舗が専門医療機関連携薬局の認定を得られる体制にすることをひとつの目標として取り組みをしておりますが、認定を得ることはあくまで手段であり、目的は患者さまに質の高いがん治療を届けられるようになることです。メンバー一人ひとり、その軸を忘れずに取り組んでいます。
Q.
今後のキャリアの展望を教えてください
私はがんの他に、心不全についても勉強して心不全療養指導士を取得しています。近年は、会社の本部と協力して近隣病院の循環器科のカンファレンスに参加できる関係性を構築できました。学生の頃に夢見ていた病院と薬局をつなぐ取り組みが少しずつ形になってきています。これからもがん・心不全の知識や経験を蓄えるとともに、「薬剤師の職能を増やす」という夢に近づくための努力をしていきたいです。
なの花薬局(メディカルシステムネットワークグループ)の先輩薬剤師