富士薬品グループ(ドラッグセイムス・ドラッグユタカ・アメリカンドラッグ)
調剤スペシャリスト志向
患者さまの「あなたに会えて幸せ」が原動力
髙谷 祐香
(たかや ゆか)
株式会社富士薬品
富士薬品本部
人事部採用課 主任
帝京大学卒業
髙谷 祐香(たかや ゆか)
株式会社富士薬品
富士薬品本部
人事部採用課 主任
帝京大学卒業
富士薬品の人事部採用課で主任を務める髙谷祐香さんは、入社後12年かけてさまざまな業態の調剤薬局、ドラッグストアで薬剤師としての経験を積んできました。これまでのキャリアの歩みについてうかがいました。
Career Step
キャリアステップ
2009年 富士薬品に入社。ドラッグセイムス西武ひばりヶ丘店(東京都)へ配属。セイムス相模大野駅前薬局(神奈川県)へ異動
2011年 あい薬局はるひ野駅前店(神奈川県)へ異動
2013年 ドラッグセイムス草加氷川町薬局(埼玉県)へ異動
2015年 薬局長に昇格
2019年 スマイル薬局久我山店(東京都)に薬局長として異動
2021年 富士薬品本部(埼玉県)人事部採用課へ主任として異動
Interview
インタビュー
さまざまな業態・科目を経験してスキルアップ
医療用医薬品、OTC医薬品ともに幅広く経験できたことは薬剤師としての自信につながりました
Q. 
富士薬品に入社した理由を教えてください
学生時代に思い描いていた理想の薬剤師像は、月並みですが「患者さまから信頼される薬剤師」でした。そして、幅広い健康相談を受けるためには医療用医薬品だけでなくOTC医薬品の知識も必要だと思ったので、薬局とドラッグストアの両事業をもった会社を選びました。私は富山県出身で、富山県から始まった富士薬品に親近感がありました。幼い頃から富士薬品のコマーシャルをテレビで見たり、店舗で買い物したりしながら育ったので、いち消費者として富士薬品に馴染みがあったことも入社理由のひとつですね。
Q. 
実際に働き始めて、入社前とギャップはありましたか?
いくつかの店舗での勤務を通じて、薬剤師として着実に成長できたと思います。たとえば、セイムス相模大野駅前薬局では小児科の処方箋が多く、調剤スキルが向上しました。あい薬局はるひ野駅前店はクリニックが集まる「医療ビレッジ」に店舗があったので、幅広い科目の処方を経験できました。また、ドラッグセイムス草加氷川町薬局は、調剤併設型ドラッグストアなのでOTC医薬品に触れる機会が増えました。

幅広い処方科目の医療用医薬品に触れ、OTC医薬品に精通したいと思っていた私にはぴったりの職場環境でした。
過誤の発見を通じて、「信頼される薬剤師」への成長を実感
「信頼される薬剤師」を一人でも増やすため、後輩薬剤師への指導も積極的に取り組みました
Q. 
その後、薬局長に昇格した経緯を教えてください
当時、不動在庫で廃棄される医薬品がもったいないという思いから、近隣の店舗と連携して医薬品の不動在庫を減らす取り組みをしていました。それが奏功し、不動在庫率の低さが全店舗でトップになったことを評価していただいたのか、ほどなくして昇格の打診がきました。

もともとリーダー気質ではないので、話をもらった当初は昇格に後ろ向きでした。ですが、「ここで断ったら成長機会を逃すことになる」という思いと、「いつでもなんでも相談していいから!」というエリアマネジャーの後押しもあり、引き受けることにしました。富士薬品グループでは薬局長になる際の集合研修がしっかりしていて、実務面だけでなくアンガーマネジメントなどの人材マネジメント研修も網羅されていることも心強かったです。
Q. 
薬局長になって6年後に、今度は本部の採用課に異動していますね?
異動を引き受けた理由はさまざまありますが、目標だった「患者さまから信頼される薬剤師」になれたと実感したことは、大きな理由のひとつです。

その患者さまは、私が調剤過誤を発見したことがきっかけで、私をかかりつけに選んでくれた女性でした。彼女がわざわざ年末に挨拶に来局して、「今年一番の幸せはあなたと出会えたことよ」と言ってくださったのです。このときは本当に嬉しくて、理想としていた薬剤師に近づけた気持ちになれましたね。今でも落ち込んだときに思い出して、自分を励ましています。

そんな折、本部から「薬剤師のやりがいを伝えてほしい」と採用課への異動の打診がありました。私のこれまでの経験を通じて、薬学生の皆さんに薬剤師のやりがいや富士薬品グループの魅力を伝えられたらと思い、異動を決意しました。
採用課での勤務が一段落したら、現場に戻る未来も視野に
もともと大勢の人の前で話すことは苦手でしたが、今では緊張しなくなりました
Q. 
採用課でのお仕事を教えてください
現在はインターンシップでの講義や、会社説明会の運営、店舗見学の引率などが主な業務です。まだ不慣れな部分も多いですが、薬学生から現場に関する質問を受けたときに何でも答えられるのは、私の強みと言えるかもしれません。インターンシップのコミュニケーション講座で講師役をするときも、実際に現場で起きたエピソードを交えながら進めるので、参加学生から参考になったという声をいただいています。

また、採用活動について心がけていることは、学生自身の将来や人生を第一に考えること。もちろん富士薬品グループに興味をもってもらえるのが理想ですが、自分のやりたい夢や目標が叶う会社を選べるようにサポートしています。
Q. 
今後のキャリアの展望について教えてください
まだ色々と検討中ですが、採用課での勤務が一段落したら現場の薬剤師に戻ることも視野に入れています。それは現場のやりがいが忘れられないという点がひとつと、結婚によるライフステージの変化もあります。富士薬品グループ内では、会社間での異動・出向も含めて、キャリアパスが柔軟な点も特徴のひとつなので、生活の変化に合わせて働き方を変えていきたいと思っています。
Message
薬学生へのメッセージ
富士薬品グループの特徴のひとつに、キャリアパスの多様性があります。先輩薬剤師のなかには「店舗運営や経営面でもっと会社に貢献するため、お金の勉強がしたい」と、希望を出して経理課で研鑽を積んでいる方もいます。グループ会社への異動・出向についても公募があり、自身の希望に沿ってキャリアをつくっていける会社です。
富士薬品グループ(ドラッグセイムス・ドラッグユタカ・アメリカンドラッグ)