みなさんこんにちは中野です。私は最近コブクロの歌をたまに聴きます。
“コブクロ”ってモツの名前からとったコミックバンドなんじゃないか?
と思って避けていました。が、聴いてみるとなかなか良いですよ。
さて、今回は『薬について勉強するとは?』を薬剤の採用観点から見て行きたいと思います。
調剤薬局は法的には日本全国どこで処方された処方箋も全て対応しなければなりません。
が、在庫のことを考えるとすべて揃えるのは不可能です。
実際には門前薬局であればどこの病院・クリニックから受けるのか予め分かった上で
出店しますので、病院やクリニックと打ち合わせをした上で薬剤を揃えます。
そうしないと院外処方箋にしたものの、薬がない!ってことになり患者さんが大混乱します。
ですので、調剤薬局の採用薬は処方箋を受ける病院・クリニックによって
左右されてしまうのが現状です。
それでは、ジェネリックを採用する際に何の情報を元に決定すれば良いのでしょうか?
薬価ですか?比較的手に入りやすいことですか?効き目ですか?
病院での薬剤採用にあたって、情報収集する項目が参考になると思いますので列記します。
【治療に関する項目】
用法・用量の設定根拠 適宜増減の範囲(最大投与量・最長使用期間)
レセプト上限の範囲(その根拠)経口剤の場合:食事の影響に関するデータ
最大投与量の症例(治療用量以外,自殺,事故例含む)
最年少投与例(使用量・期間)最高齢者投与例(使用量・期間)
【使用上の注意に関する項目】
相互作用発現の機序,作用発現時に減量する場合の目安・対処法
臨床開発での悪化,脱落,中止症例とその理由 服用や使用を忘れた場合の対応
【体内動態に関する項目】
臓器移行性 吸収部位,吸収率 代謝部位と代謝経路および代謝酵素,
代謝物の活性の有無,遺伝多型の有無 排泄部位,未変化体・代謝物の排泄率
作用発現時間,作用持続時間,性差
【非臨床試験】
薬効発現量と毒性発現量の比較 毒性の重篤度と不可逆性 催奇形性
病院ではこのくらいのことを情報収集し比較検討した上で採用薬を決めています。
調剤薬局で自薬局の採用薬について病院薬剤師と同じくらい知っている人は
どのくらいいるでしょうか??
【採用品目数が多い調剤薬局(大学病院門前等)で働く=勉強】ではないのです。
勉強したいという人はむしろ、採用品目数の少ない(クリニック受け)調剤薬局で
採用品目一つ一つについてじっくり勉強した上で、採用品目数の多いところへ
行かれた方が良いと思います。