睡眠不足で太るってホント？
2013/09/19
薬剤師のみなさん、いつもコラムを読んでいただきありがとうございます！
エムスリーキャリア 関東圏担当 後藤浩太です！
夏は暑いので食欲がなかったり、自然に汗をかいて痩せますが、
食欲の秋と言われるくらい、秋から冬にかけて太りやすい時期へ突入です。
しかし、食べることだけが太る原因ではありません。
そうです！睡眠不足で太るそうです！私も全く知らなかったのですが
面白い記事がありましたので紹介させていただきますね！
≪睡眠不足で体重が増加する理由≫
睡眠不足で太る1つめの理由は、食欲を司るぐれリンとレプチン、この2つのホルモンが
乱れるためです。※食欲を増進するホルモンがグレリン、食欲を抑制するのがレプチンです。
また、 コロンビア大学が約2万人を調査した結果によると、4時間以下の睡眠しか
取らない人は、7時間以上の十分な睡眠を取っている人に比べ、73パーセントも肥満に
なりやすいそうです。ちなみに、睡眠時間が5時間の人では50パーセント。6時間の人は
23パーセントと、睡眠時間が短いほど、肥満のリスクが上がっていくことも報告されました。
これを聞くと、「え〜、7時間も寝ていないよ」と青ざめる人も多いと思います。けれども、
実際に4時間しか寝ていない人は、過食や肥満、ストレスなどが原因で発症しやすい
2型糖尿病のリスクが高まることが、オランダのライデン大学メディカルセンターの研究から
すでに報告されています。
睡眠不足で太る2つめの理由は、「睡眠不足状態の脳は、脂肪の多い食事を欲する
傾向にある」ということです。シカゴ大学によるこの研究には世界が驚きましたが、
体形だけでなく、睡眠不足は老化を促進することも合わせて報告されています。
また、睡眠不足の状況下では、脂肪・炭水化物の多い食生活を求める
顕著な変化があったことも報告されています。
実は、日々の食事内容も睡眠と決して無関係ではありません。日が落ちて
暗くなってくると、私たちの脳内には「メラトニン」という睡眠のホルモンが分泌され、
自然な眠気が訪れます。このメラトニンの原料はトリプトファンという必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は人のからだでは作り出すことができないため、食事などで良質な
たんぱく質からしっかり補給する必要があります。
ミルクはアミノ酸スコア100の良質たんぱく質です。「眠れない夜にホットミルク」は
有名な話ですよね。ただし、日本人にはミルクに含まれる乳糖分解酵素を持たない人も
多くいます。ミルクを飲んでお腹の調子が悪くなる人は、乳糖フリーのミルクか豆乳で
代用するとよいでしょう。また、以下の食材にもトリプトファンは含まれています。
食材以外でも賢く利用したいのがハーブです。
穏やかな入眠を期待するのであれば、カモミールティーがおすすめです。
カモミールティーには老化現象のひとつである「糖化」を抑制する作用がありますので、
"スリーピング・ビューティ" を目指したい人には最適なハーブといえます。
患者様との会話のネタにぜひお使いください★
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林田 直樹
