転職メッセージ
かかりつけ薬局の重要性
2013/07/07
こんにちは、エムスリーキャリアの東です。
先週のお話に引き続き、かかりつけ薬局に関連したニュースから
かかりつけ薬局があると残薬総額が1万円以上少ない
茨城県薬剤師会の調査によると、
かかりつけ薬局があると残薬総額が1万円以上少なく、
薬局での残薬・重複薬チェックにより平均で薬剤料を5400円、
患者自己負担額を1320円減らすことができたといいます。
医療費抑制が求められるなか、かかりつけ薬局のメリットを示唆する
非常によいニュースであると思います。
単純に医療費を削減できるというだけではなく、
患者にとっても薬代の節約になり
「かかりつけ薬局を積極的に選ぶ」というインセンティブが生まれます。
薬剤師にとって、自らが働く薬局が
「かかりつけ薬局」に選ばれることは
薬剤師としての価値を高められるばかりでなく
医療費抑制に貢献し、患者の経済的負担を和らげる
非常に社会的意義のあるものだと考えることができます。
このニュースのように、
かかりつけ薬局のメリットや必要性が明らかになりつつある現状で、
「かかりつけ薬局として選ばれるためにはどのようにすればいいのか」
ということを考えるのは、薬剤師として今後重要な視点になってくる、
私はそのように考えます。
患者のニーズはどこにあるのか、どうすれば薬剤師としての価値を
最大限発揮できるのか、仕事を続けて行く上で、つねに追及していくことが
大事ではないかと私は考えています。
かかりつけ薬局に選ばれるのは薬局の質、
つまり、そこで働く薬剤師の質が大きく影響すると思います。
病院や診療所の周囲に複数の調剤薬局がある場合が多い現状で、
患者が「定着」する薬局というのはどういう薬局なのでしょうか。
私は「これからの薬剤師に求められるものは何か？」ということを
常に考えながら、薬剤師のキャリア形成のサポートを
続けて行きたいと考えています。
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杉山 賢斗
